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Copa del Rey : 1/16 final ,Vuelta

後半、怒涛の5得点。気を抜かずにきっちり任務完了。

 

FC Barcelona Cultural Leonesa
5

0

10 de Noviembre - Mar 22:00 h
Camp Nou : 26,322
Pinto 【6】 Diego Calzado
Alves 【6】 Cervero
Puyol 【6】 Salva
Marquez 【7】 Pereira
Maxwell 【6】 Roberto Calros
Busquets 【6】 Chema
Jonathan 【7】 Mato
Iniesta 【7】 Abel Segovia
Pedro 【7】 Jahve
Jeffren 【6】 Ferran Tacon
Bojan 【8】 Jito
Cambios
Jeffren→ Fontas 【6】(58) Jahve→ A. Suarez(62)
Puyol→ Messi 【7】(61) Jito→ Richar(62)
Iniesta→ Xavi 【7】(65) Mato→ Bandera(69)
Entrenadores
Pep Guardiola 【7】  
Tarjetas
  Cervero ()
   
   
   
Arbitro
Ayza Gamez (valenciano) 【】
名前の次の数字は評価点:平均点【5】
Estadisticas
1a 2a Total Total 2a 1a
      Tarjetas Amarillas      
      Tarjetas Rojas      
      Tiros a puerta      
      Ocasiones de Gol      
      Corners      
      Fueras de juegos      
      Faltas      
% % Posesion del Balon % %
Formacion
いわゆる手続き試合ではあるが、それなりのメンバー。ただ、週末のマジョルカ戦とは7人が入れ替わっている。ジョナタンが初先発。交代はまず、ジェフレンに替えてフォンタス。イニエスタが前線に上がった模様。続いて、プジョルを休ませてメッシ投入。フォンタスがピボッテからセントラルへ?最後はイニエスタに替えてチャビ。映像未確認のため、図は想像。
Titular Final
先発 終了時
Goles
Bojan (51)  
Bojan (53)  
Pedro (62)  
Messi (64)  
Xavi (74)  
Reporte

 

平日22時開催の、すでに勝負の行方はほぼ決まってしまっているコパ1/16。夜風は冷たく、選手も観客もモチベーションの上がらないゲーム。しかしペップバルサは後半過ぎからではあるが、現役王者であることを証明してくれた。やるもんだ。

バルセロナといえども、11月ともなれば夜は寒い。かなり冷える。カンプノウのスタンドへと足を運んだ26000人のファンたちはかなりの勇者ともいえ、その熱意は賞賛に値する。だが彼らは前半、その忠誠心を悔やんだかもしれない。これなら家で温かいコーヒーでも飲みながら、のんびり観戦した方が良かったと思ったことだろう。

いつものように、ボールはバルサが支配していた。対するクルトゥラルは決して勝負を放棄してはおらず、統率されたラインでバルサの中盤に圧力をかけ続けた。イニエスタとジョナタンは自由にプレーをさせてもらえない。それでも相手エリアには近づくのだが、最後の詰めに精度を欠いていた。クルトゥラルの狙いは、早い時間帯にゴールを奪い、バルサを慌てさせること。それを防ぐことに、チームペップは専念しているようだった。

だが時間が経過すると共に、レオネサの頑張りにも陰りが見え始める。30分頃からは、バルサに幾つかのチャンスも訪れた。しかしペドロとジェフレンは、この日の主役となるチャンスを逃してしまう。得点の匂いを漂わせながらも、ゲームは0-0のままハーフタイムを迎えた。

 

後半になると、バルサは突如、エンジンを吹かしだした。そしていきなりゲームは“カンペオン対セグンダB”の様相を呈するのである。ここで一気にヒーローへと名乗りを上げたのは、ボージャン・ケルキッチだった。まずは51分、エリア内にてジェフレンが左から入れたボールを、ファーのボージャンがすっと押し込んで1-0。こういうゴールは本当に上手い。さらにその2分後、ジョナタンのスルーパスに抜け出したボージャンはGKカルサドを抜き、角度のないところからボールを流し込んだ。

合計スコア4-0の安全圏内に入り、ギアを緩めるかと思われたバルサであったが、ペップはここからゴージャスな選手交代を行っていく。ダメージを受けたジェフレンを下げ、フォンタスを入れた後、プジョルに替わって登場したのがなんとレオ・メッシ。この日のメッシは、相変わらず中央寄りのプレーではあったものの、このところの不出来を忘れさせるほどいい感触だった。3点目の起点も、このメッシとなる。

中央をドリブルで駆け上がり、絶妙のタイミングで左のイニエスタへとパスを送るメッシ。ドンはエリア内に切れ込み、シュートと思わせつつ、ファーで超フリーのペドロへとボールを戻した。あとは余裕でシュートを突き刺すだけだった。イニエスタの落ち着き、ペドロの得点力の共鳴。

クルトゥラルはこの怒涛の3ゴールでショックを受けたのだろう。64分にはカルサドがゴールキックを失敗。ペドロがこれを拾い、パスを受けたメッシがドリブル突破の末、デフェンサたちをあざ笑うかのようなフェイントと鋭いシュートにてネットを揺らした。

そしてフィエスタの仕上げは、最後の途中交替選手となったチャビ・エルナンデスだ。74分、中央のメッシが右のペドロへとボールを回し、レオはそのまま勢いよくエリア内へと突進する。そしてペドロから返されたクロスボールを、ペナルティスポットから技ありのヘディングシュートでゴールに沈めたのだった。メッシの突入が、デフェンサの注意を引き付けていた。

その後、アルベスのシュートがポストに弾かれる場面もあったが、ゲームはそのまま5-0で終了。これは奇しくもコパで生き残るため、マドリーが目指していたスコアだった。別会場、同様にセグンダBのチームを迎えたマドリーはしかしバルサのようには行かず、フルメンバーを投入しながらも1-0が精一杯。早くもここで、コパから姿を消した。白ファンの帰路は、さぞ寒かったことだろう。寒空の応援をゴレアーダで報われたクレとは大違いだ。