Liga Española
jornada 21

黄潜水艦を2度追いついて沈める。
ラフィーニャが輝いた。

FC Barcelona Villarreal
3 2
1 de Febrero - Dom 21:00 h
Camp Nou
: 60,005
Goles
  Cheryshev (30)
Neymar (45)  
  Vietto (52)
Rafinha (54)  
Messi (56)  
Titular
Bravo 【6】 Asenjo
Alves 【6】 Mario
Pique 【5】 Musacchio
Mascherano 【6】 Victor Ruiz
Jordi Alba 【6】 Jaume Costa
Busquets 【5】 Bruno
Rafinha 【7】 Pina
Iniesta 【6】 Jonathan dos Santos
Messi 【8】 Cheryshev
Luis Suarez 【5】 Vietto
Neymar 【7】 Giovani dos Santos
Cambios
Busquets→ Mathieu 【5】(71) Pina→ Trigueros (76)
Luis Suarez→ Pedro 【5】(78) Jonathan→ Moi Gomez (84)
Rafinha→ Rakitic 【sc】(88) Giovani→ Uche (89)
Entrenadores
Luis Enrique 【6】 Marcelino Garcia Toral
Tarjetas
Rafinha (64) Bruno (23)
  Jonathan dos Santos (41)
Arbitro
Vicandi Garrido (vasco)
名前の次の数字は評価点:平均点【5】
Estadisticas
1a 2a Total Total 2a 1a
0 1 1 Tarjetas Amarillas 2 0 2
0 0 0 Tarjetas Rojas 0 0 0
10 6 16 Tiros a puerta 9 6 3
4 3 7 Ocasiones de Gol 3 1 2
5 3 8 Corners 2 2 0
4 0 4 Fueras de juegos 3 2 1
3 6 9 Faltas 20 8 12
67%   68% Posesion del Balon 32%   33%
Formacion

ドグラス、ベルマーレンが負傷欠場。モントーヤ、バルトラ、マシップが監督判断で招集外。テル・ステーゲン、ラキティッチ、チャビ、ペドロ、セルジ・ロベルト、アドリアーノ、マテューがベンチスタート。

先発イレブンはここ最近の固定メンバーにラフィーニャが入った面々。元気に各所に顔を出し、監督の期待に応えた。

1人目の交代はブスケツに代えてマテューで、マスチェラーノがピボーテへ移動。続いてルイス・スアレスをベンチに下げてペドロに出番。メッシが偽9番となっている。最後はラフィーニャからラキティッチ。

Titular Final
先発 終了時
Goles
  Cheryshev (30)
Neymar (45)  
  Vietto (52)
Rafinha (54)  
Messi (56)  
Reporte

公式戦7連勝中のバルセロナと18試合無敗のビジャレアルが対戦すれば、やはり好勝負になりましたよという試合。ルーチョバルサはイエローサブマリンに2度リードを許しながらも、最終的には追い付いての逆転勝利で勝点3を確保した。輝いていたのは先発起用のチャンスを活かしたラフィーニャで、ネイマールの同点弾を導くだけでなく自らも2-2のゴールをゲット。それによって勢いを得ると、花形役者メッシがゴラッソで勝負を決めている。勇敢なるマルセリーノチームに苦しみながらも、勝ちきったのはカンペオン候補の強さ。自信はさらに深まったことだろう。

ラフィーニャ先発起用

4日前にアトレティコ・マドリーとのタフな試合を戦ったところのバルセロナではあったが、相手は昨年11月から負けがない好調ビジャレアル。ルイス・エンリケは油断することなく、ここ最近の固定メンバーを先発に起用している。コパ決戦との違いはゴールを守るのがクラウディオ・ブラボに戻ったことと、右インテリオールにラフィーニャが起用されたことだ。この若きブラジリアンが、この夜は実に活き活きしていた(バルサでの彼のベストゲーム)。

ビジャレアルはジョナタンとジョバニのドスサントス兄弟が揃って先発。元気そうでなにより。

ツキ無しスアレスと不運な失点

真冬の日曜21時開始とあって、好カードにもかかわらず6万5人の観客数に止まったこの試合。まず最初に主導権を握ったのは地元のバルセロナだった。レオ・メッシを中心にネイマール、ラフィーニャ、イニエスタ、アルバらが絡み、リズム良く相手陣内へと攻め込んでいくアスルグラナの選手たち。この序盤に好機を連発したのが、ルイス・スアレスだった。しかしイニエスタからのパスに抜け出してのシュートはジャストミートせず(7分)、ダニ・アルベスの横パスに狙いを定めて放ったシュートはGKアセンホのパラドンに遭い(11分)、さらにエリア中央でのフリーのシュートもポストのわずかに右(21分)、とあと少しのゴール運が足りない。アシストなどではとても良い働きはしているのだけれど。。

そうこうして一撃を加えられずにいた30分、スコアは動いた。これがまた、バルサ(スアレス)に無かった運はビジャレアルのところに行っていましたよという得点で。マスチェラーノのクリアボールを拾ったマリオのシュートがあさっての方向へ行ったかと思えば、それが中央にいたチェリシェフの出した足に当たってコースが変わり、ピンボールのように入ってしまうゴールだった。さすがのブラボもこれはどうしようもない。

ハーフタイム直前の同点弾

0-1となったことでビジャレアルが落ち着きを得た一方、バルサのゴールへの難易度は数段上がった。マルセリーノチームは持ち味である組織立った守備陣系でホームチームの攻撃を阻むと、折を見てカウンターを発動。前半にはもう一度、ビエットブラボを脅かしている。

そうしてそのまま前半も終わろうかという45分、バルサは粘り強く攻め続けた報酬を手にする。右サイドのメッシがドリブルで突破を仕掛け、ラフィーニャへとパスを供給。ラファのロスカは惜しくもGKアセンホの右手によってブロックされるのだが、逆ポスト前に詰めていたネイマールがこれを押し込んで1-1の同点!どうにかハーフタイム前に追い付きたい、との思いを実現できるのが今のルーチョチームの強さだ。

再度リードを許すも、すぐさま逆転

しかし後半開始の笛が鳴って間もなく、バルサはビジャレアルに再びリードを許してしまう。それは52分のことだった。相手のクリアボールを問題なくカットするかに見えたピケが、トラップを損なって後逸。その隙を逃さなかったジョバニ・ドスサントスがドリブルで右サイドを深くえぐると、ブラボとピケを引き付けて中央へとパスし、最後はビエットが蹴り込んで1-2としたのだ。

ネイの同点弾で盛り上がったムードを冷えさせるイヤな展開。しかしバルサはここから王者のリアクションを示した。ビエットに得点を許したそのわずか2分後、今度はラフィーニャによる同点ゴールがカンプノウを沸かせる。イニエスタの縦パスを受け絶妙ターンでエリアへと入ったルイス・スアレス(左)によるクロスにメッシが頭で合わせ、一度ブロックされたボールを2列目から詰めていたラファが思い切りよく叩き込んで2-2!つるんとひと皮向けた若者の躍動感ってすばらしい。

これでバルセロナのフィーバーが始まる。そうなると、このチームを止めるのは難しい。決勝点はその2分後のことだ。右のメッシからジョルディ・アルバへと大きく展開し、中央のスアレスが巧みにポストとなったところ、エリア際まで来たレオ・メッシの右足ロスカがゴール右端へと突き刺さって2-3。怒涛のバルサがあっという間の逆転に成功した(56分)。

好調対決を制す

そこからの30分少々はお互いに決定機のない、ボールが所在無さげにあちらこちらを行き来する展開となった。最も盛り上がったのは63分のことだ。フリーキック時の混戦からビクトル・ルイスがボールを押し込むのだが、これはオフサイドによって無効。そして間髪いれずに再開したカウンターアタックによってネイマールがアセンホとの1対1となり、浮き球で抜かれようかというGKがそのまま突っ込んでネイは倒れて、、、。どこかのチームならきっとPKになっていた場面だが、主審はネイマールがわざと転んだと判断したようで、笛は鳴らなかった。

その後、ルイス・エンリケはブスケツに代えてマテューを送り込んで守備組織を再編(マスチェラーノが中盤へ)。ツキの無かったスアレスも休ませ、ペドロに出番を与えている。というわけで、ビジャレアルとの好調チーム対決はルーチョバルサが3-2で勝利。イエローサブマリンとは次週、今度はコパでも対戦することになるが、それが楽な戦いにならないことをこの試合は示している。アウェーゴールには特に警戒しなければならない。