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トップページバルサニュース過去記事>5月04日

 

2007年5月04日

実は今日、試合ありマス。

 

本日カンプノウでゲームがある雰囲気など、微塵もなし。

マンチェスターでの敗北によって、どうにもこうにも否定できないほどに証明されてしまったライカーバルサによるサイクルの終焉。今シーズン唯一の希望が絶たれたことで多くのバルセロニスタは燃え尽き、その後に残されたリーガ4試合に、これといったモチベーションを見出せずにいます。なのでカンプノウにバレンシアを迎え撃つという好カードも、言ってみればただの消化試合。2位も現実的に厳しいとなった今、あえてこの試合に注目点を見出すとするならば、それはスタンドで繰り広げられるであろうパルコに向かっての大抗議行動となるでしょう。今宵のカンプノウは、口笛の白ハンカチのショータイムかもしれません。

 

◇盛り上がらないバレンシア戦

多くのクレと同じく、試合自体に大した意味を見つけられないままにカタラン2大スポーツ紙のサイトを覗いてみると、まあこちらも大体は同じような雰囲気が漂っています。ムンド紙はかろうじて「審判の日」と銘打って今日のバレンシア戦ではチームやライカー、そしてラポルタへの判定が下される(ハンカチが舞う)であろうことを取り上げていますが、スポルト紙にいたっては「メッシ銀河!」ですから。来季はメッシをプロジェクトの中心に5人の補強選手がやってくるとのことで、その第一弾がダニ・アルベスじゃないかとのことですが、さすがに試合当日の一面とは思えないほどの棄てっぷりです。パニョラーダや関心の失せたリーガ戦の話題で無理に盛り上げようとするより、楽しいっちゃあ楽しいですがね。

 

◇ライカーは去就に興味が集中

その中で両紙が共通してそれなりに扱っているのは、会見でライカーが語った自らの将来に関するコメント。退団が規定事実となっている彼ではありますが、さすがにこのタイミングでは「はい、辞めます」とはいえません。よって、次のような言葉を述べるに留めています。「私はいつもただ、チームを最大限に機能させることだけを目指している。欠点はあるけど、全力を尽くしてね。その後のことは、あとになれば分かるよ。」そして選手たちについて。「彼らの状況は見た目ほどに簡単やないけど、私はチームが最良の位置を得るために、最後まで戦うと確信している。」

ライカーとしては、まだ終わってはいないリーガの絶対に落とせないカーサでの試合を前にして、周囲にはユナイテッド戦のように、一丸となって試合に集中してほしいのでしょう。しかし周りの興味はどうしても彼の将来に集中します。そしてミスターはこう語ります。「私はいつも、残留するために戦っているよ。チキとも毎日話をしている。私はクラブのひとたち全てに最高の敬意を払っているからね。彼に言うことがあるなら、それは伝える。私は支えてくれる人に対して秘密は持たへんし、いつもクラブにとってなにがベストかを考えてるんや。」

そして。「それら(の噂)は単にニュースでしかないし、その手のことはここでも他のクラブでも、もう何年も前から起こっている。そやけどそれが私の心をそらす要因とはならへんよ。私がすべきことは、状況をより改善していくために成果を残すことやからね。」その他にもライカーは「ここには何人もの親友がいて、彼らは私の心の中にいる」であるとか、「バルサで働けるのは誇りである」とか、その他もろもろ彼の将来に関する多角度からの質問にどうにか核心を避けて答えているのですが、それで感じるのはライカーは人柄がやはりいいんだなということ。彼にモウリーニョクラスの監督力があれば、ベンゲルくらいの長期政権になってたかもしれないだけに残念です。

 

◇クライシス対決

なので監督としてはさすがにもう無理とはいえど、人物としてたいへん敬意を感じるライカーには少しでもベターな状況でクラブを去ってもらいたいだけに、本日からの4つの“消化試合”では是非とも好成績を残し、和やかな終わりとなってほしいところです。今夜のバレンシアとの試合は、いわば“クライシス対決”であり、敗れた方がよりいっそう悲惨なシーズンを暗い色に染めるという、とても負の匂いが漂うゲーム。とりわけバレンシアには残り4試合でどうにか救済の道を探したいでしょうから、バルサとしては集中しなければ、生け贄として利用される危険性が大です。クーマンが去った“新型バレンシア”はまず間違いなく、守備的布陣を敷いてきます。そんなチームを相手に、腑抜けとなっていそうなバルサが5試合ぶりとなるゴールを決められるか。正直、あまり楽観的な予想は出来そうにありません。

選手たちがピッチに登場する際、おそらくはスタンドからは口笛が鳴り響きます。そして観客は基本チームを応援しながらも、気合のないプレーをすれば即刻、ブーイングが飛ぶでしょう。バレンシアとしてはそのプレッシャーを活用したいところ。バルサはスタンドを納得させ、味方につけるためにもいいフットボルを行い、ゴールを決めなければなりません。ここでこそプロ根性が試されるバルサが果たして、敵対的雰囲気のスタンドを、友好的ムードに変えられるかどうか。それに成功すればすなわちチームが勝利に大きく近づいているということであり、モチベーションは上がらないながらも、少しでもよい結末へバルサが向かうことを願うばかりです。

ちなみに今日の試合には、左足首の軽い筋違いということで、ヤヤ・トゥレが欠場。ベルナベウクラシコに向け、調整を行っていきます。彼のほかには、イニエスタとミリートがヒザへのダメージで召集外。彼らの代わりにはマルケス、ジョバニ、ウラゲーにお呼びがかかりました。活気を与えてくれるかもしれないカンテラっ子を呼ぶより、“ベスト”のメンバーでバレンシア戦に臨むことを選んだチームライカー。傷ついたとはいえど、残された意地と誇りで彼らが慰めの勝利をもたらしてくれることを期待します。

 

 

 

 

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