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Liga de Campeones
Jornada 2



CLフエラ最多ゴールタイ記録。メッシがクバラに並んだ。


BATE Borisov FC Barcelona
0

5

28 de Septiembre - Mie 21:45 h
Dinamo Stadion
: 29,555
Goles
  Volodko (19pp)
  Pedro (22)
  Messi (38)
  Messi (56)
  Villa (90)
Titular
Gutor 【6】 Valdes
Volodko 【7】 Alves
Filipenko 【7】 Mascherano
Simic 【7】 Puyol
Bordachev 【7】 Abidal
Kontsevoi 【7】 Xavi
Rudik 【6】 Keita
Olekhnovich 【6】 Thiago
Baga 【7】 Pedro
Renan Bressan 【8】 Messi
Kezman 【7】 Villa
Cambios
Kezman→ Skavysh (56) Xavi→【6】 Fabregas (60)
Rudik→ Aleksiyan (60) Abidal→【6】 Adriano (61)
Renan Bressan→ Kurlovich (82) Pedro→【6】 Maxwell (69)
Entrenadores
Viktor Goncharenko 【8】 Pep Guardiola
Tarjetas
Simic (81) Alves (77)
Arbitro
Manuel Grafe (aleman) 【6】
名前の次の数字は評価点:平均点【5】
Estadisticas
1a 2a Total Total 2a 1a
0 1 1 Tarjetas Amarillas 1 1 0
0 0 0 Tarjetas Rojas 0 0 0
3 2 5 Tiros a puerta 22 9 13
1 0 1 Ocasiones de Gol 7 3 4
1 0 1 Corners 11 2 9
0 0 0 Fueras de juegos 2 2 0
4 7 11 Faltas 12 10 2
26% 34% Posesion del Balon 66% 74%
Formacion
今回のシステムは4-3-3。ピケは起用されず、ブスケツも休みとなった。好調セスクもベンチスタート。前半はアビダルがよく攻撃参加。最初の交代はチャビからファブレガス。ふたりめはアビダルに代えてアドリアーノ。最後はペドロがベンチに下がり、マクスウェル登場。ポリバレント男アドリが右エストレーモへと移動している。
Titular Final
先発 終了時
Goles
  Volodko (19pp)
  Pedro (22)
  Messi (38)
  Messi (56)
  Villa (90)
Reporte

エラーだらけのカメの子戦術では、バルサのいい餌食。びびるBATEをマニータで撃沈。

ペップも選手たちも、ファンもホッとひと息といったところだろう。ミランとの初戦に引き分け、もしここでもポイントを取りこぼせば・・・と地味に募っていた危機感も、ミンスクでのゴレアーダで一蹴。次なるピルゼンとの2試合できっちりやれば、最初の目標であるグループ突破は確実となった。

さすがに毎回苦戦のチャンピオンズ・フエラ(しかも苦手の東欧)とあって、グアルディオラはこのBATE戦に安心の4バックを採用している。一方のベラルーシ王者は、ケズマンを前線にひとり残した9-0-1といったところ。フットボルはあっさりと放棄し、ただカウンターの奇跡に望みを託した。しかしこの彼らの武器も、職人マスチェラーノによってことごとく無効とされている。

カメとなっている相手をいかにして崩すか、バルサはまずその方策を探した。エリア内に密集するライバルを前に、チャビを中心としてボールを回していく選手たち。そして19分、アルベスがファーポストへと蹴り込んだボールに、メッシが合わせてネットを揺らす。だが実際にはこれは、ボロジコのオウンゴールだった。どうせなら触らず、レオのゴールにさせてくれればいいのに。

1点を奪われても、BATEの戦術に変化はない。バルサの猛攻に、どうにか耐え凌ごうとするのみだ。だが守りにエラーがあっては、上手くいくはずもない。22分、今度はビジャからエリア内へと送り込まれたボールにペドロが珍しく頭で合わせて0-2。GKグトルはこれをクリアしようと飛び出していたのだが間に合わず、無人のゴールへ吸い込まれるボールをただ見送っている。

2点のリードを許したことで、ゴンチャレンコ監督のプランは打ち砕かれた。彼らにはもう、ここからどうにか盛り返す力はなかっただろう。だが過去の失敗を教訓としているバルサは攻めの手を緩めず、BATEゴールを狙い続けた。その報酬が38分の3点目。ペドロが右から送り込んだクロスはなんでもないものだったが、グトルがこれをキャッチし損ない、目の前に詰めていたメッシが苦もなく押し込んで0-3としている。

 

ハーフタイムが明けても、試合のパノラマに変化はなかった。BATEボリソフのライン間は広がり、バルサの前にはパスを回すためのスペースが生まれていた。となると、やってくれるのがクラック・メッシだ。56分、アルベスとのコンビネーションからエリア内へと侵入し、相手デフェンサが5人くらいいるのも構わず強烈シュートを一発。ボールは凄まじい勢いでネットへと突き刺さり、テレビ前で眠くなりかけていたクレの目を覚ますのだった。

このゴールはメッシにとってバルサでの公式戦194点目であり、あの名前だけはよく知っている1950年代の伝説の超クラック、ラディスラオ・クバラのゴール記録に並ぶものだった。まだ24歳の若さにして、レオはクラブ歴代ゴレアドールランクで2位に。残るはこちらも伝説のセサールが持つ235ゴールだが、順調にいくなら、今シーズン中にもこの記録は打ち破られるかもしれない。

勝利はもう間違いのないものとなり、グアルディオラはチャビとアビダルをお役御免とし、セスクとアドリアーノを送り込む。その後はペドロも下げてマクスウェルが登場。アドリアーノのエストレーモ起用が、普通のことになってきている。

雨が強さを増し、4点のリード。ボール支配は変わらず圧倒的。こうなればもう、あとは軽く流して終了の笛を待てばいいのだが、ロスタイム付近でもう1点加え、ケーキにイチゴを乗せるのはこのチームの得意技だ。今回、その役を担当したのはダビド・ビジャ。90分、前線でのプレッシャーによって相手デフェンサのボールをカットすると、チアゴのパスを受けてグトルと1対1となり、股抜きシュートで悠々と料理して見せた。

まだ9月末の段階で、今シーズン4度目のマニータ(公式戦では3つめ)というからすばらしい。他会場ではミランがビクトリア・プルゼニに勝利し、グループHは予想どおりの2強体制となりつつある。