Copa del Rey 1/8
vuelta

ティト不在でも無問題!

FC Barcelona Cordoba
5 0
10 de Enero - jue 21:30 h
Camp Nou
: 37,607
Goles
Thiago (16)  
Villa (20)  
Villa (25)  
Alexis (54)  
Alexis (84)  
Titular
Pinto 【7】 Saizar
Alves 【7】 Fernandez
Puyol 【7】 Armando
Mascherano 【7】 Alberto Aguilar
Montoya 【6】 Fuentes
Song 【6】 Lopez Garai
S. Roberto 【7】 Lopez Silva
Thiago 【8】 Caballero
Cesc 【7】 Joselu
Alexis 【8】 Dubarbier
Villa 【8】 Fede Vico
Cambios
Puyol→ Bartra (46) 【6】 Fede Vico→ Abel (49)
Cesc→ Tello (46) 【6】 Dubarbier→ Pedro (59)
S. Roberto→ Jonathan (51) 【6】 Caballero→ Rennella (67)
Entrenadores
Jordi Roura 【7】 Rafe Berges
Tarjetas
Mascherano (63)  
Montoya (67)  
Arbitro
Hernandez Hernandez (canario) 【7】
名前の次の数字は評価点:平均点【5】
Estadisticas
1a 2a Total Total 2a 1a
0 2 2 Tarjetas Amarillas 0 0 0
0 0 0 Tarjetas Rojas 0 0 0
11 9 20 Tiros a puerta 7 7 0
8 4 12 Ocasiones de Gol 2 2 0
4 4 8 Corners 8 6 2
1 2 3 Fueras de juegos 3 2 1
7 5 12 Faltas 11 6 5
63%   60% Posesion del Balon 40%   37%
Formacion

ピケ、チャビ、イニエスタ、ペドロ、アドリアーノが招集外。バルデス、メッシ、ジョナタン、バルトラ、ブスケツ、アルバ、テージョがベンチスタート。敵地のイダで2点のリードを手にしていたため、週末のリーガとはメンバーを大きく入れ替えている。

さらに前半で勝負が付いたため、ハーフタイム中にプジョルとセスクが退き、バルトラとテージョがピッチへ。テージョはいつもとは異なり右サイドに入った。最後の交代はアクシデントから。負傷したセルジ・ロベルトに代わり、ジョナタンの出番となった。ゲーム終盤にはビジャが太ももの痙攣によってベンチへ下がったため、10人でプレー。

Titular Final
先発 終了時
Goles
Thiago (16)  
Villa (20)  
Villa (25)  
Alexis (54)  
Alexis (84)  
Reporte

コパの前年度王者であるバルサが、セグンダのコルドバにいわゆる格の違いを見せつけたという試合。全く危なげのないマニータ勝利だった。

ヌエボ・アルカンヘルでのイダに0-2で先勝していたバルサにとって、このカンプノウでのブエルタは、"制度上やる必要があるからやっておきましょうか"というタイプの試合。一方のコルドバにとっては、半分は記念みたいなものだったろう。

ティト・ビラノバが診察でニューヨークへと行っているため、チームの指揮を執ったのはジョルディ・ロウラだった。チャビ、イニエスタ、ピケ、ペドロらが招集外となり、ブスケツとメッシもベンチスタートという先発。コルドバとしてはそのあたりに光明を見出したかったところではあるが、彼らの希望は程なくして打ち砕かれている。ロウラ助監督が前日会見で語っていたように、チームが比類なき真摯さを示したことがその大きな理由だ。

チアゴの先制弾

大逆転劇を起こすためには、とにかく無失点で切り抜けるしか選択肢のなかったコルドバは、まず守備を固めてきた。けれどもこの日もバルサは動きのすべてにキレがあり、パス速度もポジショニングも気持ちの張りも非常に良好。2分のアレクシスの決定機(GKサイサルがブロック)を始め、12分のセスクなど次々とアンダルシアチームを脅かしていく。そして16分、勝ち抜けをほぼ決めるゴールが生まれている。

それは一瞬の出来事だった。テレビ画面がリプレイを映している間にアレックス・ソングからチアゴへと1本のパスが渡る。何故だか完全にフリーだった11番はそのままドリブルで直進し、エリア際からネットを鋭く射抜いて1-0。アルカンタラ兄はその後、ハートマークでゴールを祝っている。

ビジャの強力アピール

平日夜のコパ試合を観に訪れた4万人弱のファン。メッシは出ないのか〜とガッカリしたであろう彼らに喜びを提供したのはダビド・ビジャだった。まずは20分、チアゴのパスを受けてエリア深部まで切れ込むと、DFをひらりとかわし、最後は角度のないところから心憎い浮き球シュートでニアを抜いて2-0!レオがいないのなら、オレが代わりにやってやるよと言わんばかりのゴラッソだった。

更にはその5分後、アレクシスからのボールをセルジ・ロベルトがエリア内で落とし、ここしかないコースに右足シュートを突き刺してドブレッテの完成。やっぱりグアッヘの決定力は並みではないと、改めて実感する2ゴールだった。

バルサはその後も完全にゲームを支配し、ゆとりの内容で前半を終了している(この45分間でコルドバのシュートは0本)。主だった追加点のチャンスも2つほど。31分にはチアゴのシュートが枠を叩き、41分にはセスクのカウンターから、仕上げようとしたアレクシスがスリップしてスッテンころり。なんとも不運なサンチェスではあるが、カンプノウは盛り上がってはいる。

セルジ・ロベルト負傷

合計スコアが5-0となり、敗退の危険性がまずなくなったことで、ジョルディ・ロウラはハーフタイム中にプジョルとセスクをお役御免とし、バルトラとテージョに出番を与えている。しかし不運なことに50分、セルジ・ロベルトが太ももに痛みを感じてプレーを中断。急きょジョナタンが入り、最後の交代枠を使うこととなった。この日のロベルトはハイレベルなプレーをしていただけに、なんとも悔しい負傷だ。

アレクシスも2ゴール

後半の一番の主役はアレクシスといえる。52分、テージョからのパスに抜け出した場面では、GKサイサルをかわしながらもシュートが枠を逸れてしまったが、54分にはついにゴール日照りに終止符。ジョナタンの蹴った左コーナーに頭で合わせ、スコアを4-0としている。

後半に入りコルドバはアグレッシブさを増し、ピントの守るゴールに近づけるようになっていた。前半は1つもなかったシュートが、7本あったことからもそれは判る。彼らの一番のチャンスは65分。バルサはカウンターから1対1の場面を作られているのだが、ここはピントが渾身のブロックにて得点を許してはいない。

クレをヒヤリとさせたのは75分、ダビド・ビジャが太もも裏を押さえる仕草を見せた時だ。幸いグアッヘに怪我はなく、痙攣を起こしただけとのことだったが、ロウラは大事をとってビジャを退場させ、そこからの10数分をバルサは10人でプレーすることとなった。

とはいえバルサは変わることなくゴールを狙い続ける。82分にはチアゴのゴラッソが決まりかけ(テージョがヒールで落とし、ゴール右角を狙ったシュートはわずかに枠外)、83分には1本の縦パスからアレクシスが抜け出し、DFとGKを抜きながらも、ちょっと滑ってシュートまでいけず^^。しかしながらサンチェスはその直後、テージョのシュートをGKサイサルが弾いたこぼれ球を押し込んでこの日2点目。不運と幸運が同居するような9番だが、なにはともあれ結果を残せたのでホッとしたことだろう。なんだかんだで楽しめたゲームだった。

【コルドバ戦後のジョルディ・ロウラのコメント】