Liga Española
jornada 21

メッシPOKER。
良いムードでコパクラシコへ。

FC Barcelona Osasuna
5 1
27 de Enero - Dom 19:00 h
Camp Nou
: 65,594
Goles
Messi (10)  
  Raoul Loe (23)
Messi (27pk)  
Pedro (39)  
Messi (55)  
Messi (57)  
Titular
Valdes 【6】 Fernandez
Alves 【8】 Mart Bertran
Puyol 【7】 Arribas
Mascherano 【7】 Flaño
Adriano 【7】 Nano
Busquets 【7】 Lolo
Xavi 【8】 Raoul Loe
Thiago 【7】 Oier
Messi 【9】 Cejudo
Pedro 【7】 De las Cuevas
Villa 【7】 Joseba Llorente
Cambios
Pedro→ Alexis (60) 【5】 Cejudo→ Puñal (46)
Xavi→ Cesc (66) 【6】 De las Cuevas→ Masoud (46)
Busquets→ Song (73) 【6】 Flaño→ Ruben (68)
Entrenadores
Jordi Roura 【7】 Jose Luis Mendilibar
Tarjetas
Adriano (13) Arribas (18)
  Arribas (26DA)
  Oier (50)
Arbitro
Fernando Teixeira Vitienes (cantabro) 【4】
名前の次の数字は評価点:平均点【5】
Estadisticas
1a 2a Total Total 2a 1a
1 0 1 Tarjetas Amarillas 3 1 2
0 0 0 Tarjetas Rojas 1 0 1
10 11 21 Tiros a puerta 2 0 2
6 7 13 Ocasiones de Gol 1 0 1
2 5 7 Corners 2 0 2
7 3 10 Fueras de juegos 2 0 2
2 5 7 Faltas 9 5 4
70%   74% Posesion del Balon 26%   30%
Formacion

ピケが出場停止。セスク、イニエスタ、アレクシス、ピント、バルトラ、アルバ、ソングがベンチスタート。中2日でコパクラシコ(ベルナベウ)が控えているので、若干の調整が行われている。怪我明けのビジャは17日ぶりの試合出場。3日前のマラガ戦で大事をとって途中交代したメッシは、元気に先発フル出場。

一人目の交代はペドロからアレクシス。続いてチャビがお役御免となり、セスクが登場。最後はブスケツがベンチに退き、ソングに出番。

Titular Final
先発 終了時
Goles
Messi (10)  
  Raoul Loe (23)
Messi (27pk)  
Pedro (39)  
Messi (55)  
Messi (57)  
Reporte

少し前の試合でCR7がハットトリックを決めたのならば、うちのレオ・メッシはポーカーでござい。大エースに導かれたチームは、良いムードでコパクラシコへと臨む。

リーガ戦線において非常に有利な立場となっているバルサは、指揮官が優勝不可能宣言を行っている白チームと同様、複数の主力をベンチスタートとした。フォームをやや落とす1月末であるし、勝点3を確保できるのであれば、真摯にプレーして良いイメージを残せれば大体はOKという試合。実際にチームはギアをトップには上げておらず、幾分省エネモードでのプレーとなっている。

チャビからメッシへのホットライン

とは言っても、このチームの成熟した連係を止めるのは簡単なことではなく、バルサ選手たちはオサスナの勇気ある前線からのプレッシングもひらりひらりとかいくぐっては、最終ライン裏へとスルーパスを連発。3分のチアゴの突入(胸と頭でコントロールし、最後はバセリーナ)は阻止されたものの、10分にはチャビからのパスを受けたメッシが、あっさりと先制点を決めている。

ビジャのチェイスに急いだGKアンドレス・フェルナンデスのクリアがチャビに渡り、6番は得意の必殺キープ。ここしかない隙間にパスを通し、レオはまったく慌てることなくGKを抜いてシュート、というゴールだった。

オサスナ同点、アリーバスの退場

ティトチーム(ただしミスターはニューヨークで治療中につき、率いたのはロウラ)にとって勿体なかったのは23分の失点だ。スローインからアドリアーノのサイドを深くえぐられ、クリアが短くなったところを、ロエに天晴れなるシュートを左ポスト横へと蹴りこまれて1-1。マドリー戦などでは、こういう失点は避けたい。

だがバルサはこのすぐ後、タナボタ的に2点目を手に入れる。アドリアーノのシュートを手で防いだとしてアリーバスのプレーがペナルティとなり、キッカーを担当したメッシがパワフルなシュートを左端へと蹴り込んで2-1(27分)。さらにアリーバスは18分の時点ですでにカードを受けていたため(こちらもハンド)、2枚目の黄紙で退場処分となっている(抗議によってメンディリバル監督もまた退席)。

一人少なくなったことで、ただでさえパンチ力のないオサスナ(得点数はプリメーラで最下位)の攻めに怖さはなくなった。合計10回とオフサイドに引っかかりまくりながらも(線審もいまいちだった)、バルサはその後も好機を連発。37分、ダニからのセンタリングに合わせたメッシのヘディング弾はポストに嫌われたが、39分にはペドロがきっちりとゴールを捻じ込んで勝負を決めている。これら2つのチャンスをアシストしたのはアルベス。右サイドの破壊者の復調は、非常に心強い。

異次元のポーカー完成

そして後半。自陣から出ることもままならなかったオサスナにバルサはさらに2点を追加するわけだが、ここでメッシを抜群にサポートしたのが左サイドのアドリアーノとビジャだった。まずは55分、ビジャからのスルーパスを受けたバルサの10番は、エリア深部へと侵入すると、ワンタッチでGKフェルナンデスも抜いてゴール陥落。

その2分後にはアドリアーノのパスに抜け出したビジャが左サイドをえぐり、戻したボールをアドリアーノがGK前のスペースへ。後方から猛然と駆け上がってきたギガクラックがそこへと入り込み、いとも簡単にシュートをネットへと突き刺すのだった。なんでしょうこの異次元さは。

悩めるアレクシス

リーガ第21節にして33ゴールを量産する大エースとは対照的に、ゴールが遠いのがアレクシス・サンチェスだった。60分、ペドロと交代でピッチに入ったチリ人デランテロは、この試合でも鋭い抜け出しなどによってチャンスは数回作り出している。けれども気負いが強すぎるのか、あと少しでシュートへと至れなかったり、打てばいい場面でもパスを選択したり。トンネルを抜け出すことがなかなか出来ないサンちゃんだ。

もうひとりの得点に恵まれなかったマタドール、ダビド・ビジャの場合はアレクシスとは違って鋭いシュートを放っていたし(GKがセーブ)、怪我明け初戦でもあり、別に心配は要らないだろう。水曜日のコパクラシコで出番があれば、やってくれそうな気がする。

早ばやとゆとりの4点リードを手にしながらも、それで満足することなく、最後の数秒まで攻め続けたバルサ。結果的に追加点はなかったものの、その飽くなき姿勢はさすがの一言だ。アノエタでの初黒星も、事故だったと見なして差し支えなさそう。3日後のベルナベウでも是非良い結果を残し、士気をブーストさせたい。

【試合終了後のジョルディ・ロウラのコメント】