Liga de Campeones
jornada 5

メッシ王復活を祝うゴール祭り。
グループEの首位確定。

FC Barcelona AS Roma
6 1
24 de Noviembre - Mar 20:45 h
Camp Nou
: 71,433
Goles
Luis Suarez (15)  
Messi (18)  
Luis Suarez (44)  
Pique (55)  
Messi (59)  
Adriano (77)  
  Dzeko (90+1)
Titular
Ter Stegen 【8】 Szcesny
Alves 【7】 Maicon
Pique 【8】 Manolas
Vermaelen 【7】 Rudiger
Jordi Alba 【7】 Digne
Busquets 【8】 Pjanic
Rakitic 【7】 Keita
Sergi Roberto 【7】 Nainggolan
Messi 【9】 Florenzi
Suarez 【9】 Dzeko
Neymar 【8】 Iago Falque
Cambios
Busquets→ Samper 【7】(46) Nainggolan→ Iturbe (46)
Pique→ Bartra 【7】(56) Florenzi→ Vainqueur (58)
Sergi Roberto→ Adriano 【7】(64) Pjanic→ Salih Uçan (75)
Entrenadores
Luis Enrique 【8】 Rudi Garcia
Tarjetas
Pique (41) Vainqueur (62)
Alves (57)  
Messi (63)  
Arbitro
Cüneyt Çakir (turco)
名前の次の数字は評価点:平均点【5】
Estadisticas
1a 2a Total Total 2a 1a
1 2 3 Tarjetas Amarillas 1 1 0
0 0 0 Tarjetas Rojas 0 0 0
5 13 18 Tiros a puerta 8 6 2
5 6 11 Ocasiones de Gol 3 3 0
5 6 11 Corners 3 1 2
6 3 9 Fueras de juegos 2 0 2
5 8 13 Faltas 12 8 4
75%   66% Posesion del Balon 34%   25%
Formacion

ドグラス、ラフィーニャが負傷欠場。マスチェラーノ(打撲)も大事をとって欠場。マシップ、サンドロが監督判断で招集外。ブラボ、イニエスタ、バルトラ、ムニール、アドリアーノ、マテュー、サンペールがベンチスタート。アルダとアレイシは出場できない。

ローテーションを少々。イニエスタが温存され、ベルマーレンが先発起用された。GKはテル・ステーゲン。セルジ・ロベルトはもはやレギュラー格。ラキティッチとメッシが負傷回復後の初先発となってフル出場。ローマを押し込んでいたので、アルベスはだいたい高い位置にいた。

最初の交代はハーフタイム明けで、ブスケツをお役御免にしてサンペール。コパ・ビジャノベンセ戦についで今季2試合目の出場。二人目はピケを休ませ、バルトラに出番。最後は相手のタックルで脚にダメージを受けたセルジ・ロベルトをベンチに下げてアドリアーノをピッチへ。同じインテリオールに入った。

Titular Final
先発 終了時
Goles
Luis Suarez (15)  
Messi (18)  
Luis Suarez (44)  
Pique (55)  
Messi (59)  
Adriano (77)  
  Dzeko (90+1)
Reporte

リオネル・メッシの2ヶ月ぶりとなる先発復帰戦を、チームが総力をあげて大ゴレアーダ祭りにし、チャンピオンズグループEの首位通過を確定させた試合。向こう見ずにも前へと出てきたASローマを6-1で粉砕した。バルセロナはスアレス、メッシが2ゴールを決めただけでなく、ピケとアドリアーノもそれぞれ1ゴール。トリデンテの一角ネイマールは得点にこそ恵まれなかったが、切れ味鋭いプレーで圧勝に貢献した。クラシコに続く快勝に、クレも大満足。この調子でいければ春には大きなことが成されているであろう、との信頼は日増しに強まってきている。

バルサが試合を支配

レアル・マドリーをベルナベウで粉砕(0-4)し、レオ・メッシもチームに戻ってきたことで、今のバルセロナの士気は非常に高く、そこらのチームでは手の付けられない状態となっている。クラシコから中2日と過密日程ではあるが、ルイス・エンリケが送り出した選手たちに疲れた様子はなく、ゲーム序盤からローマを圧倒。一方的に攻撃を続けた

中盤ではアンドレス・イニエスタがベンチに温存されたが、その影響は感じられなかった。セルジ・ロベルトがすでにレギュラー格へと成長していることに加え、復帰したメッシの意欲がすばらしいことでチームもさらに発奮。歯車がかみ合い、良いエンジン音を響かせた。ブランクなど感じさせることなく、すぐさまハーモニーを奏でるトリデンテの一体感

1/8ファイナル進出のために勝点が欲しいローマは、バルサの中盤に圧力をかけるよう、ラインを高く設定してきた。しかしながら半端なプレッシングでは今のルーチョチームは苦しくはならない。バルセロナは次々にライン裏のスペースを突き、ゴールへと迫っていった。そのなかで今日も際立っていたのがセルヒオ・ブスケツ。彼の長短織り交ぜたパスと守備、セルジ・ロベルトの気の利いたポジショニング、ラキティッチのカバー(+アルベスアルバ)により、バルサは気持ちよくグラウンド中央を支配した。ローマがバルサ陣内に攻め入ったのは数えるほど。前半にテル・ステーゲンを驚かせたのは13分のゼコのヘッド(枠外)くらいだった。

前半で3-0

ボールとゲームを支配すれば、トリデンテがネットを揺らすのは時間の問題となる。最初のゴールを決めたのはルイス・スアレスだった。15分、ネイマールからの長〜い縦パスにダニ・アルベスが抜け出し、DFとGKを引き付けて左へとパス。スアレスがそれを確実に押し込み、バルサが早々に先制点を奪い取った(1-0)。

さらにその3分後には、これまたえげつないゴールが生まれる。トリデンテが細かいパスで密集陣形を崩し、最後はレオがふんわりシュートで仕上げるのだが、このゴールに至るまでにチーム全体で27本のパスをつないでいるのだ。自陣エリア横からボールを回し始め、23本目のネイマールで一気に加速。メッシ、再びネイマール、再びメッシスアレスの浮き球パス、エリアに切れ込んだメッシのGK頭上を越すシュート、とバルサエッセンスがたっぷり詰まったゴラッソだった(18分、2-0)。

バルセロナはさらに前半終了目前、ルイス・スアレスがこれまたゴラッソを決める。エリア左のネイマールのセンタリングはマイコンが頭でクリアするのだが、落下地点にいたスアレスが右足ボレーの一撃。ボールは左ネットへと突き刺さり、ホンモノのストライカーの凄味を示したのだった(44分、3-0)。

後半もゴールラッシュ

ハーフタイム後も、試合展開に変化はなかった。前半で3点差を付けたことで、後はゆっくりと流すパターンも珍しくはないが、なにせこの試合はメッシ王の2ヶ月ぶりとなる先発復帰戦、しかも舞台はカンプノウ。気合の入っているバルセロナは、後半も手綱を緩めることなくイタリアチームを攻め続けた。ローマは基本的に勝負は諦めながらも、終盤に数度、ゴールチャンスと意地のゴールを手にする。

運営面では、後半開始の時点でセルヒオ・ブスケツがお役御免となり、今季これまで出場1試合と忍耐を求められていたセルジ・サンペールに出場機会が与えられた。カンテラーノは全体として良いパフォーマンスを披露。特にパスでは失敗がなく、持ち味をアピールしている。消化試合となった次節レバークーゼン戦でも、チャンスが来るかもしれない。

バルサは後半も着実にネットを揺らしていった。4-0のゴールは55分。ネイマールスアレスメッシとトリデンテが相手守備網を崩した後、最後はプレゼントパスをもらったジェラール・ピケ。マドリー戦からゴールを熱望していたワカ旦那はそのすぐ後、バルトラと交代で気分よくベンチへ下がった。

スアレスからボールを受けたレオ・メッシによるマニータ完成弾(59分)も、最初に崩したのはネイマールだった。この日のネイは非常にアクティブで、パスの出し手として大活躍。しかしゴール面では運がなく、自らも決めるチャンスは作り出していたものの、GKシュチェスニーにPKを弾かれるなど、あと一歩ゴールには届かなかった。そのネイマールがPKを仕留め損なった場面では、良い反応を見せたアドリアーノが思い切りよくシュートを沈めている(77分、6-0)。

テル・ステーゲンがPKセーブ

PKといえば、テル・ステーゲンにも見せ場があった。82分、ベルマーレンゼコを倒したことで宣告されたPKで、ドイツ人GKは見事にゼコのシュートをブロック。バルサの1番は54分にもイアゴ・ファルケの好機を阻むなど、集中した良いセーブを見せていただけに、アディショナルタイムにゼコにヘッド弾を入れられてしまったのは勿体なかった。

ということでローマをカンプノウに迎えての一戦は6-1で終了、バルセロナの現在の好調さが改めて証明されるフィエスタとなった。これにてグループEの首位も確定。1/8ファイナルでバルセロナと当たるチームは間違いなく、その不運さを呪うことだろう。クラブワールドカップへ向けても視界良好。年内はこの勢いで突っ走っていきそうだ。