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Liga de Campeones
jornada 4

前半はバルサが支配。
後半はエラーが響き、ペップシティが逆転勝利。

Manchester City FCBarcelona
3 1
1 de Noviembre - Mar 20:45 h
Ethihad Stadium
: 55,000
Goles
  Messi (21)
Gündogan (39)  
De Bruyne (50)  
Gündogan (73)  
Titular
Caballero 【4】 Ter Stegen
Zabaleta 【3】 Sergi Roberto
Stones 【5】 Mascherano
Otamendi 【6】 Umtiti
Kolarov 【5】 Digne
Fernandinho 【3】 Busquets
Gündogan 【4】 Rakitic
Silva 【5】André Gomes
Sterling 【6】 Messi
Agüero 【5】 Suárez
De Bruyne 【5】 Neymar
Cambios
Fernandinho→ Fernando (60) Rakitic→【4】Arda (61)
Sterling→ Navas (70) André Gomes→【4】Rafinha (76)
De Bruyne→ Nolito (87)  
Entrenadores
Josep Guardiola 【5】 Luis Enrique
Arbitro
Viktor Kassai (hungria)
Tarjetas
Sterling (10) Rakitic (19)
Kolarov (59) Neymar (28)
  Busquets (75)
名前の次の数字は評価点:平均点【5】
Estadisticas
1a 2a Total Total 2a 1a
1 1 2 Tarjetas Amarillas 3 1 2
0 0 0 Tarjetas Rojas 0 0 0
5 8 13 Tiros a puerta 8 4 4
2 4 6 Ocasiones de Gol 4 1 3
2 3 5 Corners 7 4 3
1 1 2 Fueras de juegos 2 2 0
6 9 15 Faltas 16 6 10
180 148 328 pases 600 288 312
41%   41% Posesion del Balon 59%   59%
Formacion

ピケ、アルバ、マティエウ、イニエスタ、アレイシが負傷欠場。マシップ、アラニャが監督判断でベンチ外。シレセン、デニス、アルダ、ラフィーニャ、アルカセル、ニリ、マルロンがベンチスタート。

いまだ怪我人が多く、ビッグマッチでの選択肢は余りない。実験は行われず、ほぼ予想どおりの先発イレブンとなった。唯一不明だったイニエスタの代役にはフィジカルに優れるアンドレ・ゴメスが選ばれた。キックオフ直後はマスチェラーノとウンティティの配置は逆。

後半はシティの攻勢に応対しきれず、ほぼ良いところ無し。交代の1人目はラキティッチに代えてアルダ・トゥランでゴメスが右へ移動。続いてそのゴメスも交代となり、ラフィーニャが入った。メッシが中央へ行くので、ラファは右前線に出る形。

Titular Final
先発時 終了時
Goles
  Messi (21)
Gündogan (39)  
De Bruyne (50)  
Gündogan (73)  
Reporte

エティハド・スタジアムを訪れてのチャンピオンズ第4節、マンチェスター・シティ対FCバルセロナは後半に試合を支配したホームチームが3-1で勝利。バルサはレオ・メッシの得点で先制に成功したものの、守備的なエラーから同点とされ、後半は良いところなく逆転を許した。シティの得点はグンドガンが2つ、デブルイネが1つ。この第4節にてグループステージ突破を確定させた勝ったバルサだったが、勝点は9のまま変わらず、1/8ファイナル進出は次節以降に持ち越しとなった。

メッシ&ネイの高速カウンター

このシティ戦でアンドレス・イニエスタの代役に誰を選ぶか。ルイス・エンリケの下した決断は、フィジカルに優れたアンドレ・ゴメス起用だった。ポルトガル人セントロカンピスタはその期待に応え、前半は特に豊富な運動量と得意の攻撃参加でチームに貢献。非常に良い印象を見る者に与えた。

バルサ監督のサプライズはむしろセントラルの配置にあった。立ち上がりのバルサは、右セントラルを左利きのサムエル・ウンティティが、左を右利きのマスチェラーノが担当。ウンティティセルジ・ロベルトのサポートをさせるなど守備的な狙いがあったと考えられるが、20分頃からは通常の配置へと戻されている。

試合序盤はプレッシングの応酬。どちらも思うようにパスをつなげない時間がしばし続いたが、バルセロナが徐々にペースを掴むようになっていった。マンチェスターの攻撃はスピードのあるスターリングのサイド(バルサから見て左)が中心。アグエロがそこに絡むと、実に厄介だった。

前半21分、バルセロナの先制点は得意のポゼッションから、ではなく必殺のカウンターから生まれた。シティのセットプレーを凌いでメッシがボールを受け取ると、左前線にいたネイマールへとロングパス。ネイはそのままドリブルで攻め上がると、ここぞのタイミングで中央へと入ってきたレオへと正確なボールを戻し、バルサの10番が確実にGKカバジェロを打ち破ったのだった。惚れ惚れする程に完璧なカウンター。この感じなら余裕で勝つんじゃない?とここで思ったことを認めよう。

守備のエラーから同点に

見事先制に成功したバルサは、そこから波に乗っていった。心理的ダメージを受けるマンチェスターのゴールエリアに、押し寄せるアスルグラナ(この夜は紫ピンク)の波。ネイマールルイス・スアレスの決定機が決まっていれば、試合がそのままバルサのものになっていた可能性は高かっただろう。しかし、そういった好機を逃せば、しっぺ返しが来るのがフットボル。ルーチョチームは1つのエラーから同点弾を許すことになる。

それは39分のことだ。プレッシングを受けたセルジ・ロベルトから中央のブスケツへと送られたパスが精度を欠き、アグエロがボールを奪取。そこからのトライアングルパスは美しく、右のスターリング、最後に仕留めたグンドガンへの流れるようなボール展開はどれも一級品だった(1-1)。

この夜のセルジ・ロベルトは出来が悪かった。同点のきっかけとなっただけでなく、危ういボール喪失は3-4回はあっただろう。ポストをかすめたフェルナンジーニョのシュートも、ロベルトの失敗から。フル稼働するシーズンはこれが初めてゆえ、疲労が溜まってきたのかもしれない。右ラテラルは守備時の戻りにも精彩を欠いていた。

ゴメス弾がクロスバーに弾かれ...

精彩を欠く、と言えばセルヒオ・ブスケツも心配だ。この試合に向けて週末のグラナダ戦を温存されたメディオセントロではあったが、どうやら今のセルヒオには1試合の休養では不十分なようで。後半は周囲のポジショニングもいまいちだったため、ブスケツもシティのプレッシングに四苦八苦、期待されるような余裕のいなしを見ることは出来なかった。後半のバルサはボール支配率で上回っていたことが奇妙なほど。2-1となったデブルイネのフリーキックも、セルヒオのファールによるものだった(50分)。

早い時間帯に逆転に成功し、押せ押せとなるシティ、沸き上がるエティハド。バルセロナにとって痛かったのは、流れを引き戻す決定機をあとわずかのところで逃してしまったことだ。デブルイネの逆転弾から数分後、ルイス・スアレスの股抜きから始まった特大のゴールチャンスで、アンドレ・ゴメスの放ったシュートはクロスバーを直撃。ほとんど無人のゴールに流し込めばよかった場面につき、これは決めておきたかった。

後半のバルセロナの決定機は、このゴメスの1回のみだった。そのすぐ後には、今度はデブルイネの決定的シュートがポスト横を通過。ひとまずピンチを逃れたバルサだったが、選手交代によっても改善の兆しは見えず、トリデンテの個人技くらいにしか期待できるものはなかった。そして73分、カウンター攻撃からグンドガンのゴールが決まって勝負あり。アシストをしたのがアグエロのハンドだったことで議論を呼んでいるとはいえ、どちらにせよこの後半でバルサの勝利を想像するのは難しい。

ということでルーチョバルサのグループステージ突破は、次節以降に持ち越されることになった。勝点9のバルセロナがC組の首位であることに変化はなく(シティは同7で2位)、第5節にセルティック・パークで勝利することで1/8ファイナル進出確定。最終節はクラシコ直後だけに、なんとか次で決めておきたいところだ。