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トップページバルサニュース過去記事>4月07日

 

2007年4月07日

0-0:白ハンカチ舞う。

 

運にも見放され、ファンの我慢も限界。

本当にお付き合いのいい人たちです。マドリが引き分け、ビジャレアルが敗北。リーガ逆転優勝へ希望をつなぐためにはまたとないチャンスが訪れたにもかかわらず、今度はカンプノウにてバルサはポイントを落としました。ヨレヨレとなっていたヘタフェを攻めきれず、本拠地にて痛恨の引き分けを喫したバルサ。優勝の可能性はさらに遠くへと霞みゆき、その情けないプレー内容に、クレの忍耐もついに限界となる時が訪れたのです。ラポルタ時代では初となる、白ハンカチの舞い。あれは何度見ても切ない光景です。

 

◇ラポルタ初のパニョラーダ

あれだけライバルである白組さんが落とし穴に足を突っ込んでくれているにもかかわらず、追う者がそれ以上に無力であってはどうしようもありません。このライカー率いるバルサには、あの冴えないマドリを撃墜するほどの気合も実力もない。それがヘタフェ戦ではまたしても証明されてしまったわけで、しかも地元ファンの目の前でのプレーだっただけに、与えるダメージは大きいです。ロナウジーニョ問題に振り回され、目の前のゲームにクラブとして集中が出来ていなかったこの一週間。相手が疲労困ぱいのヘタフェだっただけに最悪の負けは免れましたが、この引き分けが意味するものはもはや負けと同じです。

試合前のペーニャ集会にて、なにやら怒涛の大演説をぶったというラポルタだそうですが、その結末は悲惨でした。これまではパラウ・ブラウグラナでのバスケット戦ではソシオから強烈なブーイングを鳴らされていた会長にとっての、カンプノウでは初めてとなる口笛とハンカチの競演、通称“パニョラーダ”。試合終了のホイッスルと共に、逃げるようにパルコから去っていった会長の耳に、あの光景はどう映ったのでしょうか。ガラガラのスタンド、そして足を運んだファンは怒りの大抗議。ヘタフェ戦が今季のバルサにとって最悪の出来でもなく、運に見放された面もあった試合でもありました。それでもハンカチは出た。出るべくして、出ました。

 

◇バラバラバルサ

試合前のカンプノウ周辺の雰囲気からして、このヘタフェ戦は簡単には勝てそうもありませんでした。メディアに溢れるのはロナウジーニョがどうしたこうしたといった話題ばかりで、クラブ一丸となってリーガを勝ち取りにいくぞ!なんていう統一感がまったくない。そんなバラバラのチームに大きな仕事をやれといっても土台無理な話であり、ついには運にも見放され、負けに等しいスコアレスドローを喰らったとしても、なんら不思議でもなんでもないのです。バルサ総体として、この無様な内容と結果を導き出したということです。これにより、リーガはまた一歩、、、どころか三歩あたりバルサから遠ざかっていきました。つまりは現実的に見て、また無冠に向けて大きく前進したわけであり、ハンカチが出るのもおかしくはありません。

ボージャンとエトーなる世界最高クラスのデランテロ・セントロがいながらも、彼らを無理やりにシステムに当てはめてしまうライカー方式。戦術面での非合理性は今に始まったことではないですが、エトーのひとり空しい努力は今回も際立っていました。バルサが期待通りに自分たちで可能性を制限してくれたことは、ラウドルップ・ヘタフェにとってはありがたかったはずです。ラウドルップは予定していたようにチャビとイニエスタを封じ込め、あとはバルサの思いつき攻撃を防ぐことに集中していれば大丈夫。それでも得点機は訪れるものなのですが、幸運の女神は今回、よりしっかりと計画を立てて一丸となったヘタフェを応援することにしたようでした。

ヘタフェ戦のバルサはエトーに象徴されるように、気持ちだけが焦って空回りしていました。どうにかしようという気持ちはあるのだろうけど、チームという体をなしてない。内容としては今回、ガスパー時代にパニョラーダとなったセビージャ戦(0-3)のような、悲惨なゲームをしたわけではないのです。なのでこのハンカチ乱舞は、少々厳しいと見る向きもある。ただこれまでの経緯やフラストレーションを考慮すると、ラポルタ自らも認めているように、「ファンのリアクションは理解できる」ものです。今回の不満の矛先はむしろ、チームよりパルコに向けられたものでありますゆえに。

 

◇残るはチャンピオンズ

バルサはリーガのここ6試合で、わずかに1勝しか出来ていません。18ポイント中、獲得したのはたったの5ポイントのみ。普通に12ポイントくらいを拾っていたならば余裕のよっちゃんで首位を独走していたことになるわけで、それがなおのことバルサソシオにイライラを募らせる原因となっています。2シーズン続けて、マドリにタイトルをプレゼントしてしまっているというこの現実ほど、クレにとって耐え難いものはありません。このヘタフェ戦ではまたもや、バルサにはチームと呼べるものがないことが判明しました。ちゃんとチームになっていたヘタフェが相手だっただけに、その差は自ずと鮮明になります。もはや分かっていたことですが、このライカーバルサに、問題解決能力はない。プレーがどうこういう前に、ゲームに出るためのいろんな準備が整ってないのです。

このバルサにとっての問題はすでにプレーとか姿勢とかのレベルではなく、もっとチームとしての根本的な部分にまで根を下ろしてしまっていて、それを現テクニコでは解決することは出来ません。以前チームに染み付いていた負け犬根性の気配が、またもや漂ってきています。これが解決されるとするならば、根本からのチーム改革しか方法はないでしょう。でもそれはもう少し先、夏の話となります。今はとにかく、現体制で耐えるのみ。うう、きつい。。。

おそらくはライカーに、リーガを遮二無二取ってやろうという気持ちがないのでしょう。ならこうなってしまった以上、あとはお望みどおり、シャルケ戦になにがなんでも全力を投入し、今度こそ結果なるものを掴み取ることです。チャンピオンズは幸いなことに(?)、本当に強いチームでなくとも、強運に恵まれたチームならば優勝が可能なビッグタイトルです。それは過去2シーズンの覇者を見れば分かるとおり。バルサにはまだこのタイトルが残されているわけで、それがあるかぎり“クライシスではない”ともいえます。クレはほぼ、リーガへの望みは捨てました。あとはヨーロッパ一本あるのみ。本当の口笛は、それすらも失った後に登場です。今回のは、それへのちょっとした布石。

 

 

 

 

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