Liga Española
jornada 19

序盤は苦しむも、終わってみればゴレアーダ。
デニス初得点、ブスケツ負傷。

SD Eibar FCBarcelona
0 4
22 de Enero - Dom 20:45 h
Ipurua
: 6,340
Goles
  Denis Suárez (31)
  Messi (49)
  Luis Suárez (68)
  Neymar (90+1)
Titular
Yoel 【7】Ter Stegen
Capa 【5】Sergi Roberto
Dos Santos 【6】Umtiti
Lejeune 【6】Mathieu
Luna 【6】Jordi Alba
D. García 【sc】Busquets
Escalante 【6】Rakitic
Pedro León 【5】Arda
Adrián 【8】Messi (c)
Inui 【7】Suárez
Sergi Enrich 【7】Neymar
Cambios
Adrián→ Fran Rico (74) Busquets→【7】Denis Suárez (10)
Inui→ Rubén Peña (77) Sergi Roberto→【6】Aleix Vidal (64)
Luna→ Rivera (81) Luis Suárez→【5】Alcácer (75)
Entrenadores
José Luis Mendilibar 【6】 Luis Enrique
Arbitro
José María Sánchez Martínez (murciano)
Tarjetas
Escalante (26) Arda (42)
Capa (39)  
Sergi Enrich (43)  
名前の次の数字は評価点:平均点【5】
Estadisticas
1a 2a Total Total 2a 1a
3 0 3 Tarjetas Amarillas 1 0 1
0 0 0 Tarjetas Rojas 0 0 0
5 9 14 (6) Tiros a puerta 14 (7) 5 9
2 1 3 Ocasiones de Gol 9 4 5
2 6 8 Corners 5 2 3
2 1 3 Fueras de juegos 2 1 1
8 4 12 Faltas 4 1 3
197 258 455 pases 634 303 331
40%   43% Posesion del Balon 57%   60%
Formacion

イニエスタ、ラフィーニャが負傷欠場。マスチェラーノが出場停止。マシップが監督判断で招集外。ピケ、デニス、シレセン、アルカセル、ディニェ、アンドレ・ゴメス、アレイシがベンチスタート。

負傷者+出場停止などの影響で幾つかのポジションでローテーション。ピケが温存され、ウンティティとマティエウがセントラルでコンビを組んだ。ピボーテはブスケツが先発。インテリオールはラキティッチ(リーガでは第14節クラシコ以来の先発)とアルダの組み合わせとなった。イニエスタがいないことでメッシが中央でゲームメイクを受け持ち、スアレスが右へ流れた。

ブスケツが接触による負傷で10分にデニス・スアレスと交代。ラキティッチがピボーテに移動した。2人目の交代はセルジ・ロベルトに代えてアレイシ・ビダル。最後はルイス・スアレスがお役御免となって、パコ・アルカセルに出番。

Titular Final
先発時 終了時
Goles
  Denis Suárez (31)
  Messi (49)
  Luis Suárez (68)
  Neymar (90+1)
Reporte

木曜のアノエタに続くバスク遠征となる、イプルアを訪れてのSDエイバル戦。序盤のバルサは果敢にプレッシングを仕掛けてくるエイバルの前にパスをつなぐことが出来ず、ブスケツが負傷交代するなど苦しい展開となったが、ピンチを凌ぎデニス・スアレスの先制点が決まった後は試合を支配。後半にクラックたちが順調に点を重ね、最終的には0-4の大勝となった。スコアが示すほどの快勝ではないが、ピケ温存で無失点なのは良い結果といえる。1月に出来すぎると逆に後が不安なので、このくらいの感じが良いかもしれない。

エイバルの圧力、ブスケツ負傷交代

気合の入ったアノエタでの試合から中2日。小さな町の小さなスタジアム。良好とは言えないピッチ状態。そして勇猛果敢なエイバルの激しいプレッシング。イニエスタが負傷欠場。それらの要因が重なり、ゲーム序盤のバルサは相手の圧力の前に次々にボールを失うこととなった。バスクチームの激しい寄せの、物理的な被害者となったのはエスカランテに右足首を踏まれ、わずか10分にして担架でピッチを去ることになったセルヒオ・ブスケツだ。クラブ医療部の発表によると、足首外側靭帯の捻挫。重傷でなかったのは幸いだが、非常に替えの効きにくい選手だけに、短期間とはいえ離脱は痛い。

25分を過ぎる頃まで、試合はエイバルのリズムで進んでいった。特に危なかったのは25分、マティエウからアルダへのボールを奪われてからのアドリアンのミドルシュートで、横っ飛びテル・ステーゲンのパラドンが辛うじてホームチームの先制を阻止している。このあたりは文字どおり我慢の時間帯となっていた。

デニスのバルサ初得点で先制

その後、バルサは徐々にリズムを掴み始めていく。イニエスタのいないこのエイバル戦で、ゲームメイクを担当したのはレオ・メッシだ。試合が進むにつれギガクラックは持ち前の展開力、キープ力、突破力でチャンスを創出。ネイマールへの斜めのパスが、良い攻め手となっていた。スコアが動いたのは31分のことだ。メッシのシュートがDFに当たったこぼれ球を、デニス・スアレスが思い切り良くエリア外から叩くと、ボールはゴール左端へ一直線。デニスにもクレにも嬉しい、バルサでの初ゴールとなった。

0-1としたことでルーチョチームは落ち着き、プレーは主にエイバル陣内で展開されていった。ハーフタイム前にはバルサのゴールチャンスが連続。特に42分のメッシのドリブル、スアレスのポスト、メッシのスルーパスと崩してのネイマールのシュート(GKヨエルが左足でブロック)はスピード感もあり美しかっただけに、決まってほしいところだった。46分にはまた、ライン裏へと抜け出したスアレスの1対1シュートが右ポストに弾かれている。

トリデンテの破壊力

後半は前半と同じように、エイバルのプレッシングで始まった。しかし前半との違いは、ハーフタイム後のバルセロナはバスクチームの圧力にどう対応すれば良いかを知っており、エイバルの体力も消耗していたことだ。試合の大勢は50分、クラックのパンチ力によって決する。グラウンド中央でボールを受けたメッシが速攻を開始し、右のスアレスへと展開。9番が一瞬の溜めを作ってエリア内へとクロスを送り込むと、走りこんだレオが直接左足で合わせてゴールを陥れるのだから、その上手さには毎度のことながら舌を巻く。

エイバルはそこから反発心を見せる。53分にはアドリアンがヘディングでテル・ステーゲンを破ったかに思えたのだが、これはオフサイドのために得点と認められず。1-2だと相手がまた活気付いていただけに、バルサとしては助かった。

ホームチームの同点へのわずかな望みを打ち砕く0-3弾は68分、ルイス・スアレスの抜け目なさと強さによって生み出される。“キラー”はエイバルのバックパスが甘くなったのを見逃さず、強引にボールを奪い取ると、GKヨエルへ向かって激走。最後はニアサイドを貫くシュートによってゴールネットを揺らしている。奪取からのボールの運び方、シュートに至るまで、どれも完璧だった。

勝利を揺るぎないものとしたバルサはその後、ネイマールにも得点をあげさせることに目標を定める。そしてそれを最終的に達成するのだが、追加タイムに決めるのがイチゴ乗せ職人のネイたるところか(アシストはアレイシ)。最後までゴールを狙い続ける意思がこれらのゴールにつながっている。国王杯に続き、リーガでも113日ぶりにゴール不運が終わったことは(第7節のセルタ戦以来)、来月に控えるCL再開に向けても良いニュースだ。

ということで年始の不調は過去のものとなり、バルサはこれで公式戦4連勝。イニエスタ、ブスケツと中盤の主力が負傷し、セルジ・ロベルト、ジョルディ・アルバらも少々心配ではあるものの、チーム一丸でこの厳冬期を(ぼちぼちでも良いので)乗り越えていきたい。雰囲気はとても良くなってきている。