Liga Española
jornada 1

ゴレアーダでリーガ好発進。
スアレス、メッシ今季もえぐそう。

FC Barcelona Betis
6 2
20 de Agosto - Sab 18:15 h
Camp Nou
: 65,731
Goles
Arda Turan (6)  
  Ruben Castro (21)
Messi (37)  
Luis Suárez (42)  
Luis Suárez (56)  
Messi (57)  
Luis Suárez (82)  
  Ruben Castro (84)
Titular
Bravo 【5】 Adan
Sergi Roberto 【7】 Bruno
Piqué 【6】 Mandi
Umtiti 【7】 Pezzella
Jordi Alba 【7】 Cejudo
Busquets 【7】 Petros
Rakitic 【7】 Jonas
Denis Suárez 【7】 Felipe
Messi 【9】 Durmisi
Luis Suárez 【9】 Sanabria
Arda Turan 【8】 Ruben Castro
Cambios
Denis→ Munir 【6】(70) Jonas→ Ceballos (35)
Jordi Alba→ Digne 【7】(76) Felipe→ Musonda (54)
  Petros→ Fabian (59)
Entrenadores
Luis Enrique 【7】 Gustavo Poyet
Arbitro
Undiano Mallenco (navarra)
Tarjetas
Luis Suárez (62) Cejudo (45)
  Ceballos (68)
  Ruben Castro (77)
名前の次の数字は評価点:平均点【5】
Estadisticas
1a 2a Total Total 2a 1a
0 1 1 Tarjetas Amarillas 3 2 1
0 0 0 Tarjetas Rojas 0 0 0
10 15 25 Tiros a puerta 4 2 2
4 8 12 Ocasiones de Gol 2 1 1
4 6 10 Corners 2 1 1
2 2 4 Fueras de juegos 0 0 0
9 7 16 Faltas 12 9 3
384 441 825 pases 391 186 205
78%   77% Posesion del Balon 23%   22%
Formacion

テル・ステーゲン、イニエスタ、マスチェラーノ、マティエウが負傷欠場。アンドレ・ゴメスが出場停止。ネイマールとラフィーニャは五輪参加中。ドグラス、サンペール、ムニール、ディニェ、アレイシ、マシップ、カプトゥムがベンチスタート。

怪我人などで思いのほか人がいない。新戦力ではウンティティとデニスが先発を飾った。右ラテラルはセルジ・ロベルト。ジョルディが先発に復帰。偽の左エストレーモは今回もアルダ・トゥラン。ブラボはこれがバルサでの最終試合。

交代は2人。まずはデニス・スアレスに代えてムニール。アルダがインテリオールとなった(今後へのテスト)。続いてジョルディ・アルバがお役御免となってディニェ登場。新加入選手たちがすでに計算できる戦力となっている。

Titular Final
先発時 終了時
Goles
Arda Turan (6)  
  Ruben Castro (21)
Messi (37)  
Luis Suárez (42)  
Luis Suárez (56)  
Messi (57)  
Luis Suárez (82)  
  Ruben Castro (84)
Reporte

今年もメッシスアレスは相手守備陣にとっての悪夢となるだろう、と強く印象付けたリーガ開幕戦。フットボルへの意欲をそのプレーから濃く発散させるレオに導かれたバルサが、ベティスを6-2のゴレアーダで粉砕し白星発進を決めた。理不尽王ルイス・スアレスはいきなりのハットトリック。セルジ・ロベルトの右ラテラル良く、新加入選手たち(ウンティティデニスディニェ)らの適応良く、8月とは思えない仕上がりぶりに逆に困惑しつつも、楽しいシーズンになりそうだとの期待に胸弾むゴールショーだった。そしてクラウディオ・ブラボ、これまでありがとう。

アルダ、両ラテラルとメッシ

滑り出しは順調だった。開始わずか6分にして先制弾を決めたのは、このところ波に乗っているアルダ・トゥランレオ・メッシが大きく左に振ったボールにジョルディ・アルバが飛び出し、グラウンダーのセンタリングを上手く位置修正したアルダが冷静に右足アウトサイドで流し込んで見せたのだ。トルコの魔術師はこれで2試合連続ゴール(計3点)。自信とボスの信頼は人を大きく変えるものだ。

アシストのジョルディ・アルバは、やや驚きの先発起用だった。体調不良と筋肉トラブルで出遅れたうえ、プレシーズンマッチではルーカス・ディニェが良い働きをしていたために今回はベンチかもと思われたが、ルイス・エンリケアルバを選択。メッシとの関係性が表すように、先発争いではまだカタランラテラルに一日の長がある。偽エストレーモのアルダが中へ入ることで、アルバが上がるスペースを作り出していた。

メッシリーダーとの関係性では、右ラテラルのセルジ・ロベルトも素晴らしかった。適切なタイミングで攻撃に加わり、大エースに選択肢を提供。37分の2-1弾(中央へ切れ込んで左足ミサイル)アシストはその良い見本で、正確にボールを送れるセルジメッシはとても信頼しているようだ。ロベルトは42分にもルイス・スアレスの3-1(折り返しを直接逆ポスト際へ)をお膳立て。これらはいずれも普通では決まらないゴラッソで、今季のMSにも相変わらずの決定力が期待できそうだ。

マジェンコ

一方、ウンディアノ・マジェンコ主審は今回も再びバルセロニスタの不評を買っていた。ルイス・スアレスの得点機がオフサイド判定されたりとか(3分)、セルジ・ロベルトの微妙なハンド判定とか(17分)、スアレスがエリア内で後ろから押し倒されてもスルーとか(26分)、ルベン・カストロの同点弾のきっかけとなったデニスへの厳しいファール判定(20分)とか。そういった判定へのもやもやを圧巻のプレーで消し飛ばしたのが我らのメッシ王で、そのあたりのムードを変える力を含めてレオは偉大なり。

切れ味冴えわたるメッシ

3-1で迎えた後半、バルセロナはギアを落とすことなく、ベティスの心を徹底的に折らんとばかりに攻勢を強めていった。チームを引っ張っていたのはもちろんメッシだ。我らの10番は48分、49分、50分とシュートを放ち、51分にデニス、54分にルイスへと決定的パスを送るなど追加点に非常に意欲的。そして56分には相手CKからのカウンターでルイス・スアレスの得点をアシストすると(アルダも良い連係)、57分にはアルダのカット&アシストを受け、自らネットを揺らしてマニータを完成させている。メッシがボールを持てば、いかなる瞬間も相手チームは被弾の脅威にさらされる。そんな具合だ。

60を待たずして5-1とされたベティスにとって、残り30分間の集中力を保つのは難しかったことだろう。バルセロナはその後も圧倒的にゲームを支配。危なげなくボールを保持すると、82分にはルイス・スアレスがフリーキックまで決めていきなりハットトリックを達成している。この数時間後に行われた五輪決勝ではネイマールもフリーキックでネットを揺らしており、その破壊力がエリア周辺でのファールへの抑止力になるといい。84分のルベン・カストロのゴラッソはまあ、さすがのベテランの決定力ということで。

ということでリーガ開幕戦は期待を上回るフットボルショーにて6-2の完勝。熟成されたチームに新戦力たちが順調に適応し、また新たなエネルギーをもたらしていることはバルセロニスタの期待感を大いに膨らませる。始まったばかりではあるが、良いシーズンになりそうだと信じさせる好ゲームだった。