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Copa Franz Beckenbauer

スペクタクルは今後にお預けながら、メッシのゴラッソにて勝利。

Bayern Munich FCBarcelona
0 1
Allianz Arena
Kahn 【5】 【5】 Valdes
Lell 【5】 【5】 Zambrotta
Van Buyten 【5】 【5】 Oleguer
Lucio 【5】 【5】 Thuram
Lahm 【5】 【7】 Abidal
Altintop 【7】 【7】 Toure
Ottl 【5】 【6】 Xavi
Van Bommel 【5】 【5】 Iniesta
Schweinsteiger 【5】 【5】 Henry
Scholl 【7】 【5】 Ronaldinho
Toni 【5】 【5】 Eto'o
Cambios
Kahn→Rensing 【5】(46) Zambrotta→【5】 Marquez(46)
Lahm→Jansen 【5】(46) Iniesta→【5】 Deco(46)
Van Bommel→Ze Roberto 【5】(46) Eto'o→【7】 Messi(46)
Toni→Klose 【5】(46) Ronaldinho→【6】 Dos Santos(46)
Lucio→De Michelis【5】(46) Thuram→【6】 Milito(60)
Scholl→Ribery 【5】(53) Oleguer→【sc】 Belletti(89)
Schweinsteiger→Wagner 【5】(69)  
Ottl→Ismael 【sc】(87)  
Entrenadores
Ottomar Hitzfeld 【5】 【5】 Frank Rijkaard
Tarjetas
  Oleguer (83)
   
   
Arbitro
Felix Brych
名前の次の数字は評価点:平均点【5】
Estadisticas
1a 2a Total Total 2a 1a
0 0 0 Tarjetas Amarillas 1 1 0
0 0 0 Tarjetas Rojas 0 0 0
5 2 7 Tiros a puerta 9 5 4
      Ocasiones de Gol      
      Corners      
      Fueras de juegos      
1 2 3 Faltas 7 5 2
% 43% Posesion del Balon 57% %
Formacion
先発はアジアツアーと同じ陣容。後半、まずはザンビーに替わってマルケス。これに伴い、ウラゲールが右サイドへ移動。さらにエトーとロニーが下がり、メッシとジョバニが入ったことで、アンリが中央へ移動している。イニエスタとデコは同じ位置同士の交代。チュラムに替わって入ったミリートは、これがバルサの選手としての初出場。最後はウラゲーに替えてのベレッティ。
Titular Final
先発 終了時
Goles
  Messi (84)
   
Reporte

メーメト・ショルの引退試合として、バイエルン・ミュンヘンから招待を受けての、この夏最後の親善試合。勝負を決めたのは、このゲームがプレシーズン初出場となるメッシだった。

敵地アリアンス・アレナでの、プレシーズン最初にして最後の競合相手の真剣テスト。バイエルンは昨年のガンペール杯での敗北(4-0)への雪辱を期しており、さらにリーグも開幕しているなど、高いモチベーションとコンディションで臨んでくると予想された。

対するバルサは、そんな本気のグランデを相手に、ここまでのいいイメージが本物であることを確認することがこの試合の目的となる。先発メンバーはまったくの予想通り。メッシらコパ・アメリカ組は、後半からの出場となった。

ただの親善試合であることが勿体ないようなこのゲーム、まずはお互いが様子を探りあう形でスタートしていく。挨拶を交し合うように、ゆっくりとしたリズムでパスを回す両チーム。バルサが最初のチャンスを手にしたのは、10分が経過してのことだった。

バイエルンは各ラインを連動させてプレスをかけ、ここぞというところでのパスを許さない。バルサは例によってボールはコントロールしているのだが、各選手の動き出し、パス展開の速度がまだ本調子ではなく、バイエルンの守備を撹乱させるには至れなかった。この状況を打破しようと、トリデンテは頻繁にポジションを交換するものの、縦への崩しが乏しく、決定機は作れない。アンリは2回ほどチャンスを手にしたものの、これらを活かすことは出来なかった。

ゲームは15分まではバルサがリードし、それ以降は両チームが攻め合う感じ。どちらかといえば、バイエルンの方にバランスが傾いていた印象か。20分に

 

ハーフタイム、ライカーはまず4人の選手を交代させる。前線ではロニーとエトーが下がり、メッシとジョバニがイン。これはこれで楽しみな布陣である。そして後半、あまりリズムを感じられなかった前半に比べ、両チームともにプレーの激しさを増していくのだが、53分、リベリーと交替でベンチに下がるショルに対して、ちょっとした引退記念セレモニー。スタジアムは大きな拍手に包まれた。

その後はデコの強力なミドルシュートあり、アルティントップの惜しいプレーあり、アンリのヘッドあり、と幾つかの見所が続くのだが、依然としてスコアは動かない。気合で上回っていたのはバイエルンだったが、バルサ守備陣はよく持ち堪えていた。そしてそのまま引き分けかという空気が漂っていた84分、メッシが鮮烈に存在をアピールするのである。

ショートコーナーからデコが上げたセンタリングは、バイエルン守備陣に弾かれる。しかしエリア右隅に落ちてくるそのボールを、メッシはそのままダイレクトにシュート!これが見事にゴール左隅に決まり、バルサが均衡を破るのだった。ワンプレーで試合を決めるクラック・メッシ、健在。

ゲームはそのまま、0-1にて終了。バルサはプレシーズンの6試合をすべて勝利で終えるという、文句ない結果を手に入れた。リーガ開幕は10日後の25日。メッシがいきなり大きな仕事をしたことで、現段階では先発メンバー入りに大きく前進したといえる。さあここからはバルセロナに戻って、いよいよプレシーズンの仕上げだ。勝ちはしたものの、内容的にはまだ不十分。磨き上げていく箇所は、いくつも残されている。