Liga Española
jornada 36

雨がちょっと水をさしたフィエスタ。
きっちり勝って100pt.へまた前進。

FC Barcelona Valladolid
2 1
19 de Mayo - Dom 21:00 h
Camp Nou
: 56,055
Goles
Pedro (21)  
Valiente (41pp)  
  V. Perez (89pk)
Titular
Valdes 【6】 Jaime
Montoya 【6】 Peña
Pique 【6】 Rueda
Mascherano 【6】 Valiente
Jordi Alba 【6】 Balenziaga
Busquets 【6】 Rubio
Xavi 【6】 V. Perez
Iniesta 【6】 Omar
Cesc 【5】 Oscar
Pedro 【6】 Larsson
Villa 【5】 Guerra
Cambios
Busquets→ Thiago (64) 【6】 Oscar→Bueno (68)
Iniesta→ Dos Santos (76) 【5】 Guerra→ Manucho (76)
Cesc→ Tello (82) 【5】 Rubio→ Sastre (85)
Entrenadores
Tito Vilanova 【5】 Miroslav Djukic
Tarjetas
   
Arbitro
Ignacio Iglesias Villanueva (gallego) 【7】
名前の次の数字は評価点:平均点【5】
Estadisticas
1a 2a Total Total 2a 1a
0 0 0 Tarjetas Amarillas 0 0 0
0 0 0 Tarjetas Rojas 0 0 0
7 8 15 Tiros a puerta 5 1 4
3 5 8 Ocasiones de Gol 1 1 0
7 6 13 Corners 2 1 1
2 0 2 Fueras de juegos 0 0 0
2 2 4 Faltas 6 1 5
68%   71% Posesion del Balon 29%   32%
Formacion

アルベス、アドリアーノ、アビダル、プジョル、メッシが負傷欠場。アレクシス、チアゴ、ジョナタン、ピント、バルトラ、ソング、テージョがベンチスタート。モントーヤが久々に右ラテラルを務め、ピケの相棒は怪我明けのマスチェラーノ。ブスケツの先発はリーガでは3月17日(対ラージョ)ぶり。

最初の交代はそのブスケツからチアゴで、チアゴはひとまずピボーテに。続いてイニエスタがお役御免となってドスサントスが登場し、ピボーテっぽくなった。最後はセスクに代えてテージョ。

Titular Final
先発 終了時
Goles
Pedro (21)  
Valiente (41pp)  
  V. Perez (89pk)
Reporte

リーガ優勝決定後、地元での最初の試合にきっちりと勝利し、100ポイント獲得へのチャレンジを続ける以外に、これといった重要性のなかった試合。朝から降り続いた激しい雨によって客足は鈍く、お祭りは文字どおり水をさされたが、ティトチームはプロフェッショナルに任務を達成している。

雨の中、序盤の見せ場は少なく

月曜に市内を優勝パレードし、木曜には高級ホテルでの祝勝ディナー。なんならこのまま「今季もお疲れ様!また来季!」とバケーション入りしたいところだろうが、ティト・ビラノバ率いるチームはちゃんと脳内チップを入れ替え、自分たちの仕事に専念している。ミスターが送り出したスタメンも、怪我人を除く現時点での精一杯メンバー。一番の朗報は、PSG戦でヒザ靭帯を痛めていたマスチェラーノが復帰したことだ。

冷たい雨の中で開始された試合は、いつものようにバルサがボールを保持する形で進んでいった。すでに残留を確定させているバジャドリーには、必死で新カンペオンに噛み付く意思はなく、プレーを楽しめばいいやというような雰囲気。一方でティトチームはファンのため、懸命に良い試合をしようとする気持ちは伝わってきたものの、ギアをトップに入れて激しく攻め立てるには至らなかった。つまりは両チームともに、さほど見せ場のないゲームがしばし続いていった。

相手のエラーで2-0

そんななか、バルサは相手のうっかりプレーから先制に成功する。それは21分のことだ。ルエダによる不注意なパスをチャビがカットし、ショートカウンター発動。どちらでもいける状況のなかで司令官は右のペドロを選択し、スペースへのお膳立てパスを17番がきっちりネットへと流し込んでいる。

その後も試合はバルサのペースで続いていくが、チャンスは33分のクロスバーをかすめたイニエスタのカットインからのシュートくらい。正直あまり追加点の匂いはしなかったのだが、ハーフタイム前に追加点は訪れた。こちらもまた相手チームのエラーがらみで、プレゼントの主はマルク・バリエンテ。チャビの蹴った左からのコーナーキックを元バルサカンテラーノがクリアし損ない、呆気なく2-0となったのだった。

強さを増す雨

ハーフタイム中に、雨は激しさを増した。悪天候にもかかわらずカンプノウへと足を運んだクレの鑑56,000人も、これには堪らずスタンドの軒下など雨に濡れない場所へと退避。観客席がほとんど無人となるなかで後半は開始され、自ずとプレーもトーンダウン。51分、チャビによるミドルシュートは惜しかったが、GKハイメの横っ飛びセーブでゴールとはならない。63分のペドロ弾も、クロスバーをこするもネットは揺らせなかった。

連続チャンスを決められず、PK献上

時間の経過に伴い、ティト・ビラノバは選手を入れ替えていった。まずは64分、怪我明けのブスケツが下がってチアゴが入るも、試合の流れに変化なし。8分後にはイニエスタがお役御免となり、ジョナタンがピッチに立ったが、この時点でもこれといった変化はなかった。ようやく得点機が訪れだしたのは、残り時間も10分を切ったあたりからだ。78分にはモントーヤのシュートがハイメを襲い、79分はセスクの枠外弾。80分のビジャとペドロによる連続シュートは入ったものだと思う惜しさだった。しかしハイメの活躍と、あとわずかの精度不足で3-0とはならず。

この時間帯のティトチームのプレーは良かった。決まりはしなかったもののゴールを狙い続け、バジャドリーを封じていたのもよかった。しかし、ふとした瞬間に一撃を食らってしまうのもフットボルで、88分、ジョナタンのボールコントロール失敗をきっかけにカウンターを許し、最後はモントーヤがエリア内でマヌーチョを倒してペナルティの笛。ビクトル・ペレスがこれをきっちり蹴り込み、1点を返している。後半のバジャドリーは、これ以外1本のシュートもなかったのに。

試合の最後に失点をしてしまうのは、今季のティトチームの象徴のよう。来シーズンは是非、この点を改善してほしい。ゲーム終了後には、リーガ優勝を祝うセレモニー。この頃には雨も上がっており、チームとファンは濡れることなく幸せな時間を楽しんでいる。

【バジャドリー戦終了後のジョルディ・ロウラのコメント】