Liga Española
jornada 17

アノエタでまたも敗れる。
マドリーの黒星活かせず。

Real Sociedad FC Barcelona
1 0
4 de Enero - Dom 21:00 h
Anoeta
: 30,000
Goles
Jordi Alba (1pp)  
Titular
Rulli 【5】 Bravo
Carlos Martinez 【3】 Montoya
Ansotegi 【5】 Mascherano
Iñigo Martinez 【3】 Mathieu
De la Bella 【3】 Jordi Alba
Bergara 【4】 Busquets
Granero 【4】 Xavi
Xabi Prieto 【4】 Iniesta
Canales 【3】 Munir
Chory Castro 【3】 Luis Suarez
Carlos Vela 【4】 Pedro
Cambios
Chry Castro→ Finngobason (65) Munir→【4】 Messi (46)
Carlos Vela→ Pardo (89) Pedro→【4】 Neymar (57)
Canales→ Yuri (90) Mathieu→【3】 Alves (69)
Entrenadores
David Moyes 【3】 Luis Enrique
Tarjetas
Carlos Vela (39) Mathieu (34)
Iñigo Martinez (43) Alves (76)
Granero (50) Jordi Alba (88)
Finnbogason (88) Neymar (93)
Bergara (92)  
Arbitro
Del Cerro Grande (madrid) 【4】
名前の次の数字は評価点:平均点【5】
Estadisticas
1a 2a Total Total 2a 1a
2 3 5 Tarjetas Amarillas 4 3 1
0 0 0 Tarjetas Rojas 0 0 0
2 3 5 Tiros a puerta 15 8 7
1 0 1 Ocasiones de Gol 2 2 0
3 3 6 Corners 8 3 5
0 2 2 Fueras de juegos 2 2 0
7 14 21 Faltas 14 8 6
35%   38% Posesion del Balon 62%   65%
Formacion

ベルマーレンが負傷欠場。監督判断でバルトラ、ドグラス、アドリアーノ、セルジ・ロベルト、マシップが招集外。テル・ステーゲン、ピケ、ラキティッチ、メッシ、ネイマール、ラフィーニャ、アルベスがベンチスタート。

2日前にチームに合流したメッシとネイマールがベンチスタート。怪我明けのアルベスもベンチとなったので、モントーヤは3試合連続先発。中盤はブスケツ、チャビ、イニエスタのフゴネスたち。ムニールは先月16日のコパ1/16以来の先発起用。リーガでは11月8日のアルメリア戦以来。

前半がさっぱりだったので、メッシはハーフタイム前からアップ開始で後半頭から登場。ムニールの位置に入った。2人目はペドロからネイマール。最後のカードはマテューに代えてダニ・アルベスで、モントーヤがセントラル?

Titular Final
先発 終了時
Goles
Jordi Alba (1pp)  
Reporte

せっかくのバレンシアさんからのレジェス・マゴスのプレゼントを、ふいにしてしまう敗北。メスタージャでの結果(2-1)を事前に知り、モチベーションが上がらないはずのない試合だったが、とても残念な内容での黒星となったのがさらに痛い。ジョルディ・アルバのオウンゴールで早々にリードを許すと、その後は全体としてキレもアイディアも活力も感じられず、1点も返すことができずに完封負け。苦手としているアノエタで、調整不足とはいえメッシとネイマールをベンチスタートとしたことも驚きだった。ありがちと言えど、悲しい新年初黒星。

メッシとネイを温存

メスタージャにてマドリーが敗れる、の報せを受けて臨んだアノエタでのこの一戦。白組さんのこの躓きを利用し、暫定ながらも首位に立つ好機の到来に、ルイス・エンリケが下した決断は金曜日にチームに合流したばかりの3選手(メッシ、ネイマール、ダニ・アルベス)をベンチに置くことだった。後の説明によれば、トレーニング不足によるリスク回避のための決定で、それはそれで分かる一方、ならば合流があと2日早くても良かったのではないかとも思い、結果論ながらも嘆きたくもなる。

2011年4月30日に2-1で敗れて以来、バルサは何故かアノエタを苦手としていた。その翌シーズンは0-2でリードしながらも2-2に追いつかれ、ティトチームは同じく0-2から逆転を許して3-2で敗北。2013/14シーズンのタタチームもまた、3-1で敗れ去っている。コパも加えれば過去5試合勝ちがないスタジアム。今季はここでアトレティコもマドリーも黒星を喫しており、その点からも必勝メンバーを起用しても良かったんじゃ、、、と結果論ながら思う。

アルバのオウンゴール

試合はそういった前例の流れを引き継ぐような形で始まった。キックオフの笛が吹かれてから、1分数十秒。右サイドのカナーレスからのクロスにニアのジョルディ・アルバが“ピンポイントで合わせ”、鋭いヘディングシュートがネットへと突き刺さったのだ。ボールの行方は不運だったものの、この時点ですでに2つ目のコーナーキックを与えていたのが、そもそもの失敗。

あっという間の失点となっても、その後軽やかに同点に追いつければ問題はなかった。しかしこの日の(も)バルサは芳しい出来ではなく、レアル・ソシエダが専守カウンター戦術を採ったためにボールは保持できてもパスは横方向ばかり。縦への揺さぶりはとんと見られず、エリアを固めたホームチームの守備陣を慌てさせる場面はなかった。サイドからの攻撃にしても、右(ムニール&モントーヤ)も左(ペドロ&アルバ)もいまひとつ。中央のスアレスも孤軍奮闘といったところで、さすがの彼も1人ではいかんともし難い。バルサの最初の枠内シュートは43分のペドロのミドル(GKルジが悠々キャッチ)だったそうな。

どこかのチームであればイニゴ・マルティネスの明らかなハンドでペナルティキックをもらっていたかもしれないが、だからといってダメ試合が良くなるわけでもない。36分、モントーヤをあっさりと料理したカナーレスのシュートが決まっていれば、黒星はもっと早くに決まっていたことだろう。このピンチは過去4シーズン、ラ・レアルの守護神としてバルサを封じてきたクラウディオ・ブラボの好セーブによって救われている。

南米トリデンテが揃うも...

全くパンチ力のないチームのパフォーマンスにはルイス・エンリケもアカンと感じ、監督はハーフタイム前からレオ・メッシにアップを開始させた。そしてギガクラックは後半の頭からピッチへと登場。今回もまた良いところを見せられなかったムニールがベンチへと退いている。さらに57分にはペドロに代わってネイマールがピッチへ。両選手が入ったことでバルサのプレーは改善されたが、それでもまだ攻めに迫力がないことには変化はなく、最後の部分で相手守備陣を上回るだけの正確性も不足していた。

時間の経過と共に、金星が現実味を帯びてきたレアル・ソシエダ選手たちの士気は上がっていったことだろう。ビジターチームのプレーが冴えてこないのを裏目に、彼らは球際での強さを失わず、最後まで決定的な瞬間を作らせることはなかった。バルセロナにとって一番の好機は85分、ライン裏へのパスに抜け出したルイス・スアレスが、GKルジと1対1となった場面だ。しかしこのピンチを若きGKは果敢な飛び出しとボールへのタッチで阻止。スアレスはシュートにいけず、地面を叩いて悔しがるしかなかった。

試合はそうして、クラックによるミラクルゴラッソによって救われることなく、熱意むき出しの泥臭いゴールによって同点に追いつくこともなく、しけったままの1-0で終了。前日会見でルイス・エンリケは「取りこぼす余裕はある」なんて発言をしていたが、さてどうなりますやら。