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トップページバルサニュース過去記事>4月28日

 

2007年4月28日

いざ出発!

 

大一番に向け、チーム一行はマンチェスターへ。

さあいよいよ、シーズンを大きく左右する一大決戦は明日となりました。チームライカーも今日現地マンチェスター入りし、試合に向けた最終調整を行います。リーガでのダメダメなイメージに対する怒りはとりあえず忘れて、バルセロニスモが一致団結し、あらんかぎりの祈りを送らなければならない試合。そしてチームは90分後に一分の悔いも残らぬよう、持てる力を出しつくし、今自分たちが出来る最高のプレーをやらなければならない試合です。絶対にもう一度、モスクワ遠征のために飛行機に乗るんだという決意を胸に、マンチェスターへと向かえチームライカー!

 

◇出撃、18名の戦士たち

どうしてもどうしても、とにかくなにがなんでも行きたいモスクワの決勝戦。クラブ史上に残る豪華メンバーを擁しながら、大いなる落胆と失望をソシオに与え、ふつふつと煮えたぎる怒りのマグマに脅かされているラポルタバルサにとって、唯一の救いの道はモスクワにのみつながっています。そして憧れの舞台まで、残されたのはわずか90分。この90分にチームライカーは持てるすべての力を注ぎ込み、獲れるはずだったリーガをみすみす逃した“償い”をしなければなりません。この究極の辻褄あわせをもってのみ、クレの怒りを鎮める方法はないのです。ヨーロッパを制することで責任追及がうやむやになる可能性もありますが、せっかくのチャンスなんですから、逃すとバチが当たるでしょう。

決戦に向け、ライカーは次の“精鋭”たち18名をマンチェスター遠征に参加させています。バルデス、ピント、ザンブロッタ、チュラム、プジョル、ミリート、アビダル、シルビーニョ、ヤヤ・トゥレ、エヂミルソン、デコ、イニエスタ、チャビ、グジョンセン、エトー、メッシ、ボージャン、アンリ。一向は現地午前にバルセロナを出発し、マンチェスターにつき次第アボデ・ホテルで一息ついた後、午後7時からオールド・トラッフォードでの最終練習を行います。チームの皆さんに望むことは、全力を出し切ったとは思えないリーガの過ちを繰り返さぬよう、とにかく悔いの残らないような仕事をしてくれることです。

 

◇意外と大一番で結果が出てないユナイテッド

バルサは昨日、マドリがビルバオに3-0と完勝したことにより、リーガ優勝の芽が完全に断たれました。ビジャレアルの結果によって優勝は決まってはいませんが、今週末にそれがやってくるのは疑いようがなく、それすなわちベルナベウ・クラシコでの悪夢の“パシージョ”を意味します。さらにイエロー潜水艦はバルサの4ポイント先に行ってしまったので、2位を確保することすら現実的には困難な状況。先日のデポル戦の敗北は、本当にクラブにとって痛かったわけです。それだけの代償を支払ってまでも、獲りにいくチャンピオンズ。例えば国王杯のバレンシアのように、“切羽詰った感”が高いチームの気迫が勝敗を大きく左右するというのであれば、崖っぷちに立った甲斐もあるといえるかもしれませんが、多少自虐的にすぎるといえなくもありません。

いずれにせよ、2冠を狙うだけの精神的・身体的な体力が不足しているライカーバルサは、リーガとチャンピオンズを天秤にかけ、ヨーロッパでの栄冠の方を重視しました。となると重要なのは、いかにして最大の難敵を攻略し、モスクワ行きの切符を掴み取るかです。実はユナイテッドは、今季オールド・トラッフォードにて2つのタイトルを失っています。ひとつはカーリング杯、もうひとつはFA杯。ミュンヘンの悲劇50周年記念のシティーとのダービーもまた彼らは落としており、案外とカーサでの大一番ではもろさを見せている赤い悪魔なのです。その時々に応じて状況はもちろん異なりますが、バルサとしては勇気付けられるデータではあります。

前回のカンプノウ決戦では、マンチェスターはらしくない引きこもり戦術にて、無失点を優先させました。しかし今回の彼らは勝利以外に道はなく、アグレッシブにならざるを得ません。ユナイテッドの選手たちは口々に、「カンプノウはいつもの自分たちと違う。ホームでは攻撃的に行く」と前に出る宣言をしています。それは怖くもあるのですが、むしろどちらかというと、クレとしては楽しみの方が大きい。カンプノウとは別の(本来の)マンチェスターが見れるのは歓迎ですし、それがバルサの潜在能力をさらに引き出してくれそうなので、ウキウキもするのです。第1戦の彼らなんて、赤い悪魔ではなく、ただの赤いバスでしたからね。

 

◇エブラ「メッシを止める」

カンプノウでの0-0に関し、バルサ側もマンチェスター側も「僕らにとってよい結果」だと語っているのが面白いところですが、第2戦でどうとでもなるスコアだけに、解釈の仕方も立場によってどうとでもなります。肝心なのはバルサがとにかくゴールを奪うことであって、このところデポルティーボにもエスパニョールにもヘタフェにも点が取れてないチームが、どうやってあの組織だったマンチェスターの守りを崩すかに懸かっています。予想されるスタメンは、エトー、メッシ、アンリのトリデンテ。唯一このトリオが先発で登場したのは2月27日のコパ準決勝第1戦、対バレンシアで、この試合はGKヒルデブランドの狂い咲きによって、コウモリ守備陣を混乱に陥れたメッシのシュートがことごとく弾き返されました。今回もおそらくメッシの出来が、バルサの命運を握ることになるでしょう。彼が切れ切れならば、1点はがっちり決めてくれそうな気がします。

そのメッシとマッチアップするのが、ユナイテッドの左ラテラル、パトリス・エブラです。カンプノウではメッシを一応抑えたエブラですが、あの試合より我らがクラックは、リズムをつかんでいます。守備者はさらに苦労を必要とすることになるでしょうが、エブラはこれに関し、自信満々で次のように語っています。「メッシを止めるために、全力を尽くすよ。たとえ(累積警告で)決勝に出られんようになるとしてもね。もし最後の1分でファールをする必要があったなら、僕はその後のことは考えない。バルサ戦ではカードを怖がっていたらあかんし、まずは勝つことに集中をせんとね。そして僕は、メッシがどうあろうと彼を止めるよ。」

いやぁ、敵ながら非常に気持ちのいいコメントです。そのチームへの献身の精神、お見事。まあ実際としてはほんの一瞬でもカードへの恐怖が頭によぎってくれると助かるのですが、期待せずにおきましょう。エブラは「カンプノウでは彼を止めたけど、それはもう過去のこと。次は別の試合」と慢心する気配もなく、きっとマンチェスターのデフェンサたちはみな同じ気持ちでいることでしょうから、こちらもしっかりと集中し、献身的にプレーしなければなりません。でもメッシさん、あなたはデフェンサではないわけですから、守備をするときはどうか気をつけて。カードをもらっちゃうと、大事な決勝に出場できなくなってしまいます。

 

 

 

 

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