Liga Española
jornada 10

ネイマール&アレクシス!
マドリーを下し6ポイント差!

FC Barcelona Real Madrid
2 1
26 de Octubre - Sab 18:00 h
Camp Nou
: 98,761
Goles
Neymar (19)  
Alexis (78)  
  Jese (91)
Titular
Valdes 【8】 Diego Lopez
Alves 【7】 Carvajal
Mascherano 【6】 Pepe
Pique 【6】 Varane
Adriano 【7】 Marcelo
Busquets 【7】 Khedira
Xavi 【7】 Sergio Ramos
Iniesta 【7】 Modric
Cesc 【6】 Di Maria
Messi 【6】 Cristiano
Neymar 【8】 Bale
Cambios
Cesc→ Alexis (70) 【8】 Sergio Ramos→ Illaramendi (56)
Iniesta→ Song (77) 【6】 Bale→ Benzema (61)
Neymar→ Pedro (84) 【6】 Di Maria→ Jese (76)
Entrenadores
Gerardo Martino 【7】 Carlo Ancelotti
Tarjetas
Busquets (7) Sergio Ramos (14)
Adriano (35) Bale (45)
  Khedira (59)
  Marcelo (64)
  Cristiano (80)
Arbitro
Undiano Mallenco (navarro) 【5】
名前の次の数字は評価点:平均点【5】
Estadisticas
1a 2a Total Total 2a 1a
2 0 2 Tarjetas Amarillas 5 3 2
0 0 0 Tarjetas Rojas 0 0 0
5 7 12 Tiros a puerta 9 6 3
2 3 5 Ocasiones de Gol 5 4 1
0 4 4 Corners 3 3 0
3 0 3 Fueras de juegos 1 0 1
9 9 18 Faltas 16 10 6
60%   56% Posesion del Balon 44%   40%
Formacion

アルバ、ジョナタンが負傷欠場。クエンカ、オイエルが招集外。バルトラ、テージョがベンチ外。モントーヤ、プジョル、ペドロ、アレクシス、ピント、ソング、セルジ・ロベルトがベンチスタート。予想に反して、カピタンは先発とならずマスチェとピケ(いつもとは位置が逆)のセントラルコンビ。セスクが偽9番に入り、両翼がメッシとネイマールだった。

1人めの交代はセスクからアレクシスで、レオが中央方面へ。引き続いてイニエスタがお役御免となり、ソングがチームにマッスルパワーを加えた。最後のカードはネイマールからペドロ。

Titular Final
先発 終了時
Goles
Neymar (19)  
Alexis (78)  
  Jese (91)
Reporte

ある時はポゼッションによってマドリーを圧倒しつつ、またある時はイニシアチブを譲ってカウンターを狙ったバルサが、ネイマールとアレクシスのゴール、そしてバルデスのパラドンによって2-1で快勝。マドリーとの勝点差を6へと拡大している。ネイは初クラシコで早速ゴール。サンちゃんのバセリーナは美ゴラッソだった。

見る側によってはウンディアノ・マジェンコ主審のジャッジ(エリア内でロナウドを後方から倒したマスチェラーノにノーファール判定)がぶつくさ言われてもいるが、エリア内でセスクを倒したぺぺのプレー(51分)も怪しいものだったし、ラモスはカード2枚でさっさと強制退場となっていておかしくもなかった。バルサが一方的に助けられたわけではない。

予想外の先発メンバー

ヘラルド・マルティーノ監督はこの対決に、直前練習でのヒントどおりのメンバーを先発に起用している。セスクを偽9番として用い、チャビ、イニエスタ、ブスケツとともにテクニシャン中盤カルテットを編成。メッシとネイマールを両翼に配置する陣形だ。注目されたセントラルは、プジョルではなくピケとマスチェラーノ。ただし位置関係はいつもとは逆で、マスチェが右に入っていたところにタタさんの戦術眼が表れている。

一方で敵将カルロ・アンチェロッティは意表を突く選手起用をしてきた。ぺぺとバランでセントラルを組み、セルヒオ・ラモスが中盤の底に。右ラテラルはコンフェデ杯にてネイマールに屠られたアルベロアではなくカルバハルを配している。前線は中央にベイル、両サイドにディ・マリアとロナウド。だがこの策はイタリア人監督の目論むようには機能せず、ラモスは後半早々にベンチへと退去する。尤も、審判のお目こぼしがなければ、彼はさらに早い段階でロッカールームに退いているはずだったが。

ネイマール、クラックの輝き

ゲーム序盤はお互いの探りあいとなった。バルサはボールを回しながらも特に無理をすることなく、マドリーは守ってカウンターを狙いながらも一気に押し寄せることはなし。ホームチームは7分にセルヒオ・ブスケツが、ビジターは13分にセルヒオ・ラモス(ネイマールに連続ヒジ打ち)がそれぞれカードを提示されている。

試合を通じ、マドリー守備陣の一番の脅威となっていたのがネイマールだった。イニエスタ、アドリアーノと協力しながら、攻守の両面で存在感を放っていたブラジル人クラック。ベイルとの新人対決第1ラウンドは、先制ゴールで早速クラシコ得点デビューを飾ったネイの圧勝といえる。それは19分のことだ。イニエスタからのボールを受けた11番は左からエリア内へと侵入。その右足シュートはカルバハルの足に当たりつつも、勢いを緩めずゴール右隅へと転がり込んでいる。

バルサペースで前半終了

先制点によって心にゆとりの生まれたバルセロナは、そこから支配を強める。追加点のチャンスは即座に訪れた。速攻からメッシがGKディエゴ・ロペスと1対1となり、いつもなら確実に沈めているであろうシュートが、惜しくも左ポスト脇をかすめた場面だ(21分)。

対するマドリーはリズムが上がらず、何をすればいいのかも良く分かっていない感じ。ベイルによる苦し紛れのシュート(15分と26分)はいずれも、大きく枠を外れている。しかしバルサは前半終了間際、決定的なピンチを向かえる。クリスティアノが左サイドを突破し、鋭いセンタリングを供給。後方から走り込んだケディラがそれに合わせ、バルデスが辛うじて足で弾いたのだ。ぶっちゃけこれには相当ヒヤリとさせられた。

盛り返すマドリー

バルサ側に傾いていた試合は、ハーフタイムを挟んで拮抗する。後半におけるシュートとチャンスの数はほぼ同じ。両ポルテーロたちの活躍も試合を彩った。53分、イニエスタの高精度ロングボールに走り込んだネイマールのボレーをディエゴ・ロペスがブロック。その4分後にはクリスティアノの強烈左を、聖ビクトルが俊敏な反応にてセーブしている。

アンチェロッティは56分、カードを1枚受けピボーテとしていまいちだったセルヒオ・ラモスを下げて本職のイジャラメンディをピッチへ。60分にはベイルを諦めベンゼマを送り込んだ。ここからはしばし、マドリーの時間帯。あれやこれやと試合を盛り上げる出来事が発生していく。その1つが70分の、クリスティアノに対するマスチェラーノのプレー。先手を取ってエリア内へと侵入したCR7をヘフェシートが後方タックルによって対処するのだが、ペナルティだったかどうかはなかなか際どく。マジェンコ主審は51分、セスクに対するペペの後方足刈りも見逃している。72分にはベンゼマのミサイル弾がゴールバーの右角を叩いた。

アレクシスの美しきバセリーナ

試合の行方に決定的な影響を与えたのは、マルティーノ監督の采配だった。70分にセスクに代わってピッチに立ったアレクシス・サンチェスが、その7分後に2-0のゴールをあげるのだ。ネイマールからのロングボールを受けたアレクシスは、ぺぺとバランに囲まれながらも、なんとか粘ってエリア前まで到着。ディエゴ・ロペスが前に出ているのを見ると、どんぴしゃのバセリーナにてネットを揺らしている。サンちゃんが“スゴイ選手(judadorazo)”であることを、世間はもう疑わない。

83分にはアルベスがクリスティアノを股抜きで料理しディエゴ・ロペスと1対1となるも、GKは落ち着いてこれをセーブ。86分にはベンゼマのパスを受けたケディラのシュートをバルデスがブロックする。ハラハラしながらも無得点で終了しそうだと観戦していたクレを少々「あ〜ぁ」とさせたのは、クリスティアノのカウンターを途中出場のヘセが決めた場面だ(91分)。ああ勿体なし。

しかし土壇場での同点劇を期待したマドリディスタの願いは届かず、2-1で試合は終了。2013/14 シーズン最初のクラシコを制したアスルグラナが、ロス・ブランコスとのポイント差を6へと拡大している。天高く、馬肥ゆる秋。クレはしばらくご飯が美味い秋!

試合終了後のマルティーノ監督のコメント