Copa del Rey 1/4
vuelta

雨中のマニータで準決勝へ。

FC Barcelona Levante
5 1
29 de Enero - Mie 22:00 h
Camp Nou
: 25,551
Goles
  Sergi Roberto (9pp)
Adriano (28)  
Puyol (44)  
Alexis (50)  
Alexis (52)  
Cesc (68)  
Titular
Pinto 【6】 Javi Jimenez
Montoya 【6】 Nagore
Bartra 【6】 Juanfran
Puyol 【7】 Vyntra
Adriano 【7】 Nykos
Song 【6】 Camarasa
Sergi Roberto 【6】 El Adoua
Iniesta 【6】 Sergio Pinto
Cesc 【6】 Ruben
Alexis 【8】 Pedro Rios
Tello 【5】 Angel
Cambios
Iniesta→ Pedro (46) 【5】 Sergio Pinto→ Nong (32)
Cesc→ Afellay (69) 【6】 Angel→ Pallardo (59)
Alexis→ Mascherano (78) 【5】 Ruben→ Jordi Cesar (72)
Entrenadores
Gerardo Martino 【7】 Joaquin Caparros
Tarjetas
Sergi Roberto (12) Sergio Pinto (26)
Song (40) Camarasa (41)
  El Adoua (54)
Arbitro
Undiano Mallenco (navarro) 【7】
名前の次の数字は評価点:平均点【5】
Estadisticas
1a 2a Total Total 2a 1a
2 0 2 Tarjetas Amarillas 3 1 2
0 0 0 Tarjetas Rojas 0 0 0
8 8 16 Tiros a puerta 2 1 1
4 6 10 Ocasiones de Gol 2 1 1
4 4 8 Corners 1 0 1
0 2 2 Fueras de juegos 0 0 0
8 7 15 Faltas 1 0 1
78%   77% Posesion del Balon 23%   22%
Formacion

オイエル、ジョナタン、ネイマールが怪我で、チャビ、セルヒオ、アルベス、クエンカが監督判断で招集外。バルデス、ピケ、ペドロ、メッシ、マスチェラーノ、ジョルディ・アルバ、アフェライがベンチスタート。週末のマラガ戦に続いて先発だったのはセスクとアレクシスのみという先発イレブン。セスクは今回は偽9番となっている。プジとイニエスタが怪我からの復帰。

交代はいずれも興味深い3つ。まずハーフタイムでイニエスタがお役御免となり、ペドロがピッチへ。アレクシスが中央へと移った。2人目はセスクからアフェライ。最後はアレクシスに代わってマスチェラーノが入り、ピボーテを務めた。ソングが少し前のポジション、ロベルトが偽9番に。

Titular Final
先発 終了時
Goles
  Sergi Roberto (9pp)
Adriano (28)  
Puyol (44)  
Alexis (50)  
Alexis (52)  
Cesc (68)  
Reporte

敵地でのイダに1-4で勝利しており、平日の22時キックオフで、ただでさえ寒いのに激しい雨・・・というスタジアムで試合を見るにはこれ以上ないほどの厳しい条件化で行われたこのレバンテ戦。当然の結果として観客数は伸びず、今宵の25,000人余はむしろクレの鑑として感謝状を贈られるほどの価値がある。同じく、モチベーションが難しい中で気を抜かず、5-1で勝利を収めた選手たちも立派だった。

不運なオウンゴールでレバンテ先制

決着はまだ付いていないとはいえ、現実的に大どんでん返しは考えにくい状況。タタ・マルティーノとホアキン・カパロスの両監督はこの試合に、多くのメンバーを入れ替えて臨んでいる。特にバルセロナは日曜日のマラガ戦からは9人の変更。連続で先発したのはセスクとアレクシスのみだった。一番のニュースは、怪我から復帰したイニエスタの先発出場だ。

試合はまず、レバンテの攻勢で始まる。失うもののない彼らは非常に集中してゲームに入り、エンジンの温まっていないバルサを激しくプレッシング。人数をかけて攻め上がり、サプライズを狙っていった。その熱意が報われ、開始9分にカパロスチームは先制点をモノにしている。

それは右のコーナーキックだった。プジョルにチェックされていたビントラ(リーガでの引き分けの立役者の1人)のヘッド弾は明後日の方向へと飛ぶのだが、これが運よくセルジ・ロベルトの背中で跳ね返ってゴールへ。意表をつかれたピントは反応することができなかった。

アドリアーノ・ゴラッソ

しかし、試合後にスビサレッタが「0-1となって集中が高まった」と語るように、タタチームはこの失点に動揺することなく、ペースを掴んでいく。16分にはモントーヤからのパスを受けたセルジ・ロベルトの惜しいシュートがあり、25分にはテージョのフリーキック(大きく枠の上)なる珍しい場面も。しかし1-1となるゴールを決めたのは意外なる人物、アドリアーノ・コレイアだった。

それは28分のこと。エリア前での包囲からセスクのパスを受けたアドリは、その左脚を一閃。ボールは鋭い放物線を描きながら、GKハビ・ヒメネスの左(向かって右)へと突き刺さっている。ヒメネスは最初右にステップしており、シュート変化の大きさを物語る。

愛娘に捧げるプジーの逆転ヘッド

この後、ゲームはしばらく大きな見せ場なく行われていくのだが、1-1で前半終了かなと思われた44分、突如ネットを揺らしたのが我らのカピタンプジョルだった。それはテージョが蹴った、左からのコーナーキックでのことだ。バルトラとともにニアにダッシュしたプジーがジャンプ一番、気持ち良いヘッドを逆サイドへと叩きつけて2-1に。およそ1年ぶりとなるゴールをプジョルは、先日生まれた長女のマヌエラちゃんへと捧げている。

アレクシスSHOW

当初の予定どおり、イニエスタがベンチへと退いて始まった後半(ペドロが登場)。ここで主役となって大いにアピールしたのが、偽9番として中央に位置を変えたアレクシス・サンチェスだった。

サンちゃんはわずか2分ちょっとで2ゴールを決めている。まずは50分、テージョが左サイドを攻め上がり、何故だか中央を突進していたモントーヤにリクエストどおりのパスを供給。モンちゃんのシュートはハビ・ヒメネスによって勢いをそがれるのだが、詰めていたアレクシスが難なく押し込んで3-1としている。

そして52分にはアドリアーノの強力シュートがデフェンサに当たりつつクロスバーに弾かれたところを、誰よりも速く、疾風のように現れたサンチェスが仕留めて4-1に。レバンテの守備陣が傍観するなかで、ただ一人こぼれると信じて走っていたアレクシスの嗅覚が生んだゴールだった。ごっつぁんも そこにいなけりゃ もらえない。

セスク弾でマニータ完成

レバンテは60分、カウンターからペドロ・リオスが決定的チャンスを手にするのだが、彼のシュートはあえなくクロスバー上空を通過。一方でハビ・ヒメネスがペドロのシュートを肩口でブロックするという場面もあった(62分)。そして68分、中央のアレクシスからパスを受けたセスク・ファブレガスが、エリア右から左足シュートを蹴り込んでマニータは完成する。おや、やけに呆気なく決まったね、という印象のゴールだった。

20分ほどを残し5-1となったところで、マルティーノ監督は交代を行っていく。まずはゴールを決めたばかりのセスクがお疲れ様となり、アフェライが登場。GKにキャッチされはしたものの、79分にはエリア正面から思い切りの良いシュートを放っている。

タタさんはそして77分には、アレクシスをベンチに下げてマスチェラーノを投入。ヘフェシートは今回はセントラルではなく、ピボーテとしての起用だった。ペップやティトには見られなかった、マルティーノらしい起用法だ。

こうしてレバンテを合計得点9-2で退けたバルサが、危なげなくコパ準決勝へと進出。おそらくはレアル・ソシエダと、決勝戦へのチケットを競い合うことになる。もう一つの準決勝は、マドリーダービー。

試合終了後のマルティーノ監督のコメント】