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Supercopa de España
ida

ネイマールの同点弾で決着はカンプノウへ。

Atletico Madrid FC Barcelona
1 1
21 de Agosto - Mie 23:00 h
Vicente Calderon
: 52,000
Goles
Villa (12)  
  Neymar (66)
Titular
Courtois 【5】 Valdes
Juanfran 【6】 Alves
Miranda 【6】 Pique
Godin 【7】 Mascherano
Filipe Luis 【5】 Alba
Diego Costa 【5】 Busquets
Mario Suarez 【5】 Xavi
Gabi 【5】 Iniesta
Koke 【6】 Alexis
Arda 【5】 Messi
Villa 【5】 Pedro
Cambios
Koke→ Oliver Torres (72) Messi→【6】 Cesc (46)
Arda→ Leo Baptistao (76) Pedro→【7】 Neymar (59)
Diego Costa→ Cristian Rodriguez (79) Xavi→【-】 Song (89)
Entrenadores
Diego Simeone 【5】 Gerardo Martino
Tarjetas
Juanfran (35) Busquets (43)
Filipe Luis (39) Alba (65)
Mario Suarez (55)  
Arbitro
Undiano Mallenco (navarro) 【4】
名前の次の数字は評価点:平均点【5】
Estadisticas
1a 2a Total Total 2a 1a
2 1 3 Tarjetas Amarillas 2 1 1
0 0 0 Tarjetas Rojas 0 0 0
4 3 7 Tiros a puerta 7 5 2
2 1 3 Ocasiones de Gol 3 2 1
1 1 2 Corners 1 1 0
0 0 0 Fueras de juegos 0 0 0
    20 Faltas 15    
%   34% Posesion del Balon 66%   %
Formacion

プジョルが負傷欠場。セルジ・ロベルトが招集外、バルトラはベンチ外。モントーヤ、セスク、ネイマール、ジョナタン、ピント、ソング、テージョがベンチスタート。イニエスタとアルバが先発に復帰している。両ラテラルは今回、中央への切れ込みはなし。

交代の一人目はメッシ。筋肉に違和感があったので大事をとってベンチへ下がり、セスクが偽9番となった。二人目はペドロからネイマール。最後はチャビに代えてソングが入り、ドブレピボーテとなっている。

Titular Final
先発 終了時
Goles
Villa (12)  
  Neymar (66)
Reporte

2013/14シーズン初の強敵対決は、やはりなかなかにしんどかった。前年度のコパ王じゃたるアトレチコさんは、レバンテとはレベルが違い。得意とする堅守速攻でバルサを大いに苦しめた。前半はシメオネの用意した対バルサ戦術にタタチームは窒息気味。相変わらずバルセロナとは相性の悪いウンディアノ・マジェンコ主審のファール基準も、アトレチコに幾分味方したとはいえよう。いずれにせよ、前半のバルサに輝きはなかったのだけれど。

良いところのないバルサ、ビジャのゴラッソ先制弾

昨シーズンの主力メンバーで構成されたバルサの先発イレブンは、まるで昨年の悪いところをそのまま持ってきた感じのパフォーマンスだった。パスを回しても横方向ばかりで縦への効果的なボールが送れない。統制の取れたアトレチコの守備組織を崩すための工夫も見られない。攻めあぐねているうちにボールを奪われて速攻を食らう。守備はドタバタの対応となる。前半12分のコルチョネロたちの先制ゴールは、それは見事なものだった。

メッシへの鋭いチェックでボールを奪うと、左サイドをアルダが疾走。ダビド・ビジャとの鮮やかな連係からバルサ陣内深くまで侵入すると、その正確なセンタリングを、グアッヘが完璧すぎる右足ボレーでネットに沈めているのだ(1-0)。ワンタッチでパスをつながれ、バルサの守備陣は全く為す術がなかった。

ビジャのゴラッソで勢いづいたシメオネチームは、さらに守備を強化。トリボッテによって最終ライン前を固めると、ファールも連発させながらバルサを潰していった。元気のなかった前半のバルサは、このアトレチコのアグレッシブさに対抗できず。ピケが頻繁に左サイドへのロングボールを供給していたのは、マルティーノ監督の指示だろうか。今回に関しては、上手くいったとは言えない。

メッシに代えてセスク

さっぱりだった前半を受け、監督がどんな修正を施すのか楽しみだったハーフタイム後。エル・タタは思い切った采配で観客を驚かせる。出来の悪かったメッシを下げ、セスクをピッチに送り込んだのだ。どうやらメッシは前半の早い段階で太ももにダメージを受けていて、思うような動きが出来なかった模様。怪我の度合いは翌日の検査で判明するが、クラブは「用心のため」と説明している。

そして後半、セスクが偽9番となったバルサは縦への動きが改善されていた。最初にチャンスを掴んだのはアレクシスとセスクだ。49分、ペドロからのスルーパスで切れ込んだサンチェスのシュートはクルトワに阻まれるも、続いてパスを受けたセスクに好機到来。だがシュートを放とうかという瞬間にアルダがぎりぎりで前に入り、ピンチを阻止している。ほんのわずかでも遅れれば、ペナルティキックという場面だった。

ネイマール登場、そして同点ゴール

その後バルサはアレクシスを中心に活路を見出そうとするも、あと一歩決め手が足らず。可能性を感じさせないセンタリングも目立っていた。それが一転、役に立つセンタリングとなるのだからフットボルは分からないものだ。決めたのはペドロと交代(59分)でピッチに入っていたネイマール。親友アルベスからの優しく的確なセンタリングに、左サイドからするりと入っては頭で決めて見せたのだ。これぞクラックの決定力。

同点に追いつき、気持ちが楽になったバルセロナは、そこから主導権の伴ったポゼッションを展開していく。前半から飛ばしていたアトレチコもさすがに疲れてきたようで、そのこともビジターチームの反転攻勢を後押ししていた。後半の赤白チームのチャンスは67分のビジャくらい。こちらも速攻から突破を許したのだが、最後は守護神バルデスが落ち着いて処理している。

74分には左ライン際のセスクからのボールにアレクシスが抜け出し1対1となるも、クルトワの顔面ブロックで追加点とはならず。サンちゃんはこれが決められればクラックへと脱皮できそうなのだが。トラップまでは絶品なのだが。アニモ!

というわけで、カルデロンでのイダは1-1で終了。敵地での同点は悪い結果ではないので、次のカンプノウできっち勝ってトロフィーを手にしてほしい。前半の出来は悪かったけれど、後半盛り返したのはリーガ王者の底力。シーズン最初はまあこんなところだろう。

試合終了後、かつてのチームメイトたちと挨拶を交わすビジャの表情が印象的だった。