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Liga Española : Jornada 34


再びフエラで、意気上がる逆転勝利。メッシ光る。


 

Levante FC Barcelona
1

2

14 de Abril - Sab 22:00 h
Ciutat de Valencia
: 23,000
Goles
Barkero (22)  
  Messi (64)
  Messi (72pk)
Titular
Munua 【5】 Valdes
Pedro Lopez 【6】 Puyol
Ballesteros 【6】 Mascherano
Cabral 【5】 Adriano
Juanfran 【5】 Busquets
Iborra 【5】 Xavi
Xavi Torres 【5】 Thiago
Valdo 【5】 Cesc
Barkero 【7】 Messi
Batelho 【5】 Pedro
Kone 【6】 Alexis
Cambios
Obradovic→ Lanzaro (65) Xavi→【6】 Cuenca (46)
Aranda→ Helder Postiga (65) Pedro→【6】 Iniesta (53)
Micael→ Juan Carlos (82) Alexis→【5】 Alves (76)
Entrenadores
Manolo Jimenez 【6】 Pep Guardiola
Tarjetas
Botelho (44) Busquets (22)
Iborra (66) Adriano (38)
Cabral (67)  
Juanfran (70)  
Valdo (70)  
Arbitro
Jose Antonio Teixeira Vitienes (cantabro) 【5】
名前の次の数字は評価点:平均点【5】
Estadisticas
1a 2a Total Total 2a 1a
1 4 5 Tarjetas Amarillas 2 0 2
0 0 0 Tarjetas Rojas 0 0 0
3 2 5 Tiros a puerta 15 7 8
2 1 3 Ocasiones de Gol 5 3 2
1 0 1 Corners 6 3 3
2 2 4 Fueras de juegos 1 1 0
10 6 16 Faltas 7 3 4
30% 33% Posesion del Balon 67% 70%
Formacion
ケイタが欠場。怪我明けのアルベスとピケ、そしてイニエスタがベンチスタートとなった。先発は守備時はやや4バックながらも(ブスケツがカバー)、基本的には3デフェンサ。並びは右からプジー、マスチェ、アドリアーノだった。メッシは図より低めの位置取り。アレクシスとペドロは大きく開いている。前半途中よりペドロが右へ、アレクシスが中央へ。チアゴが左方面に回った。交代は後半開始と同時にチャビを下げてクエンカ。その数分後、今度はペドロに代わってイニエスタが投入された。最後のカードはアレクシスに代えてアルベスで、4バックに移行している。
Titular Final
先発 終了時
Goles
Barkero (22)  
  Messi (64)
  Messi (72pk)
Reporte

予想どおりに苦しいゲームとなったレバンテ戦で、なんとか勝利にこぎつけた試合。

カンプノウでのクラシコが翌週に迫り、直前の試合でマドリーがスポルティングを下していたこのレバンテ戦は、バルサにとって是が非でも勝点3の必要な試合だった。毎年苦労しているスタジアムで、チャンピオンズ出場権獲得に燃えるチームとの勝利しか許されない戦い。少なからぬプレッシャーが圧し掛かっていたことは、容易に想像できる。これぞ最終ストレートでのマッチレースの醍醐味だ。

チャンス活かせず、ブスケツにペナルティ

アルベスとピケがプレー許可を受けたばかりということで、グアルディオラはこのシウター・デ・バレンシアでも前節ヘタフェ戦と同様の3バックを採用してきた。チェルシー戦も考慮し、イニエスタもベンチスタート。レバンテがボールを基本的に放棄し、守備を優先したことでポゼッションでは圧倒したバルサだったが、チャンスを活かせなければ苦労するのはご存知のとおりだ。

守備の良いレバンテには先制することが重要ということで、ペップチームは一気に勝負を決めるべく立ち上がりからアクセルを踏み込んでいる。チャンスはあった。メッシのパスを受けフリーでシュートを放ったペドロ(5分)と、チアゴの10分と18分のヘディングシュートなどだ。しかしGKムヌアの活躍とシュートコースのわずかなズレにより、得点とは至らない。このあたり、バルサの先制は時間の問題というムードだった。

しかしゲームというのは分からないもので、カウンターによって得たコーナーから、レバンテがまずゴール奪取に成功する。バルデスのクリアが半端となり、バジェステロスのシュート?がブスケツのたたみ損ねた腕に当たったところでペナルティが宣告されたのだ。故意ではないにせよ、文句は言えない判定。これをバルケロがきっちり決め、レバンテが1-0としている。

10人ディフェンス

まんまとリードを奪ったバレンシアチームは、言うまでもなくがっちり守備を固めてきた。ただでさえ守備的なチームに先制を許せばどうなるか。バルサにとってこれはまさに、避けたかった展開だった。10人でエリアを守るレバンテを相手になんとかスペースを見つけ出そうとするバルサではあったが、残念ながらそういうものは滅多には存在しない。両エストレーモのペドロとアレクシスを使ってこじ開けようとはしていたものの、攻め方がやや単調で脅威とはなれてはいなかった。

バルサにとってヒヤリとしたのは、38分の再びのカウンターだ。右サイドをペドロ・ロペスが猛然と駆け上がり、シュートは左ポストのすぐ横を通過。これが決まっていれば、リーガはおそらく終わっていただろう。前半終了間際には同じくペドロ・ロペスによるハンド臭いプレーもあったが、こちらは主審はファールとはみなしてはいない。

クエンカ投入で流れが変わる

劣勢を挽回すべく、グアルディオラは後半開始とともにチャビを下げクエンカを送り込んでいる。しかしペップチームがまず目にすることになったのはチャンスではなくピンチ。52分にまたもやカウンターからコネに1対1にされかけた時には天を仰ぐ準備も仕掛けたところだったが、このピンチはカピタン・プジョルの完璧なる対応で事なきを得、全世界のクレがほっと胸を撫で下ろしている。フットボルの女神はまだバルサを見放してはいない、そう思わせるプレーだった。

苦しい瞬間にこそそのチームの強さが試される。その意味でバルサは強者だった。栄光を手にするためには、リスクも承知で前進しなければならない。逆風に屈することなくバルサは攻め続けた。そして努力にクラックの才能が伴えば、ご褒美は得られるものなのだ。62分、またもやデッカイ仕事をやってのけたのはレオ・メッシだった。

チアゴが一度右に大きく開いたクエンカへとボールを送り、若きエストレーモは中央のメッシへパス。そしてレオは粘りながらもアレクシスへとボールを預け、生まれたスペースへ優しく落とされたボールを、バルサの10番はコンパクトな左足強烈シュートによって正面のネットへと突き刺したのだ。クラック以外には為しえないゴラッソなり。

バルサ逆転のペナルティキックを生んだのもクエンカだった。アレクシスとのワンツーによってエリア内に侵入したクエンカを競り合ったボテーリョが押し倒し、線審がファールを宣告してテイシェイラ主審がこれを承認。当然ながらシウター・デ・バレンシアは騒然となったものの、キッカー・メッシは動じることなく冷静にこれをゲットし、チームに勝利をもたらしている。

ちなみにメッシはこれでリーガ出場10試合連続ゴールとなり、それはロナウド(1996/97)とマリアーノ・マルティン(1942/43)に並ぶリーガ記録。今季のリーガ得点も41ゴールとし、同点のクリスティアノとの超ハイレベルピチーチ競争を続けている。

苦しみながらもスコアをひっくり返したバルサはその後、ある程度は攻めながらも、上手にゲームをコントロール。きっちりと3ポイントをポケットに収め、バレンシアを後にしている。さて、次はいよいよチャンピオンズ準決勝のチェルシー戦(イダ)。そして土曜にはリーガの行方を大きく決めるマドリーとのクラシコだ。今シーズン随一の山場となる一週間!バモーーーーース!!