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Liga Española : Jornada


苦しみながらもチャビゴールで勝利。


Granada FC Barcelona
0

1

25 de Octubre - Mar 20:00 h
Los Carmenes
: 22,000
Goles
  Xavi (33)
Titular
Roberto 【6】 Valdes
Nyom 【5】 Alves
Siqueira 【6】 Mascherano
Mainz 【6】 Abidal
Iñigo Lopez 【5】 Maxwell
Fran Rico 【6】 Busquets
Mikel Rico 【7】 Xavi
Abel Gomez 【5】 Cesc
Jaime 【4】 Messi
Dani Benitez 【4】 Pedro
Uche 【5】 Cuenca
Cambios
Uche→ Geijo (63) Pedro→【4】 Villa (55)
Fran Rico→ Mollo (79) Cesc→【5】 Iniesta (71)
  Xavi→【4】 Keita (83)
Entrenadores
Manolo Preciado 【5】 Pep Guardiola
Tarjetas
Uche (3) Alves (27)
Fran Rico (32) Busquets (62)
Jaime (35) Cuenca (66)
Jaime (53DA) Keita (90)
Dani Benitez (63)  
Nyom (87)  
Dani Benitez (92DA)  
Arbitro
Muñiz Fernandez (asturiano) 【4】
名前の次の数字は評価点:平均点【5】
Estadisticas
1a 2a Total Total 2a 1a
3 4 7 Tarjetas Amarillas 4 3 1
0 2 2 Tarjetas Rojas 0 0 0
2 0 2 Tiros a puerta 17 9 8
0 0 0 Ocasiones de Gol 6 2 4
1 1 2 Corners 10 4 6
2 3 5 Fueras de juegos 3 2 1
4 10 14 Faltas 9 3 6
24% 30% Posesion del Balon 70% 76%
Formacion
恥骨炎のプジョルは大事をとって欠場。マスチェ&アビダルはもはやスタンダードコンビだ。左ラテラルはマクスウェル。鉄人チャビの相棒はセスクとなり、左エストレーモはトップ初先発となるクエンカが抜擢された。メッシはたまに右に顔を出しつつも、基本は真ん中。最初の交代は、足首を捻ったペドロに替えてビジャ。同じく右サイドを務めている。ふたりめはお疲れセスクからイニエスタ。最後はチャビがベンチに下がり、ケイタが入った。
Titular Final
先発 終了時
Goles
  Xavi (33)
Reporte

連戦の疲れで身体は重い。勝点3が、なによりの収穫。

セビージャとの激戦からわずか中2日でのアンダルシア遠征とあり、グアルディオラは先発からビジャ、イニエスタといったレギュラー格を外してきた。代わりにスタメンとなったのは、怪我明け初先発のセスクと、トップチーム初先発のクエンカ!だった。

グラナダは守備に自信があるのだろう。週末のセビージャ戦からもヒントを得たのか、ボールをバルサへと譲り渡し、2本のラインでバルサの攻撃を封じ込める作戦を採用してきた。トップにはスピードのあるダニ・ベニテスを起用。カウンターへと望みを託している。

引いて守るグラナダに対し、バルサは割かし自由にボールを回せた。だがそれも肝心なエリア以外での話。ライン間に決定的なボールを入れることは困難で、守備網を混乱させるには至っていない。セビージャ戦では同様の守りに速いパス回しで対抗したが、この日のボールは流れるように選手間を走らない。いわゆるフレッシュさが、ロス・カルメネスでのバルサにはなかった。

そういうときに、有効になってくるのはセットプレーだ。33分、ゴール正面にて自ら手に入れたフリーキックにて、チャビが右足を一閃。ボールは壁の頭上を越え、ゴール左角へと吸い込まれていった。この手のゴールが増えれば、相手のプランもより難しくなる。チャビはこの試合が392試合目のリーガ出場となり、ミゲリを抜いてクラブ歴代1位に。記念日に自分で花を添えている。

前半のバルサは、その他に数度チャンスを手にしている。13分の鮮やかな個人技からのメッシのシュート、15分のエリアへと切れ込んでのクエンカのシュート、20分のチャビのミドルシュート、22分のアルベスのクロスに頭で合わせたペドロのシュートなど。クエンカは初先発ながら怖気づくことなくプレーをしていたが、実力を存分に発揮したとも言えない。今後に期待だ。

 

後半も試合のパノラマに変化はなかった。グラナダは引いて守り、バルサがそれを攻める。ペップチームの狙いは出来るだけ早いうちに追加点を奪い取り、勝負を決めてしまうことだ。1点のリードではどんなアクシデントがあるかも判らない。些細な不注意によって、勝点を失う可能性がある。これまでの総得点が2点のグラナダが相手であってもだ。

グラナダは53分、自分で自分の手を縛る。ハイメが2枚目のカードで退場になるのだ(ちなみに1枚目のカードは、チャビがネットを揺らすきっかけとなったファール)。これで数的に優位に立ったバルサだが、ほぼ同時に不運にも見舞われる。ペドロがシケイラとの競り合いで倒れた際、左足首をぐにゃり。カナリア人エストレーモは即座に交代を要求している。

決定的だったのは59分、GKロベルトからの贈り物ゴールキックをビジャが拾い、パスを受けたメッシがその守護神をバセリーナで仕留めた場面だ。無人のゴールへと跳ねていくボール。しかしラインを越えるかと思った瞬間、全力で戻ったマインスがこれをかき出してしまう。嗚呼、またもレオのゴールが直前で阻まれり!今のメッシはとことんツイてないようだ。

バルサはその後もボールを支配し続けた。バルデスはほぼ観客+1状態。しかし試合の行方は定まらない。これが決まっていれば数日間、新聞の花となっていたであろうクエンカのシュートもGK ロベルトに阻まれ、ゲームは0-1のまま終盤に突入していった。

両チームのプレーリズムは最後へと向かうにつれ、がくんと落ちている。メッシは意地になった感じでくり返し突破を試みるも、簡単にグラナダの守備に引っかかった。どうやらレオには休養が必要なようだが、アレクシスに加えてペドロも離脱した今、それも難しそうだ。このように怪我人が多発すると、コンディション調整が難しい。

試合はバルサにとっては幸い、特にアクシデントが発生することなく終了となっている。終盤はムニス・フェルナンデス主審によるカード祭り。追加タイムにはダニ・ベニテスがオフサイド判定への不満をボールにぶつけ、無用な退場をしている。

さてお疲れモードのバルサの次なる試合は、土曜日のカサでのマジョルカ戦だ。バッテリーを充電する時間は少ないが、上手く回復してほしい。