Copa del Rey 1/8
ida

刺客が帰ってきた!
メッシ、試運転の2ゴール。

FC Barcelona Getafe
4 0
8 de Enero - Mie 22:00 h
Camp Nou
: 39,299
Goles
Cesc (8)  
Cesc (63pk)  
Messi (89)  
Messi (92)  
Titular
Pinto 【7】 Codina
Montoya 【6】 Valera
Mascherano 【7】 Alexis
Puyol 【7】 Rafa
Adriano 【6】 Roberto Lago
Busquets 【7】 Lacen
Sergi Roberto 【6】 Juan Rodriguez
Iniesta 【7】 Diego Castro
Cesc 【8】 Sarabia
Alexis 【7】 Gavilan
Pedro 【7】 Ciprian Marica
Cambios
Iniesta→ Messi (63) 【9】 Gavilan→ Lafita (65)
Alexis→ Tello (75) 【5】 Sarabia→ Pedro Leon (69)
Cesc→ Song (81) 【6】 Marica→ Colunga (77)
Entrenadores
Gerardo Martino 【7】 Luis Garcia
Tarjetas
Montoya (85) Gavilan (57)
  Valera (61)
  Alexis (62)
  Juan Rodriguez (86)
Arbitro
Gonzalez Gonzalez (castellano-leones) 【7】
名前の次の数字は評価点:平均点【5】
Estadisticas
1a 2a Total Total 2a 1a
0 1 1 Tarjetas Amarillas 4 4 0
0 0 0 Tarjetas Rojas 0 0 0
8 9 17 Tiros a puerta 9 2 7
2 5 7 Ocasiones de Gol 4 2 2
8 3 11 Corners 2 0 2
0 1 1 Fueras de juegos 1 1 0
9 3 12 Faltas 11 7 4
75%   74% Posesion del Balon 26%   25%
Formacion

ジョナタンとオイエルが怪我、アルベスとアフェライがコンディション不良による欠場。バルトラは大事をとって。ネイマールは直前に胃腸炎。バルデス、ピケ、チャビ、メッシ、ソング、アルバ、テージョがベンチスタート。幾つかのポジションでローテーション。予想どおりのメンバーだったが、想定外だったのはネイマール病欠に伴うイニエスタの起用か。

1人目の交代は誰もが待ったレオ・メッシの戦列復帰。イニエスタがお役御免となり、セスクがインテリオールに移動した。続いてアレクシスがベンチへと退き、テージョに出番。ペドロが右に移る。最後はセスクを下げてソングをピッチへ。

Titular Final
先発 終了時
Goles
Cesc (8)  
Cesc (63pk)  
Messi (89)  
Messi (92)  
Reporte

リーガの新年初戦(対エルチェ)に続き、コパの2014年初試合も4-0での快勝。準々決勝進出をほぼモノにしている。主役はなんといっても、残り30分でピッチに登場するや2ゴールを決めてしまったレオ・メッシだ。最初こそ筋肉を試すようなプレーだったが、終了前にはもういつものギガクラックに戻り、得意の形からの一発で高らかに復活を宣言した。土曜日のアトレチコ戦に向けて、これ以上の明るいニュースはない。

上々の立ち上がり、8分で先制

週末のエルチェ戦から中2日、土曜日のカルデロン決戦までも中2日という厳しい日程でのこのヘタフェ戦。タタ・マルティーノ監督は幾つかのポジションでローテーションを採用している。一番の変化は最終ラインで、右ラテラルのモントーヤ以外の3人が入れ替わり。中盤ではチャビが休養をもらい、セルジ・ロベルトがアピールの場をもらった。前線は中央に入ると予想されたネイマールが胃腸炎で病欠したため、引き続きアレクシス、ペドロ、セスクの3人。

年末のヘタフェ戦ではゲームの入り方に失敗したタタチームだったが、今回は非常に良い立ち上がりとなった。ボールをコントロールし、プレッシングが効き、プレーのリズムも良し。トリデンテの動きは活発で、ヘタフェ守備陣はよく持ち堪えながらも、ボールの後ろを走り回らされている。イニエスタは徐々にベストフォームに近付き中。セルジ・ロベルトも活発だった。

先制点は開始わずか8分のことだ。ブスケツの放ったシュートのこぼれ球を受けたペドリートが、左サイドからセンタリングを供給。これにフリーだったセスクが頭で合わせて1-0としている。GKコディーナの逆を突き、枠左端へと押し込んでのゴールだった。

好機なき支配、ピントのビッグセーブ

あっさりとリードを奪ったバルサに、平日22時にカンプノウを訪れたファン(4万弱)は、その頑張りの褒美となるゴレアーダを期待した。しかしながらその追加点までには、思いのほか時間が必要となる。ワンタッチでパスが回り、選手たちの動きも良好。しかしながらエリア前での縦への崩しが少なく、危険なプレーには至らないのだ。センタリングが空しく通過していく場面も複数回あった。

一方でヘタフェはカウンターとセットプレーからピントの守るゴールを脅かしていた。最も危なかったのは31分、エリア右横からのフリーキックに、ゴール前密集地帯のファン・ロドリゲスが頭でそらせた場面。しかしこれはピントが鋭敏なる反応で弾き、同点を阻止している。

バルサはボールを圧倒的に支配しながらも、決め手と枠内シュートを欠いた前半だった。

再びセスク-ペドロコネクション

来週の敵地でのブエルタを楽にするため、後半もバルセロナはゴールを目指した。最初の好機は49分。左のペドロがシュート性のボールをゴール前へと流し込むも、セスク(ニア)とアレクシス(ファー)はあとわずかに届かず。57分にはエリア内での連係からセスクのシュートがコディーナを襲っている。

待望の追加点が生まれたのは63分のことだった。エリア内でペドロが倒され文句のないペナルティキックをもらうのだが、元となる縦パスを送ったのはペドリートの最高の“パートナー”であるセスク・ファブレガス。この2人の相性の良さは抜群すぎる。PKはピッチサイドで入場を待つメッシにスタンドがざわつく中、セスクが落ち着いて沈めている。

メッシ復活祭り

2-0となった直後、イニエスタと交代で2ヶ月ぶりのピッチに立ったメッシは、最初のうちは身体の感触を確かめるようにプレーをしていた。ボールを受けてプレーに関与するたび、少しずつギアを上げていく感じだ。73分にはセスクからの浮き球ロングパスにダッシュし、こぼれ球を併走していたアレクシスがシュートするもコディーナが好セーブ。いよいよスイッチを入れたのが82分、グラウンド中央からドリブルで突破を仕掛け、ペドロへと絶妙のパスを送ったプレーだった(ペドリートはシュート方法を若干迷ったか、ほんのわずかボールに届かず)。

そして89分、きっちりとゴールを決めてしまうところが流石としか言いようがない。ブスケツの意表を突くエリアへのパスにモントーヤが突進。こぼれたボールはやや懐深く入ったが、メッシはこれを冷静に押し込んで3-0としている。

クレとしてはそれだけでも満足なのだが、期待以上の喜びを与えてくれるのも大エースたる所以だ。92分のゴールは、これぞメッシという得点。ソング(少し前に途中出場)からのボールを受けて右サイドからラインを突破すると、デフェンサ3人を引き連れながら中央方向へとドリブル。そのままエリアへと侵入すると、事もなげにネットを揺らしたのだった。

マルティーノ監督の言葉どおり、コンディションの良さをそのプレーで証明したメッシ。クラックの帰還はアトレチコとの首位決戦に臨むチームの士気をさらに上昇させてくれるだろう。おかえり、レオ!2ヶ月間で溜まったプレー欲求を、ピッチで存分に晴らそう!

試合終了後のマルティーノ監督のコメント】