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Liga Española : Jornada 19


バルサ特急は止まらない。メレンゲ列車は一歩減速。

FC Barcelona Malaga
4

1

16 de Enero - Dom 21:00 h
Camp Nou : 71,576
Goles
Iniesta (7)  
Villa (17)  
Pedro (35)  
  Duda (68)
Villa (74)  
Titular
Valdes 【6】 Asenjo

Alves 【6】

Manolo
Pique 【7】 Demichelis
Puyol 【7】 Weligton
Abidal 【7】 Mtiliga
Busquets 【7】 Duda
Xavi 【7】 Apoño
Iniesta 【7】 Maresca
Messi 【8】 Camacho
Pedro 【7】 Baptista
Villa 【8】 Quincy
Cambios
Alves→ Adriano (27) 【6】 Maresca→ Eliseu (59)
Iniesta→ Afellay (81) 【6】 Quincy→ Rondon (59)
Pedro→ Bojan (81) 【5】 Camacho→ Recio (78)
Entrenadores
Pep Guardiola 【7】 Manuel Pellegrini
Tarjetas
Abidal (76) Demichelis (28)
   
Arbitro
Gonzalez Gonzalez (castellano-leones) 【】
名前の次の数字は評価点:平均点【5】
Estadisticas
1a 2a Total Total 2a 1a
0 1 1 Tarjetas Amarillas 1 0 1
0 0 0 Tarjetas Rojas 0 0 0
    12 Tiros a puerta 4    
    10 Ocasiones de Gol 1    
    8 Corners 1    
    6 Fueras de juegos 1    
    12 Faltas 12    
% 71% Posesion del Balon 29% %
Formacion
気合のベストメンバー。しかし前半、アウベスがハムストリングスを痛めて交代。アドリアーノが急きょピッチに立った。残る二人の交代はゲーム終盤、同時に行われ、イニエスタとペドロがベンチに下がってアフェライとボージャンが登場。アフェライはデビュー後4試合連続での後半出場。
Titular Final
先発 終了時
Goles
Iniesta (7)  
Villa (17)  
Pedro (35)  
  Duda (68)
Villa (74)  
Reporte

どんな試合でも、全力プレーで好結果。リーガ前半戦を締めくくるマラガ戦も、いつもと変わらぬスペクタクルなバルサがカンプノウを魅了した。

ゲームはまず、しぶとく2位を追っていたレアル・マドリーが19位のアルメリア相手に引き分ける(1-1)という素敵なニュースと共に始まっている。この時点で冬のカンペオンは確定。あとはしっかりと彼らとの差を広げることが、ペップチームの任務となった。

数年前であれば、ここでお付き合いをするのがバルサだったりもしたのだが、グアルディオラに率いられたチームにそんなエラーはない。相手が伝統的に苦手とするペジェグリーニ率いるチームであろうとも、きっちりと踏み潰す。いや、謎の大投資によってデミチェリス、バティスタ、マレスカ、カマーチョらを補強したとはいえ、急ごしらえチームではバルサに敵うはずもないのだ。

モウリーニョがどういう言い訳をしようかと思案し、審判のせいにしようと思い立ったであろう時、バルサ選手たちはまたも美しいフットボルを展開し、早々に先制点を奪ってみせた。アルベスが右サイドでためを作り、中央エリア際へとボールを送り込んだところを、待ち構えていたイニエスタがダイレクトに右足でズドン!ポストをかすめながらネットに突き刺さる、実に心地よいゴールだった(7分)。

先制したバルサはもう、そこらのチームでは手がつけられない。恐るべきスピードで展開していくパスをマラガはただ追いかけるしか出来ず、バルサは圧倒的に試合を支配した。16分にはチャビのクロスバー直撃弾があり、直後の17分にはビジャの追加点。ブスケツが相手エリア前でボールをカットし、チャビがこぼれ球をはたくと、異次元メッシが斜めスルーパスを供給し、GKアセンホと1対1となったビジャが、股を抜くシュートで仕上げたのである。

バルサはその後、25分のアルベスの負傷交代によって一時的にリズムを落とすのだが、それが長引くことはなく、35分には3点目を決めてトドメをさす。アシスト仕事人を化したメッシから美しく完璧なスルーパスが繰り出され、抜け出したイニエスタの1対1シュートはアセンホに弾かれたものの、点取屋の嗅覚で詰めていたペドロが、これをきっちり流し込んだのだ。

前半終了間際、メッシは自らも2度のゴールチャンスを手にしたのだが、この日の彼はゴール運には恵まれていなかった。しかしゴールがなければ、アシストがある。プレーに幅を手にしたメッシは、確実に一つレベルアップを果たしている。

 

このところの試合としては珍しく、このマラガ戦ではバルサは3-0となったことで、後半に少々ギアを落としている。マラガもしばらくはこれに付き合っていたのだが、ペジェグリーニがエリセウとロンドンの二人のデランテロを投入したことで、彼らはいくらかの反撃を開始。68分にはエリア正面で手に入れたフリーキックを、ドゥダが直接ゴール右に放り込んでいる。

しかしマラガの意地と名誉のゴールによって、バルサもまた目を覚ました。ゴールのお返しをしたのは、失点のフリーキックでジャンプをせず、頭上をゴールに越されたビジャだった。74分、チャビからの裏へのパスへと抜け出し、アセンホをドリブルでかわしてシュートを流し込んだグアッヘ。お見事でありました(4-1)。

勝負はこれで決まったので、あとはカンプノウのファン向けのお楽しみタイムである。このところのお約束のごとく、イブラヒム・アフェライの時間の到来だ。少しずつ、チームに馴染んでいっているようでなによりのイビ。同じく81分に出番となったボージャンにも見せ場が訪れたが、決めきれないのが彼の迷いを表しているようだ。

ゲームはそのまま4-1で終了する。これにてバルサは史上空前の勝点52を獲得し、リーガ前半戦を終了。リーガでの連勝も13に伸ばし、公式戦での連続無敗もクラブ記録を1つ更新し28とした。もうどうにも止まらないバルサ。どこまで突っ走るのか、本当にどえらいチームだ。