Liga Española
jornada 26

流れ変えられずクラシコ連敗。
変化の兆しがなかったことが痛い。

Real Madrid FC Barcelona
2 1
2 de Marzo - Sab 16:00 h
Santiago Bernabeu
: 83,500
Goles
Benzema (5)  
  Messi (17)
Sergio Ramos (81)  
Titular
Diego Lopez 【5】 Valdes
Essien 【3】 Alves
Varane 【3】 Pique
Sergio Ramos 【3】 Mascherano
Coentrao 【3】 Alba
Pepe 【3】 Busquets
Modric 【2】 Thiago
Callejon 【4】 Iniesta
Kaka 【3】 Messi
Morata 【2】 Pedro
Benzema 【3】 Villa
Cambios
Benzema→ Cristiano (58) Villa→【3】 Alexis (67)
Kaka→ Khedira (58) Pedro→【4】 Adriano (77)
Coentrao→ Arbeloa (69) Thiago→【4】 Tello (85)
Entrenadores
Jose Mourinho 【2】 Jordi Roura
Tarjetas
Sergio Ramos (52) Alba (55)
Coentrao (61) Pique (58)
Morata (68) Thiago (64)
Arbeloa (92) Alves (91)
  Iniesta (93)
  Valdes (94)
  Valdes (94DA)
Arbitro
Perez Lasa (vasco) 【5】
名前の次の数字は評価点:平均点【5】
Estadisticas
1a 2a Total Total 2a 1a
0 4 4 Tarjetas Amarillas 6 6 0
0 0 0 Tarjetas Rojas 1 1 0
4 8 12 Tiros a puerta 6 3 3
2 4 6 Ocasiones de Gol 1 0 1
0 4 4 Corners 1 1 0
0 0 0 Fueras de juegos 0 0 0
5 16 21 Faltas 18 12 6
29%   36% Posesion del Balon 64%   71%
Formacion

チャビが負傷欠場。セスク、プジョル、アレクシス、ピント、アドリアーノ、ソング、テージョがベンチスタート。コパクラシコでの完敗を受け、なにかを変えたいバルサ。スタメンでの変化はビジャが先発になったことだった。ただしチャビ不在のため、否応なしの感も。ビジャはサイドに張り付く形でのプレー。

最初の交代はそのビジャに代えてアレクシス。二人目はペドロからアドリアーノとなっている。最後のカードはチアゴを下げてのテージョ。アレクシスが中央に入り、メッシが中盤を補う形。

Titular Final
先発 終了時
Goles
Benzema (5)  
  Messi (17)
Sergio Ramos (81)  
Reporte

ミランとの決戦に向け、(仮に結果は伴わずとも)リアクションを起こすぞという兆しを示したかったベルナベウクラシコだが、事態が深刻であることを再確認するに終わっただけだった。前半戦で築いたポイント差のおかげで、どうにか助かっている状況だ。

繰り返される苦い結果と内容は、チームからフレッシュさをこれでもかと奪い取っている。そういう時は決まってアイディアもないので、バルサ戦での自信を深めたマドリーが、守備で慌てる場面はほとんど存在しなかった。

マドリーは戦力温存

リーガ戦線においては首位バルサに大差をつけられているマドリーは、狙いを火曜日のマンチェスター・ユナイテッド戦へと向けていた。モウリーニョはこのクラシコにクリスティアノを始め、主力を複数ベンチに置いている。

一方でバルサはチャビが負傷欠場したことでチアゴが先発出場。セスクは控えとなり、ビジャに出番が回ってきた。イニエスタが本来の中盤へ入り、前線にグアッヘ。ファンが臨んできたこの布陣ではあったが、残念ながら効果があったとはいえない。バルサは今回もプレー自体に張りがなく、またもやあっさりと先制を許してしまうのだ。

またも繰り返されたシナリオ

開始5分、メッシを狙ったチアゴのパスがカットされ、ボールは左サイドのモラタへ。そしてチェックに行ったアルベスも簡単にかわされると、センタリングのボールをベンゼマに悠々と合わされ1-0とされたのだった。

好調時であれば、こんなスタートも屁のカッパであろうバルサだが、コパでノックアウトされた後のチーム状態では正直キツイ。今のバルサには勝者のメンタリティはなく、それを補う運動量もない。とことん最悪の事態を免れたのは、レオ・メッシが個人技によって同点へと追いついて見せたことだ。17分、ダニ・アルベスからの見事なる縦パスでライン裏へと抜け出したクラックは、ラモスのマークもなんのその、鋭い左足シュートをネットへと突き刺している。

同点後、少しだけ元気に

今回のゲームでバルサに元気があったのは、このエースの同点弾からハーフタイムまでの約30分間のみだ。とはいっても危ないボールロストがなくなった程度で、マドリーの守備陣を崩すには至らず。30分にはビジャとの連係からメッシによる惜しいシュートがあったが、コースを限定されての右足シュート。ディエゴ・ロペスが難なくがっちりキャッチしている。

マドリーは特に攻め急ぐ風もなく、隙あらば一撃を与える感じだ。前半2つめのチャンスは37分で、右のモドリッチからのセンタリングを左でフリーだったモラタがヘディングシュート。バルセロナにとって幸いだったのは、ボールが揺らしたのがサイドネットだったことだ。

そしてさっぱりの後半

ハーフタイムの後には気合の入ったバルサが見れるかも・・・というクレの淡い期待は、プレー再開後早々に消滅する。青エンジチームのプレーが一向に上がらない一方で、モウリーニョは58分にクリスティアノとケディラを同時投入(ベンゼマとカカーがベンチへ)。単独で破壊力のあるCR7の存在はバルサのブロックを間延びさせ、ただでさえ効いていない圧力はさらにかからなくなっていった。

ロウラチームは、ボールを奪われるたびにエリア前へと殺到される状態となる。バルデスの好守がなければ、スコアはもっと早くに開いていただろう。クレの守護神は65分にクリスティアノのフリーキックを、75分にモラタとの1対1をセーブしている。

またもコーナーで失点

こうなれば、1-1で終れれば御の字のバルサ。だが無常にも、その瞬間は訪れることになる。それは81分のことだ。モドリッチによる左コーナーキックを、セルヒオ・ラモスが上手に頭で押し込んで2-1。ここまで空中戦でやられると、情けないやら悲しいやら。マドリーはさらに86分、コースを狙ったクリスティアノのフリーキックが右ポストを直撃。もしこれが決まっていたら・・・ と考えると恐ろしい。

ということで、バルサは国王杯に引き続きまして自滅の内容で敗北する。後半ロスタイムのラモスによるアドリアーノへの引っ掛けはペナルティっぽかったが、ペレス・ラサ主審の笛は鳴らず。そしてそれに腹を立てたバルデス(カピタンマーク着用)がゲーム終了後に猛烈に抗議し、連続イエローカードで退場処分となった。ミラン戦にてリアクションを起こせるのか、いよいよ本気で心配な今日この頃。

【試合終了後のジョルディ・ロウラのコメントはこちら】