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トップページバルサニュース過去記事>4月27日

 

2007年4月27日

2-0:心はマンチェスター。

 

気合も集中力も当然のようになく、好調デポルにあしらわれる。

もはやチームライカーにとって、リーガの優先順位は完璧に2番手です。今はもう火曜日のマンチェスター戦に気持ちは行ってしまっていて、昨日のデポル戦は“やらなければならないのでやっている”というような空気がとてもよく伝わってきました。それは見る方のファンとしても似たようなものといえますが、本当に手続きとしてのゲームを目の当たりにさせられると、さすがにしんどい。決戦を前に勝利でムードを盛り上げようとか、2位をなんとしても死守しようとか、安定感によって信頼を勝ち取ろうとか、そんなモチベーション付けも現チームにはない模様。勝つ気満々のデポルティーボにそれで対抗できるはずもなく、きっちり負けたのでありました。

 

◇また一歩遠のく、2位の座

リーガで少しでも上位を確保するため、または“永遠のライバル”であるレアル・マドリの優勝をちょっとでも楽なものでなくするため、さらにマンチェスター戦に向けてムードを盛り上げていくため、苦手のフエラでしかも好調デポルティーボとの試合といえども、どうにか勝ち点3をとっておきたかった昨日の試合。しかしながら結果は、やっぱりそうでしたか、という負け負け負けとなりました。ユナイテッド戦を意識し、先発メンバーをガラリと入れ替えてきたライカー。しかし何故かトゥレだけは使ってしまったライカー。いっそのこともっとBチームの若手などを起用した方がモチベーションに満ちた試合になったかもしれませんが、中途半端にいき、気持ちが入らないままに敗れ去ったという印象です。それにしても後半は酷かった。

ライカーとしては、メンバーを多少入れ替えても、それなりのプレーはしてくれるとの考えもあったのでしょう。試合後、彼はこう振り返っています。「前半は拮抗したゲームで面白かった。しかし後半の私たちは落ちていたし、デポルはそれをよく突いてきたね。全てにおいて、少しずつエラーがあった。今季あまり出番のなかった選手たち、リズムの低下、集中力の欠如、強さの欠如、フォーム不足などね。チームはもっとやれることがあった。2位も危なくなったと考えるべきやろう。」選手たちが試合に心あらずだったのは否定している監督ですが、それが真実でないのは明らかでしょう。こんな試合がデビュー戦となってしまったピントは、お気の毒様です。

 

◇これでいいのか、チームの姿勢

しかしまあ、火曜日にシーズンを揺るがす大一番が控えているとはいえ、デポル戦のバルサはあまりにもお粗末でした。選手たちにとってもはやリーガは罰ゲームのようなものであり、モチベーションなんてこれっぽっちも存在していないかのよう。多少のやる気はあるのでしょうが、“バルサを倒す絶好機!”と牙をむいてくるリーガのチーム相手に、多少のやる気では通用しないのです。こんなバルサを見るのは、正直ココロ苦しい。さすがに萎えます。やはりいくらマンチェスターに対して今季一番アドレナリンの出るエンパテを演じようとも、リーガで無様に星を落とし、連続性を欠くようであっては、このチームへの信頼など生まれるはずがありません。せめて2位の座くらい、現状の中で最善を尽くして、頑張ってとりにいく姿勢くらい見せましょうよ。

2-0になってから多少のやる気を出したって、遅いです。しかも終盤に多量のカードをもらい、これも無駄。主力を温存する試合は、日頃“控え”となっている選手にとってはアピールのチャンスなのですが、そういう選手すら気合を出せないようではどうしようもない。主力を休ませたから負けたとか、そういう次元の話ではない、根本的な部分からバルサに巣食っている病巣が顔を出しての敗北なのです。このバルサには、意地と誇りをかけて2位を死守する気概すらない。夏のツアーなどとは関係なく、常に最高の順位を目指していくのがバルサというクラブの義務であり、火曜に決戦があるといって、さっさと放棄していいもんではないでしょう。

しかしまあ現場から役員からファンやメディアも含めて、気持ちがマンチェスターに飛んでしまっているのが今のバルサです。リーガここ9試合で、獲得ポイントはわずかに6。目下3試合連続無得点中であり、普通であればただ事で済まない結果と内容ながら、カンプノウでのユナイテッド戦を気合の0-0で乗り切り、モスクワへの希望をどうにかつないでいることが、バルセロニスモの崩壊を防いでいる。破滅的といっていい状況を、チャンピオンズなる夢で無理やり忘れているわけです。そんな状況では、チームへの信頼感など生まれるべくもない。フットボルで重要なのはファンや自らのプレーへの信念や信頼ですから、非常に危ういやり方であります。

 

◇運命の分かれ道まで、あと2日

そして物語は、火曜日のマンチェスターへ。ここでもし負けるようなことになれば、ヨーロッパに賭けてリーガを二の次とした代償を責任者たちは猛烈に問われることになります。しかしモスクワ行きを決めれば、それは大きな慰めとなる。究極の帳尻あわせがどのような結末となるか、とくと拝見させていただきましょう。

 

 

 

 

 

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