トップページデータ室10/11試合データ>デポルティボ

 

 

Liga Española : Jornada 18


王者の風格。効率よくリーガ12連勝、フエラ開幕9連勝。

 

Deportivo FC Barcelona
0

4

8 de Enero - Sab 22:00 h
Riazor
: 34,000
Goles
  Villa (26)
  Messi (51)
  Iniesta (79)
  Pedro (80)
Titular
Aranzubia 【7】 Valdes
Laure 【7】 Adriano
Lopo 【7】 Pique
Colotto 【7】 Puyol
Manuel Pablo 【7】 Abidal
Ruben Perez 【7】 Mascherano
Antonio Tomas 【8】 Iniesta
Desmarets 【6】 Keita
Saul 【8】 Messi
Juan Dominguez 【7】 Pedro
Adrian 【7】 Villa
Cambios
Saul→ Valeron (54) Villa→【5】 Bojan (70)
Desmarets→ Rindarov (70) Pedro→【6】 Afellay (81)
J. Dominguez→ Pablo Alvarez (79) Iniesta→【6】 Thiago (81)
Entrenadores
Migel Angel Lotina 【7】 Pep Guardiola
Tarjetas
Ruben Perez (50)  
   
Arbitro
Delgado Ferreiro (vasco) 【7】
名前の次の数字は評価点:平均点【5】
Estadisticas
1a 2a Total Total 2a 1a
0 1 1 Tarjetas Amarillas 0 0 0
0 0 0 Tarjetas Rojas 0 0 0
2 3 5 Tiros a puerta 7 4 3
1 1 2 Ocasiones de Gol 5 4 1
1 3 4 Corners 7 4 3
1 0 1 Fueras de juegos 2 1 1
6 2 8 Faltas 7 4 3
30% 32% Posesion del Balon 68% 70%
Formacion
チャビ、アルベス、ブスケツらがベンチ観戦。アドリアーノが珍しく右ラテラルに入っている。ビジャは中央付近で多くプレー。最初の交代はビジャに替えてボージャン。残りは二人同時で、ペドロとイニエスタがお役御免となり、アフェライ、チアゴら若者が登場した。アフェライは右方面を担当。
Titular Final
先発 終了時
Goles
  Villa (26)
  Messi (51)
  Iniesta (79)
  Pedro (80)
Reporte

バルサの勢いはリアソールをもってしても止められない。ローテーションを採用しても、さすがの強さでしっかり勝って、リーガ前半戦フエラ全勝。

国王杯で生き残るかぎり、1月はバルサにとって非常に過密な日程となる。試合前日に「全員にチャンスがある」と明言したとおり、グアルディオラはこのデポルティボ戦にアルベス、チャビ、ブスケツといった主力級を休ませてきた。ケイタ、マスチェラーノの出番である。

ゲームはいつもと同じく、バルサがボールを支配し始まっている。デポルはドン引きではないにせよ、守ってカウンターの機会を窺う戦術。バルサは8割に迫る支配率で、ボールを回した。しかしシュートの場面はなかなかに訪れず、最初のまともなシュートは26分のビジャの先制ゴールだった(はずだ)。

それまでラストパスに精度を欠いていたバルサだったが、この瞬間のメッシのアシストは完璧だった。ビジャの抜け出しも完璧で、最後の角度のない位置からのニアへのGKアランスビアの股抜きシュートも完璧。お見事というしかない、ビジャにとってのプリメーラ通算150ゴールだった。

最も困難な先制点を手に入れたことで、バルサは落ち着きを得た。37分には、幻のアビダル弾も登場。先日のサン・マメスでのゴールと同様、実に美しい得点だったのだが、その攻め上がりがあまりにも怒涛だったため、オフサイドとなったのが残念だ。アビ、まだまだ絶好調なり。

 

前半は1度しか決定機を作り出せなかったバルサだったが、後半はこれ以上ない形でスタートを切っている。51分にメッシの追加点が決まり、勝敗が事実上決したのだ。きっかけはメッシによる前線でのボールカットだった。一気にドリブル突破を仕掛けるクラックをルベン・ペレスがカード覚悟で引っ張り倒し、手にしたフリーキックをメッシ本人が叩き込んだのだ。若干距離のある位置からのシュートだったが、ボールは壁を巻き、完全なカーブ軌道でゴール左にずどん。アランスビアはボールが外れると思ったのだろう。ほぼ動くことなく、シュートを見送っている。

このバルサを相手に0-2となっては、奇跡以外にポイントを獲る手立てはない。リアソールの観客たちはデポルティボに声援を送りつつも、メッシやイニエスタのスーパープレーに拍手を送っていた。実際、デポルはバルサから1点をもぎ取るための、果敢な攻めは見せていない。

バルサのボール支配はさらに強固なものとなり、終盤のフィエスタへと向かっていく。2つの追加点が入ったのは、デポルが若干ながら前に出た残り10分あたりだ。まずは79分、デランテロのごとく前線でボールをキープしたピケから右にいたイニエスタへとボールが展開され、ドンはそのままメッシのごとく、中央へ切れ込んで左足を一閃。左ポスト横へとシュートを突き刺している。

さらにその1分後、今度はカウンターからメッシが突破を仕掛け、彼は待ち受けたセントラルの体当たりによって止められるのだが、そのこぼれ球を併走していたペドロが冷静にバセリーナで放り込んで0-4。実はここまで、バルサの枠内シュートは4本だった。それで4得点。素晴らしき効率性の良さである。

この試合、アランスビアが最初のセーブを行ったのは88分、メッシのシュートを弾いた場面だったらしい。バルサにとって5本目の枠内シュートだった。そして試合終了直前のロスタイム、今度はバルデスがアドリアンの1対1からのシュートをパラドン。この場面で集中を失うことなく、難しいシュートを防いだ守護神に乾杯だ。

こうしてバルサの新たなるリサイタルは0-4で終了。困難と思われるミッションでも、次々とクリアしてしまうこのチームはどこまでいってしまうのだろうか。リズムを落としてこれだから、恐ろしい。