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Liga Española : Jornada 9

充電バッチリ素晴らしきバルサ。解けたか、ビジャの"呪い"。

FC Barcelona Sevilla
5

0

30 de Octubre - Sab 22:00 h
Camp Nou : 81,020
Valdes 【7】 Javi Varas

Alves 【7】

Konko
Pique 【7】 Caceres
Puyol 【7】 Alexis
Abidal 【7】 Luna
Busquets 【7】 Perotti
Xavi 【7】 Renato
Iniesta 【7】 Romaric
Villa 【8】 Capel
Pedro 【7】 Luis Fabiano
Messi 【9】 Kanoute
Cambios
Xavi→ Mascherano (60) 【6】 Perotti→ Zokora (46)
Pedro→ Bojan (60) 【5】 Luis Fabiano→ Dabo (46)
Puyol→ Adriano (65) 【6】 Kanoute→ Negredo (69)
Entrenadores
Pep Guardiola 【7】 Gregorio Manzano
Tarjetas
Puyol (28) Kanoute (21)
  Alexis (28)
  Konko (41)
  Konko (45)
Arbitro
Turienzo Alvarez (castellanoleones) 【7】
名前の次の数字は評価点:平均点【5】
Estadisticas
1a 2a Total Total 2a 1a
1 0 1 Tarjetas Amarillas 4 0 4
0 0 0 Tarjetas Rojas 1 0 1
9 7 16 Tiros a puerta 3 1 2
5 5 10 Ocasiones de Gol 3 1 2
5 6 11 Corners 1 1 0
0 3 3 Fueras de juegos 6 3 3
5 8 13 Faltas 10 2 8
71% 69% Posesion del Balon 31% 29%
Formacion
充電バッチリのベスト布陣。アルベスは攻撃的な位置取りで、3バック気味。前線は、今回はビジャが右方面によく顔を出しつつ、メッシとポジション交換。これが機能する。最初の交代は二人同時で、チャビとペドロがベンチに下がり、マスチェラーノとボージャンが登場。ブスケツがインテリオールへ移動した。交代3人目はプジョルに替えてアドリアーノ。アビダルがセントラルに入った。
Titular Final
先発 終了時
Goles
Messi (4)  
Villa (23)  
Alves (52)  
Messi (63)  
Villa (90)  
Reporte

久々に、本当に爽快なバルサのプレーが戻ってきた。このフォームを持続できれるなら、タイトルも期待できそうだ。

近年、カンプノウではセビージャに勝ちまくっているバルサ。そういう相性の良さと、ミッドウィークの主力温存&フィジカル鍛錬が功を奏したのだろう。充電ばっちりとなったバルサが、哀れなチーム・マンサーノを木っ端微塵に打ち砕いた。ポルテーロがパロップであろうとなかろうと、セビージャはバルサ、メッシ、ビジャにとってのお得意様である。

グアルディオラはこの試合、ビジャを右方面で起用することで見るものをまず驚かせている。ビジャとメッシが中央へ寄った時は、空いたスペースにアルベスが上がってくるという寸法だ。

バルサはキックオフ直後からギアをトップに入れ、アクセルをグッと踏み込んでセビージャ陣内に押し寄せている。1分と経たないうちにチャビのミドルにて警告を発すると、4分には波状攻撃の仕上げとして、ゴール前密集地帯のメッシがねじ込んで先制に成功。まず守備を意識するセビージャの出鼻を挫いた。

リードをしたことでギアを落とすのがバルサの悪い癖だったが、この試合ではそれもなし。ペップチームはむしろ勢いを強めてセビージャを攻め立てた。チャビとイニエスタが中盤で自在にボールを操り、アウベスとペドロがサイドでアクセントを作る。セビージャの危険人物ペロッティは封印され、ルイス・ファビアーノは前線で孤立した。

そして23分、ついにはビジャの呪いが解ける瞬間が訪れた。メッシからのパスを受けて右へと流れ、そこからエリア内へと切れ込んでの左足でのシュート!ボールは完全なるコースを描き、ファー側のサイドネットに突き刺さったのだった。代役GKハビ・バラス、どうすることもできず。

2-0となったことで、セビージャの心は折れる。バルサのゲーム支配は揺るぎないものとなり、バルデスがその手でボールを掴む機会は1度しか訪れなかった。勝負が事実上、決着したのはハーフタイム直前の45分、2枚目の黄紙によってコンコが退場となった瞬間だ。

 

後半も前半と同様、バルサの一方的支配は続いた。ハーフタイムを機にがたっと調子を落とし、相手に反撃を許すこともなし。過去の教訓は活かされている。

セビージャはペロッティとファビアーノを下げ、守備的選手を送り込むことで、さらなる悲劇を防ごうとしたのだが、その願いも52分のアルベスのゴールによって無残に砕かれる。ロマリックがGKへと軽率に送り込んだヘディング浮き球バックパスを見逃さず、フライングダッチマンのごとくジャンピングシュートを決めたアルベス・・・なんてゴールを入れるんだろうか、このラテラルは。元セビージャ選手として、ダニはこの得点を祝おうとはしなかった。

3点差をつけても、バルサは攻勢を緩めない。4点目は63分、グラウンドのほぼ中央で相手を弾き飛ばすようにボールを奪ったメッシがそのままドリブルを仕掛け、エリア際正面まできた瞬間、シュートコースが開いたところへボールを流し込んだのだ。えげつないクラックである。

お祭りのフィナーレはビジャだった。79分、メッシからのスルーパスを受けた後のシュートはポスト横にいたダボによってクリアされた彼だったが、90分のチャンスは逃さなかった。デフェンサたち3人を引き連れながらも、ゴール正面から右ポスト際へとズバッと一発決めたビジャ。最後の瞬間までゴールを貪欲に狙うその姿勢は素晴らしいの一言だ。

ペップが試合後の会見で言っているように、このセビージャ戦でバルサは見失っていたものの多くを再び見つけ出し、取り戻すことができた。いよいよ最高のバルサが甦ったか。次のコペンハーゲン戦にも期待したい。