Liga Española
jornada 12

メッシってすごいなぁ(今更)

FC Barcelona Zaragoza
3 1
17 de Noviembre - Sab 20:00 h
Camp Nou
: 73,428
Goles
Messi (15)  
  Montañes (23)
Song (27)  
Messi (58)  
Titular
Valdes 【6】 Roberto
Montoya 【7】 Zuculini
Pique 【7】 Goni
Puyol 【7】 Alvaro
Jordi Alba 【8】 Paredes
Song 【7】 Apoño
Xavi 【7】 Pinter
Iniesta 【7】 Movilla
Messi 【9】 Victor
Pedro 【6】 Aranda
Villa 【6】 Montañes
Cambios
Villa→ Tello (62) 【6】 Zuculini→ Wilchez (58)
Puyol→ Bartra (75) 【6】 Victor→ Postiga (73)
Pedro→ Cesc (78) 【6】 Aranda→ Stefan (81)
Entrenadores
Tito Vilanova 【7】 Manolo Jimenez
Tarjetas
  Zuculini (47)
Arbitro
Ayza Gomez (valenciano) 【7】
名前の次の数字は評価点:平均点【5】
Estadisticas
1a 2a Total Total 2a 1a
0 0 0 Tarjetas Amarillas 1 1 0
0 0 0 Tarjetas Rojas 0 0 0
6 2 8 Tiros a puerta 7 4 3
3 2 5 Ocasiones de Gol 2 0 2
2 4 6 Corners 7 4 3
4 0 4 Fueras de juegos 2 1 1
2 5 7 Faltas 11 6 5
67%   66% Posesion del Balon 34%   33%
Formacion

アドリアーノ、アレクシス、チアゴらが怪我で欠場。ブスケツが出場停止。アルベス、セスク、ジョナタン、ピンと、マスチェラーノ、バルトラ、テージョがベンチスタート。腰痛で代表戦を休んでいたソングは元気にピボーテで先発。注目はやはり、9月15日以来となるプジョル&ピケコンビの復活だ。もはやカンテラーノ9人先発はバルサスタンダード。

最初の交代カードはビジャで、テージョ登場となってカンテラ度さらにUP。つづいて怪我明けのプジョルがお役御免となり、若きバルトラがカピタンのポジションに入った。最後はペドロがベンチへと下がってセスクがピッチへ。テージョが右へと移動し、イニエスタがエストレーモ気味になっている。

Titular Final
先発 終了時
Goles
Messi (15)  
  Montañes (23)
Song (27)  
Messi (58)  
Reporte

国際親善試合後の厄介な相手との試合に無事勝利。プジョルの復帰、ソングの好プレーなどポジティブな要素が幾つもあった。メッシのすごさも(何度目かもすでに分からないけれど)再確認。

今回、FIFAウイルスによってアレクシスを4週間失うことになったバルサだったが、長距離遠征の疲れによってチーム全体のパフォーマンスと結果に悪影響が及ぶことはなかった。サンチェスが戦列を離れた代わりにプジョルが復帰し、第4節以来となるピケとのタンデムを形成。ここまでリーガは全試合先発だったセスクと、フル稼働していたマスチェラーノをベンチに置いている。

メッシのえぐいゴールで先制

勝負を長引かせれば代表戦の疲労は顔を出すであろうし、火曜日にはモスクワでの大事な試合が控えている。そういった理由からだろう、バルサはこの試合は早めに決着をつけるべく冒頭からギアをがつんと上げている。最終ラインに欠場者を抱えるサラゴサに、様子を探る余裕を与える狙いもあったかもしれない。

いずれにせよティトチームは試合が始まるや相手陣内に押し寄せ、1分少々にしてメッシが決定的場面を手にしている。しかしながら、アルバからのセンタリングをエリア内で待ち構え、満を持して放ったシュートは、左ポスト横をかすりながら通過。メッシがあのチャンスを外すのはかなり珍しいことだ。

だがエースはそんな失敗を、とんでもないゴールによって帳消しにする。レオからボールを受けたジョルディ・アルバが左サイドを駆け上がり、ビジャによって引っ張られた最終ライン前のスペース(といってもごく小さい)へと鋭い横パスを供給。するとメッシは右足のワンタッチによってライン裏へと抜け出し、ゴール左端へとあっさりシュートをねじ込むのだ。いつものことながら、えげつない得点をいとも容易く決めてくれるお人。

同点にされるも、ソング弾で勝ち越し

欲しかった先制点を手にしたバルサは、その後も順調にゲームとボールを支配していく。しかし、最初に相手に許した決定機で失点するという不運には、この試合でも見舞われることになる。23分のコーナーキック。サラゴサ選手が頭で落としたボールはモントーヤがクリアするのだが、運悪くこぼれ球が正面のモンタニェスへと渡り、元カンテラーノが力いっぱい打ち込んだシュートが、プジョルの足に当たりながらもネットへと吸い込まれていくというツキのない失点だった。

とはいえ今回は一方的に不運なわけではなく、その4分後、同じくコーナーからバルサは再び勝ち越しに成功する。チャビによるショートコーナーをイニエスタがメッシへとつなぎ、10番はエリア内へと強引に侵入。最深部から折り返したボールを、完全にノーマークとなっていたソングがPKスポット前から押し込んで2-1としたのだった。

ソングにとってはこれがバルサでの初ゴール。彼はまたブスケツの代役として出場したピボーテでの仕事を見事に果たし、自らが中盤の底で非常に有効なオプションであることを示している。技術が高くチームコンセプトもよく理解しているので、いろんな起用方ができそうな選手だ。

そのしばらく後には、メッシからのスルーパスを受けてエリア内に抜け出したイニエスタによる、角度のない位置からのノールックシュートもあったが、これは惜しくもサイドネット。もし決まっていれば、最高すぎただけに残念だ。またハーフタイム直前にはスクリーニによる強烈なクロスミドルシュートもあり。その少し前あたりから、バルサのギアは何段か落ちたような感じとなっていた。

勝負を決めたのはまたもメッシ

後半の序盤、勢いがあったのは明らかにサラゴサだった。バルサは悪くはないのだが、特に良くもないといった状態。危険なものはなかったとはいえ、アラゴンチームにシュートを連続して打たれ、またコーナーキックも手にされている。

そんななかで3点目を決め、試合を決着させたのがメッシだった。今度は右サイドのモントーヤとのコンビネーションからの得点。カンテラーノが右方面を深く切れ込み、ペドロとビジャが並走してエリア内へと入っていくと、その後ろで待ち構えていたメッシの前方にはぽっかりとスペースが空いた。そして折り返されたボールを、ブロックが入る前にシュート。ボールはゴールの左隅のさらに隅へと突き刺さり、GKロベルトにはどうすることもできなかった(58分)。

こうして2点差が付くと、ティと・ビラノバは選手交代を開始。ビジャ、プジョル、ペドロがお役御免となり、テージョ、バルトラ、セスクがピッチへと入っていった。あとはゲームを卒なくコントロールして終了のホイッスルとなるのだが、それだけじゃツマラナイだろ、とクレを楽しませてくれたのがイニエスタだ。79分、ドンによるアンリ風シュートはゴールフレームの右角あたりを直撃。ゴラッソが敢えて決まらないのがイニエスタ流なり^^

【ティト・ビラノバの試合後のコメント】