Historia del Barça
クラックたちの加入 (Incorporcion de los Cracks)
バルセロニスタに大いなる希望を与えたクライフの初年度は、リーグ2位、レコパ杯獲得というものでした。大満足のいくものではありませんでしたが、まだ一年目。勝負は二年目以降にかかっていました。そしてクライフは、後にドリームチームと呼ばれる選手たちを次々と獲得していくのです。 1989年夏、クレにとってアイドルだったリネカーが構想外という形でチーム去り、その代わりにミカエル・ラウドルップとロナルド・クーマンがバルサにやってきます。ユベントスでパッとしなかったラウドルップと、ユーロ88での活躍は鮮烈だったものの、史上類を見ない高額移籍金による獲得となったクーマンと。当初、クライフの狙いを理解していた者はほとんど存在していませんでした。 けれども彼らはこの89/90シーズン、なぜ自分たちがバルサにやってきたのかを示す活躍を見せ、ファンの心を掴み取っていきます。攻撃をオーガナイズし、スペクタクルを提供するラウドルップ、生まれもってのキャプテンシーと強烈なフリーキックで存在感を示すクーマン。シーズンが進むにつれ、彼らはファンのアイドルとなっていきます。 しかしクライフのフットボルはまだ完全に開花はせず、リーガ優勝はまたもレアル・マドリーに持っていかれてしまいました。空前絶後の5連覇。唯一マドリを破ることで国王杯を手にしたことが、バルセロニスタにとっての慰めでした。 失敗の許されないクライフ3年目となる90/91シーズン、もうひとりの超絶クラックがバルサの門をくぐります。ウリスト・ストイチコフ。
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