Champions League
jornada 1

メッシとバルデス、
攻守のクラックたちが大活躍。

FC Barcelona Ajax
4 0
18 de Septiembre - Mie 20:00 h
Camp Nou
: 79,412
Goles
Messi (21)  
Messi (54)  
Pique (68)  
Messi (74)  
Titular
Valdes 【9】 Vermeer
Alves 【6】 Van Rhijn
Pique 【6】 Denswill
Mascherano 【6】 Moisander
Adriano 【6】 Blind
Busquets 【6】 De Jong
Cesc 【5】 Christian Poulsen
Iniesta 【6】 Duarte
Alexis 【5】 Sigthorsson
Messi 【9】 Bojan
Neymar 【7】 Biilesen
Cambios
Cesc→ Xavi (71) 【7】 De Jong→ Sereno (59)
Neymar→ Pedro (71) 【6】 Moisander→ Van der Hoorn (73)
Pique→ Bartra (79) 【6】 Blind→ Schone (78)
Entrenadores
Gerardo Martino 【6】 Frank de Boer
Tarjetas
  Moisander (22)
  Denswill (84)
Arbitro
Svein Oddvar Moen (noruega) 【7】
名前の次の数字は評価点:平均点【5】
Estadisticas
1a 2a Total Total 2a 1a
0 0 0 Tarjetas Amarillas 2 1 1
0 0 0 Tarjetas Rojas 0 0 0
7 9 16 Tiros a puerta 9 5 4
3 4 7 Ocasiones de Gol 5 3 2
3 3 6 Corners 4 3 1
1 0 1 Fueras de juegos 1 1 0
4 6 10 Faltas 13 4 9
56%   56% Posesion del Balon 44%   44%
Formacion

プジョルとアルバが負傷欠場。セルジ・ロベルトはベンチ外。モントーヤ、チャビ、ペドロ、ピント、バルトラ、ソング、テージョが控えスタート。予想どおりの先発メンバー。

最初の交代は二人同時。セスク(いまひとつ元気がなかった)とネイマールに代わってチャビとペドロが登場。最後の交代はピケから今季初出場となるバルトラ。

Titular Final
先発 終了時
Goles
Messi (21)  
Messi (54)  
Pique (68)  
Messi (74)  
Reporte

いまいちだった前半を経て、幾分復調した後半。なんとも不安定(特に前半の後ろ半分)だったチームを牽引し勝点3をもたらしたのは、ハットトリックを決めた世界最高選手のメッシと、パラドンを連発した守護神バルデスだった。

バルサ先制、アヤックス反撃

アヤックスとバルサ。ボールポゼッションを信条とする2チームの対戦は、まずはホームチームの攻勢で始まっている。最初のチャンスを手にしたのは、わずか2分のネイマールだ。しかしアヤックスもカンプノウで尻込みすることなく自分たちのフットボルを披露。ラインを高く設定し、前線からのプレッシングによってバルサに対抗している。

勇敢な良いチームとはいえ、プレーには若さが見られたアヤックス。20分にエリア正面でメッシに与えたファールは、彼らにとって失点という代償となって返っていく。自らキッカーとなったギガクラックの唸りを上げたシュートが、左ポストに弾かれつつもネットに突き刺さったのだ。

欲しかった先制点を手にしながら、バルサのギアは思うように上がらなかった。むしろここからハーフタイムまではアヤックスの時間帯。目を覚ましたかのようなオランダチームは反撃を開始し、バルサ陣内に押し寄せている。タタチームが1-0のまま前半を終えるうえで決定的な役割を果たしたのは、31分と37分に2つのパラドンでゴールを守った聖ビクトルだった。

一方でバルサは前半終了間際にネイマールが好機を手にしたが、リードを広げることは出来ず。1-0でハーフタイムを迎えている。

メッシがハットトリック

後半のバルサは、マルティーノ監督の修正が機能し、プレッシングがだいぶ効くようになるとともにパス回しもより効果的となっていた。勝利に大きく近付く追加点は54分のことだ。速攻からブスケツがボールを持ち上がり、アレクシスが中央へ切れ込むことで完全フリーとなったメッシへとパス。クラックはエリアへ侵入するとひらりとフェイントでチェックをかわし、難なく左足シュートを決めている。メッシはその後、ネイマールのセンタリングにヒザで合わせるも、惜しくもこちらはゴールとはならなかった。

フランク・デボエル率いるアヤックスに前半の勢いはもはやなく、一方でバルサは順調にリードを広げていった。68分にはイニエスタとの左ショートコーナーから、ネイマールがクロスを供給。長身ピケがこれに頭で合わせて3-0とし、勝負を決定付けている(68分)。

タタさんはそこで一気に2枚替えを実行(71分)。セスク(今回はいまひとつ)とネイマール(今回も活躍)をお役御免とし、チャビとペドロを投入している。そこまでのバルサはロングパスを用いて裏を狙う場面が多かったが、“ボールマエストロ”が入ったことで、より“いつもの”バルサモードへと変化した。74分のメッシのハットトリック(冷静に置きにいったシュート)をお膳立てしたのも、エリア際でボールを取り返したチャビだ。

ハットトリック達成のメッシはこれでチャンピオンズ通算62ゴール。前夜ガラタサライ戦でハットトリックを決めたクリスティアノに今大会3ゴールで並び、かつラウールのチャンピオンズ歴代最多得点記録(71)にもあと9ゴールに迫っている。チャンピオンズで4回目のハットトリックは、史上初の快挙だ。

聖ビクトルのパラドン3発

バルサにとって頂けなかったのは、4-0として悠々と試合を終わらせるべきところで、アヤックスに3度決定機を許したことだ。一番のピンチはマスチェラーノが与えてしまったペナルティ(77分)。しかしここでも守護神バルデスの後光輝くパラドンが炸裂し、オランダチームに名誉の1点を許さない。ビクトルのすごさはさらにその後、気を緩めることなくボージャン(86分)やあボイレセン(91分)のシュートもまた阻止している点にある。試合後のバルトラ(今季初出場!)曰く、「バルデスはポルテーロのメッシ」。さもありなん。

というわけで、攻守のキープレーヤーたちの決定的な仕事によって、バルセロナが勝点3を獲得。前日に父が逝去したマルティーノ監督に、チャンピオンズ初勝利をもたらしている。

試合終了後のマルティーノ監督のコメント