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Champions League
1/2, Vuelta

ネイマールの2点でバイエルンの希望を砕く。
ベルリンの決勝へ!

Bayern Munich FC Barcelona
3 2
12 de Mayo - Mar 20:45 h
Allianz Arena
: 71,000
Goles
Benatia (7)  
  Neymar (15)
  Neymar (29)
Lewandowski (59)  
Muller (74)  
Titular
Neuer 【8】 Ter Stegen
Rafinha 【7】 Alves
Benatia 【6】 Pique
Boateng 【6】 Mascherano
Bernat 【6】 Jordi Alba
Lahm 【6】 Busquets
Xabi Alonso 【7】 Rakitic
Schweinsteiger 【5】 Iniesta
Thiago 【7】 Messi
Muller 【8】 Luis Suarez
Lewandowski 【8】 Neymar
Cambios
Lahm→ Rode (68) Luis Suarez→【6】 Pedro (46)
Muller→ Gotze (87) Rakitic→【5】 Mathieu (71)
Schweinsteiger→ Javi Martinez (89) Iniesta→【6】 Xavi (75)
Entrenadores
Pep Guardiola 【6】 Luis Enrique
Tarjetas
Rafinha (41) Rakitic (64)
Thiago (45) Pedro (83)
Lewandowski (75)  
Xabi Alonso (80)  
Arbitro
Mark Clattenburg (ingles)
名前の次の数字は評価点:平均点【5】
Estadisticas
1a 2a Total Total 2a 1a
2 2 4 Tarjetas Amarillas 2 2 0
0 0 0 Tarjetas Rojas 0 0 0
10 8 18 Tiros a puerta 5 1 4
4 2 6 Ocasiones de Gol 3 0 3
3 2 5 Corners 1 0 1
2 1 3 Fueras de juegos 3 1 2
10 9 19 Faltas 12 8 4
51%   53% Posesion del Balon 47%   49%
Formacion

負傷欠場・出場停止なし。マシップ、モントーヤ、ドグラス、ベルマーレン、セルジ・ロベルト、サンペール、ムニール、サンドロがベンチ外。チャビ、ペドロ、ラフィーニャ、ブラボ、バルトラ、アドリアーノ、マテューがベンチスタート。

先発はGKがテル・ステーゲンとなったCL仕様の“ルーチョのイレブン”で、いつものようにプレー。アドバンテージを広げて迎えた後半は自陣での時間が大半。

最初の交代はハーフタイム中で、ルイス・スアレスに代えてペドロ。スアレスは左太ももが軽い過負荷となり、用心のためにベンチに下がったとのこと。ペドロはそのまま中央へ。2人目はよく走ったラキティッチを休ませマテュー登場。マスチェラーノが中盤に上がる。最後はイニエスタからチャビへ。

Titular Final
先発 終了時
Goles
Benatia (7)  
  Neymar (15)
  Neymar (29)
Lewandowski (59)  
Muller (74)  
Reporte

FCバルセロナがバイエルン・ミュンヘンを二試合合計5-3で下し、チャンピオンズ決勝進出!試合は開始早々にベナティアのヘッド弾でバイエルンが先制するも、バルサはすぐさまネイマールの2ゴールで反撃、前半で勝負をほぼ終わらせた。後半はドイツ王者が意地と誇りを示し、レバンドフスキ、ミュラーの2ゴールでこの試合におけるスコアを逆転。その最後まで諦めない姿勢は称賛に値する。バルセロナはこのミュンヘン決戦には敗れたものの、カンプノウでの3-0が効いて勝負には勝利。ベルリンでの決勝にてクラブ史上5度目の欧州制覇を目指す。

先制点はバイエルン

大逆転勝利のためには4点差勝利が必要となるバイエルンは、キックオフと同時に前線からの強いプレッシャーによってバルサの息を詰まらせてきた。しかしながらバルセロナのいなしも流石なもので、わずかな隙とスペースを見つけ出してはカウンターを発動。5分にはダニ・アルベスの縦パスからラキティッチが裏へと抜け出し、ノイアーを脅かしている。

だが試合を動かしたのはホームチームだった。7分、シャビ・アロンソによる右CKにベナティアが頭で合わせ、1-0に。このところセットプレーでの守備が改善され、失点もなくなっていたルーチョチームだったが、このプレーではベナティアをフリーにさせてしまった。

ネイマール、テル・ステーゲン、ネイマール

10分以内に1-0にする目標が現実のものとなり、アリアンツ・アレナは沸き上がった。この勢いに乗ってさらに1点、2点と奪われれば、バルセロナは危ない状況になりかねない。そんなクレの不安を消す同点ゴールを決めたのが、決定力抜群のネイマールだった。それは15分のことだ。ネイ自身が左サイドでドリブルを開始し、逆サイドで手を上げたメッシへとボールを展開。ここでバイエルン守備陣の対応が遅れるのを見るやレオはスルーパスを選択し、オフサイドを破ったスアレスがライン裏へ、最後は左のネイマールへと振ってノイアーも攻略している。鮮やかなる3人の速攻だった。

1-1となったことで、バイエルンは再び4点が必要となった。やや元気がなくなるアレナ。そこでさらにドイツ人サポーターの希望を砕くのが、夏のムンディアルでドイツに粉砕されたブラジルのエース、ネイマールだが、、その前にいくつか、守護神テル・ステーゲンによる見せ場が続く。まずは19分のミュラーのヘッドを横っ飛びパラドンすると、26分にはレバンドフスキの決定機もキャッチ。一方で28分にはノイアーもまたメッシの良シュートをセーブしており、ドイツ人ポルテーロたちによる対決も見応えがあった。

そして、29分のネイマール弾が生まれる。こちらもまた速攻からの得点だった。最後尾マスチェラーノからのロングパスをレオ・メッシが頭で前へと落とし、ボールを受けたルイス・スアレスがエリア内へと突進。最後は再び左のネイへとパスが送られ、胸トラップでボールを処理した11番が落ち着いてニアへとシュートを突き刺している。なんだこの冷静さ。

またまたテル・ステーゲン

これで合計スコアは5-1。バイエルンは残り1時間で5点が必要となり、勝ち抜け条件はキックオフ時よりさらに厳しくなったのだが、そこでタオルを投げないドイツ王者はさすがだ。対して、彼らの好機を防いだのがテル・ステーゲン。バルサの背番号1は38分にはシュバインシュタイガーのヘッドを弾き出すと、40分にもレバンドフスキ弾を片手ブロック&ゴールライン上でクリア。多くの批判を受けたアンドニ・スビサレッタ前SDだったが、この若き守護神は本当に良い置き土産となった。テル・ステーゲンの活躍によってバルサは1-2でハーフタイムを迎えた。

そのハーフタイム中には左太ももに違和感を覚えたというルイス・スアレスペドロ・ロドリゲスと交代しており、バルセロニスタは不安な時間を過ごすのだが、幸いこれは軽い過負荷状態による大事をとっての交代らしく、スアレスは試合終了後にSNSに陽気な喜びメッセージを投稿しているのでよかった。

後半はバイエルン一色

さてベルリン決勝まであと45分。この後半はクレにとって、かなり不満の残る内容となった。十分なリードを得たことでバルセロナはギアを緩め、バイエルンに押し込まれまくったからだ。チャンピオンズの準決勝で守りに入って無失点で凌げるほどにルーチョチームの守備は堅くない。前線からの攻撃があってこその守備力だと再認識する。

ルーチョバルサは試合のテンポを落とし、コントロールすることを主眼にプレーしていた。対するバイエルンは地元で無様に負けて終われないとの誇りをかけてプレーし、最終的には勝利でこの試合を終えることになる。

2-2のゴールは59分に訪れた。エリア正面でボールを受けたレバンドフスキが対峙したステップでマスチェラーノをかわし、ゴール右端へと正確で強力なシュートを叩き込んで同点(2試合合計5-2)。これで勢いを得たドイツ王者はさらに74分、再びエリア正面からミュラーがミサイルを打ち込み、3-2のゴールとしている。その後もプレーはほぼバルサ陣内で続いたが、幸い点差はそれ以上には縮まらず。無事ファイナル進出が決まったのは嬉しいこととはいえ、せめて同点でまとめてほしかったとは思う。

ということでFCバルセロナは6月6日、ベルリン決勝の舞台に立つ。ここ10年で4度目の決勝戦。目指すは勿論、クラブ史上5度目の欧州制覇!そして三冠達成まであと3勝!

【本日のバルサ】によるバイエルン戦の出来事まとめ