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Mundial de Clubes
semifinal



地味トリオでポーカー。嗚呼ビジャ・・・・・(涙)


Al Sadd FC Barcelona
0

4

15 de Diciembre - Jue 19:30 h
Yokohama International Stadium
: 66,298
Goles
  Adriano (24)
  Adriano (42)
  Keita (64)
  Maxwell (81)
Titular
Saqr 【5】 Valdes
Abdulmajid 【7】 Adriano
Lee 【6】 Puyol
Belhadj 【6】 Mascherano
Koni 【6】 Abidal
Mohammed 【6】 Keita
Abdulmajed 【6】 Thiago
Al Khalfan 【7】 Iniesta
Abloushi 【6】 Messi
Keita 【6】 Pedro
Niang 【6】 Villa
Cambios
Albloushi→ Al Yazidi (65) Villa→【6】 Alexis (39)
Niang→ Yusef (77) Abidal→【6】 Maxwell (66)
Keita→ Al Haydos (85) Alexis→【5】 Cuenca (71)
Entrenadores
Jorge Fossati 【6】 Pep Guardiola
Tarjetas
Ibrahim (62)  
Kasola (80)  
Arbitro
Joel Aguilar (El Salvador) 【】
名前の次の数字は評価点:平均点【5】
Estadisticas
1a 2a Total Total 2a 1a
0 2 2 Tarjetas Amarillas 0 0 0
0 0 0 Tarjetas Rojas 0 0 0
2 0 2 Tiros a puerta 18 8 10
1 0 1 Ocasiones de Gol 10 6 4
0 0 0 Corners 7 4 3
1 1 2 Fueras de juegos 6 2 4
5 11 16 Faltas 12 5 7
30% 28% Posesion del Balon 72% 70%
Formacion
アルベス、ピケ、セスク、チャビ、ブスケツ、アレクシスがベンチスタートと、意外とローテーション採用の先発。アドリアーノはキックオフ直後はラテラルだったが、すぐに中盤へと移動。3バックへ移行している。最初の交代は負傷によるもので(涙)、ビジャからアレクシス。後半に入りアルサッドのカメ度合いが高まると、ほぼ2バック状態。ふたりめの交代はアビダルからマクスウェルへ。最後は太ももに違和感のアレクシスを下げ、クエンカ。ペドロが真ん中に入っていた(ハズ)。アドリアーノが下がり目になり、右ペドロ気味だったかも。
Titular Final
先発 終了時
Goles
  Adriano (24)
  Adriano (42)
  Keita (64)
  Maxwell (81)
Reporte

もうなんというか、ただただ悲しい後味のムンディアリート初戦。。。

大方の予想に反し、ペップはいわゆるサブ的な選手たちを先発に起用してきた。鉄板だと思い込んでいたダニもベンチ観戦。このあたり、やはりペップは読めないし、その采配がずばり的中してしまうところもすばらしい。「持っている」監督だ。

アジア王者のアルサッドは、最初からボールを放棄してきた。前半も終わろうかという頃までシュート0本の、完全なるカメ状態。昨夜のレイソルは果敢だった。そんな対戦チームに合わせるように、バルサもゆっくりとゲームに入っていく。パスのテンポはスローで、チャンスらしい場面は17分のビジャが最初だった。

そしてバルサがさらに一方的にボールを支配するようになっていた24分、ご褒美が訪れる。相手ポルテーロとデフェンサがお見合いしているところにアドリアーノが詰め寄ったところ、逃げようとしたボールがアドリのひざ下に当たってそのままゴールへ。カメになっていたのに、エラーで失点するとはお気の毒。

33分から36分にかけては、ビジャにいろいろと起こった。まず33分は、イニエスタの弾丸ミドルをGKが辛うじて弾いたところを、直接ねじ込んでゴール。しかしこれはオフサイド判定で無効となった。そして悲劇に見舞われたのが36分だ。イニエスタからのロングパスに向かい2人のデフェンサと競り合いながらダッシュし、ゴール前で痛みを感じ転倒。直前の着地の際に左すね(頸骨)を痛めており、そのまま負傷交代となった。結果論だが、頑張りすぎたことが裏目に出てしまった。。。

ビジャはそのまま病院へと搬送され、頸骨骨折の全治4-6ヶ月と診断を受けている(涙)。

ビジャの負傷によってチームとクレはショック状態となるも、42分には再びアドリアーノがネットを揺らす。チアゴとのコンビネーションでアルサッドの守備ラインを崩すと、デランテロ顔負けのシュートをゴール左端へと叩き込んで見せるのだ。インターコンチネンタルカップ時代から、デフェンサで2ゴールをあげたのはアドリアーノが初らしい。

 

後半はもうゲームより、ビジャの怪我の具合が気になって仕方がなかった。そういえば62分にはメッシによる際どいフリーキックもあったなぁという程度。レオは徹底マークに遭って不自由そうではあったが、64分には完璧すぎるスルーパスを通し、ケイタによる3点目をアシストしている。最後はケイタがオシャレにボールを流し込む余裕のあるほど、見事なパスだった。

0-3となり、バルサの勝利は確定的となった。こういうときにファンを楽しませるのがプロというものであり、その点でメッシによるチレーナは非常にすばらしい価値がある。決まっていれば尚のこと良かったが、まあ珍しいものを見れただけでも嬉しいものだ。

試合終盤は、ひやひやの連続だった。バルサ守備陣がピンチを招いたわけではない。バルサは常にボールをコントロールし、失うと同時にすばやいチェックでボールを奪い返している。後半のアルサッドは、シュート0本だ。ひやひやしたのは、新たなる怪我人の発生だった。70分には途中出場のアレクシスが、なにやら太ももあたりを気にしながらクエンカと交代。いやな空気が漂う。

さらにはプジョル、マスチェラーノらがアルサッドのラフなタックルによって次々と倒れ、苦悶の表情。カメになっておいてフラストレーションを溜め、乱暴なプレーに走るとはなんたる狼藉か。こういうチームとは本当にお手合わせしたくない。

そういったなか、81分にはチアゴのパスを受けたマクスウェルがニアポストにシュートを蹴り込み、4点目(ポーカー)としている。

ということで、2度目のクラブ世界一まであと1試合と迫ったペップチーム。ビジャの離脱によるダメージは大きいが、日曜にサントスを倒し、このタイトルをグアッヘに捧げよう。