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Liga Española : Jornada 17


カンプノウでは無敵の強さ。アレクシス2ゴール。


FC Barcelona Rayo Vallecano
4

0

29 de Noviembre - Mar 21:00 h
Camp Nou
: 53,775
Goles
Alexis (28)  
Alexis (40)  
Villa (42)  
Messi (49)  
Titular
Valdes 【6】 Cobeño
Alves 【6】 Botelho
Mascherano 【6】 Arribas
Pique 【6】 Jordi
Abidal 【6】 Labaka
Keita 【6】 Casado
Xavi 【6】 Michel
Iniesta 【7】 Movilla
Messi 【6】 Javi Fuego
Alexis 【8】 Lass
Villa 【6】 Michu
Cambios
Xavi→ Thiago (55) 【6】 Michel→ Tamudo (46)
Iniesta→ Cesc (56) 【6】 Javi Juego→ Rafa (55)
Alexis→ Adriano (74) 【6】 Lass→ Piti (69)
Entrenadores
Pep Guardiola 【6】 Jose Ramon Sandoval
Tarjetas
Valdes (83) Lass (39)
Pique (84) Jordi (45)
Arbitro
Perez Lasa (vasco) 【7】
名前の次の数字は評価点:平均点【5】
Estadisticas
1a 2a Total Total 2a 1a
0 2 2 Tarjetas Amarillas 2 0 2
0 0 0 Tarjetas Rojas 0 0 0
      Tiros a puerta      
      Ocasiones de Gol      
      Corners      
      Fueras de juegos      
      Faltas      
% % Posesion del Balon % %
Formacion
カードリーチのブスケツがベンチ。プジョルもベンチ。2試合を休んでいたイニエスタが先発に復帰。システムは最初4バックだったが、10分過ぎからアルベスが中盤へ移動し3バックに。その後ダニはさらにポジションを前に移し、エストレーモとなっている。それに伴いアレクシスが左に移動、ビジャが中央となった。最初の交代は2枚替えで、チャビとイニエスタがお役御免となり、チアゴとセスクが登場。最後は殊勲のアレクシスに代えてアドリアーノ。
Titular Final
先発 終了時
Goles
Alexis (28)  
Alexis (40)  
Villa (42)  
Messi (49)  
Reporte

ヘタフェ戦でのイヤ〜な後味を、さっぱり流し去ってくれる快勝。新鮮な空気をもたらしたのは、アレクシス・サンチェスだった。

必勝を期して臨んだこのラーヨ戦、気合の先発メンバーを組んだバルサではあったが、その出足は鈍かった。ペップが「勇敢なチーム」と警告したいたとおりに、サンバル監督率いるラーヨはバルサを相手に勇敢なるプレーで挑んできた。しっかりとした守備をしながらも、引きこもるわけではなく前線からプレス。キックオフと同時に彼らはバルサ陣内へと押し寄せ、1分にはハビ・フエゴが、3分にはラスがバルデスを脅かしている。

対するバルサはパスにまったくキレがなく、プレーもぶつ切れ。2分にはイニエスタのミドルシュートでご挨拶としているが、その後はとんとチャンスを作り出せてはいない。状況が変化したのはシステムを4バックから3バックへと変更し、アルベスをエストレーモにすることで、アレクシスを左へと移したあたりからだった。

先制点は28分。チャビからのボールを受けたアレクシスはエリアへと侵入すると、キュッと切り返すことでラーヨのマークを外す。そしてコースがあると見るや、ゴール右端へと巻き込むような右足シュートを一発。ボールはポストに当たりながら、ネットを揺らすのだった。彼の持つ高いテクニックが証明されたゴラッソだ。

この先制点はバルサを変えた。ようやく目を覚ましたかのように、あるべきプレーを見せるようになったのだ。そして程なくして追加点が生まれる。決めたのはまたもアレクシス。40分、メッシの縦パスを受けたチャビがエリア内へと入ったかと思うと、マエストロはなんとヒールで左へ走りこむ9番へとパス。ミスが上手くいったように見えて実際は明らかに狙っており、完璧なお膳立てを受けたアレクシスが、きっちりこれを胸でコントロールすると、右足でゴールへと流し込んでいる。

変態的な2ゴールが決まったことで、バルサはどっしり落ち着き、逆にラーヨ(33分に決定機を逃す)は大きな精神的ダメージを受けていた。そこでトドメを刺したのがビジャだった。42分、最終ラインからピケがするするとドリブルでボールを持ち上がると、最終ライン裏のスペースへ上手く入り込んだアルベスへとパス。この時点でダニはGKコベニョと1対1になっており、あとは左横を併走しボールを譲られたグアッヘが、フリーで押し込むだけだった。

 

前半で3点差をつけたことで、勝負の行方は決していた。となれば、平日の夜にスタジアムを訪れたファンが見たいのはメッシのゴールだ。そしてクラックはこのカンプノウの期待に応える。後半開始の笛が吹かれたわずか4分後、アルベスのパスを受けるとレオは右サイドをドリブル突破。スピードに乗って一気にハビ・フエゴをぶち抜くと、そのままエリア内へと侵入し、左足シュートをねじ込んでくれている。

4-0となってからのゲームは、おまけみたいなものだった。グアルディオラは55分にチャビを、56分にはイニエスタをお役御免とし、チアゴとセスクをピッチへ送り込む。そして70分には今夜のヒーローであるアレクシスがアドリアーノと交代。スタジアムはすばらしい活躍を見せた9番に対し、盛大なる拍手を送った。

1年前にちょうどモウマドリーを粉砕したこのクラブ創設記念日に、再びマニータと出来れば素敵ではあったのだが、いつもそう5-0になっちゃうものでもない。69分にはビジャが、77分にはメッシがそれぞれ惜しい場面を作ったものの、ゴールは訪れなかった。

今後数日、メディア(特にマドリ系)が騒ぐとするなら、84分にピケが受けたタルヘタだ。あからさまな遅延行為によって累積5枚目となる黄紙をもらった若大将だが、これがさすがにわざとらしすぎて。クラシコに出場するためにカードを清算しただろうと指摘されても致し方ない行為であり、ペレス・ラサ主審もカードをポケットから出す際、苦笑いをしている。追加の処分があるかどうかは、大会委員会の判断次第だ。