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2007年3月20日

a vida o muerte。

 

本当に死ぬ気で戦えば、きっと勝てる!

生か死か。本日のカタランメディアには、この非常に危機感をはらんだ単語が踊っています。メスタージャでのコパ決勝戦への切符を賭けた、バレンシアとの“決勝戦”。これに勝利すればバルサは10年ぶりとなるファイナル進出となり、もし仮に敗退することになれば、チームライカーは2003年夏の発足以来、最大級のクライシスを迎えることとなるでしょう。まさに生死を賭けた一戦。ここで本気を出せないようなチームなら、それはもう信頼するに足るものではありません。対するバレンシアは、バルサに引けを取らない危機的状況でこの試合に挑みます。そのチームを上回るには、彼ら以上の気迫が求められる。選手たちのリアクション、楽しみにさせていただきましょう。

 

◇大一番に、ロニー召集外

今季これまでのバルサはあまりにも不安定ながらも、“トリプレッテの可能性が残されている”という錦の御旗の下、チーム成績は順調の域を保っているという建前を強引に貫き通してきました。雲行きはものすごーく怪しいものの、可能性としては歴史的偉業の達成は残されているわけで、テクニコの責任も問えない。それは一応は事実です。しかし今日、下手をするとバルサはその防御線のひとつを失います。コパ1/2ファイナル第2戦。カンプノウでの第1戦にてバレンシアを葬れなかったバルサにとって、今日の試合は文字通り“生死のかかった”決勝戦です。ここでクーマン軍団に敗れるようなことがあれば、タイトルの可能性がついにひとつ完全消滅。ダメチームに対する批判の嵐が吹き荒れることとなりましょう。

ライカーは自分とチームの命運のかかったこの試合に、最強メンバーを送り込んできます。そしてその中に、幸か不幸か、ロナウジーニョの名前はありません。先週木曜日から、クラブ医療部による“怪我なし報告書”が提出されるまで全体練習に参加していない選手が、ここで召集されるなんてのは問題外。今更どれだけプレーしたいと彼が望もうとも、それは虫がいいというものです。夜遊びはやりたきゃやってもいいとして、試合に出たければ毎日全力で練習に励むべし。厳しい監督であれば、もうとっくの昔に干されていたでありましょうし。ライカー曰く、「ロナウジーニョを召集するのは公正ではない」。ごもっともです。

 

◇追い込まれた両チームによるサバイバル

実情はきわめて怪しいにもかかわらず、どうにか“バルサとしての体裁”を保っている現在のチームライカー。しかし今後も“トレブルの可能性”なんてシールドに守ってもらえるかどうかは、すべて今夜のメスタージャ決戦次第です。チャビはアルメリアでの引き分けを受けて後日、「リーガではあとで挽回できるという考えがあり、それが良くなかったのかもしれない」と反省しています。ならば今回はまさにあとで修正の効かない、運命を分ける大勝負。チームの本気の本気を見ることが出来るってもんです。エトーは先日「死ぬ気で戦う」と心強いメッセージを発してくれましたが、他の同僚たちも同じ気持ちでいるかどうか。ここでダメプレーしか出来ないなら、もう信頼回復なんて無理でしょう。

地元での第1戦を1-1で終えているバルサはたしかに、数字的には不利な立場にあります。バレンシアは1-0、もしくは0-0でも決勝への切符が手に入る。有利といえましょう。しかし考えようによっては、1点獲ってしまえばバルサはそれでイーブン。あるいは若干ながら有利な立場にたつとも考えられます。2点決めれば、チームクーマンは3点奪わなければ勝てなくなる。これはクライシス状態のバレンシアにとって、非常に厳しいはずです。なのでGKヒルデブランドの壁が分厚いことは承知しておりますが、不思議とやれそうな気がしてならない。ライカーが言うとおり、「チーム力は私たちが上」です。あとはいかに冷静かつ熱いハートを持って、どれだけ相手よりも必死でプレーできるかに懸かっています。

バレンシアにはもう、このコパしか悲惨なシーズンの慰めとすべきものはありません。クーマンのメスタージャ生活は今宵のバルサ戦、そして週末のマドリ戦の出来にかかっており、そういった意味ではライカー以上に追い込まれた状況にいます。その巨大なプレッシャーが、どう彼らに影響するか。実は今季、バレンシアはカーサでかなり酷い成績を残しています。よって1-1という第1戦の結果はバレンシアに、変な守りの意識を植え付けそうな気がします。追い込まれたチームを攻略する早道は、さっさと回復不可能なダメージを与えてしまうこと。そこへ至るための方法論をライカーテクニコが持っているかが、勝負のカギとなりましょう。

 

◇“ロニー問題”はもう終わりで

正直なところ、バルサはこのシーズンでもっとも重要な一戦を戦う上で、相応しいチーム状態にありません。戦力的にも、雰囲気的にもです。またも発生してしまった“ロナウジーニョ問題”が、今回もまたチームの集中を妨げてしまっています。しかしポジティブに捉えるならば、今回の件を持ってチームライカーは、ロニー問題にひとつの結論を見出したといえるでしょう。それはすなわち、「ロナウジーニョはもうダメだ」というものです。今季も彼を巡っては、いろいろとありました。シーズン中のプレシーズン特訓、尽きることない夜遊び報道、結局直らない練習サボり、エトセトラ。これは彼が交わしてきたファンとの約束を結局のところ果たさなかったということであり、ようやくながらハッキリしたのは、“バルサにはロナウジーニョを復活させる力はなく、彼本人にもどうやらその気はない”ことです。

シーズンを左右する試合に、ライカーは怪我をしてもおらず「違和感があろうがなかろうがプレーしたい」と語っていたロナウジーニョを外しました。それは監督がなんと説明をしようとも日頃の“不忠実”に対しての罰であり、チームやファンに対してのメッセージでもあります。いく度の迷走を経て、ロナウジーニョのバルサ時代、ここに終了。あとはいかにして大恩人でもあるクラックに最後の花道を用意していくかですが、それはまた別の話。いま心配するべきことは元ギガクラックの行く末ではなく、目の前に迫ったバルサの運命の瞬間です。

よもやコパの1/2ファイナルが、会長が異例のトンチンカン人参ボーナスを用意するほどに切迫したものとなるとは当初は予想もつきませんでしたが、不安定なチーム事情がここまで事をややこしく仕立て上げました。今日のバルサに求められているのは、この追い詰められた状況で、どれだけ過去の“裏切り行為”に対してのリアクションが示せるか、その一点に尽きます。つまりはどこまで必死に勝利を目指し、そして結果を残せるか。内容にはさしてこだわりません。王者としての姿勢をもって、王者としての結果を残せるか。絶対に絶対に、気持ちでバレンシアに負けてはならない。戦いましょう、そして勝つのです。バモスっ、バルサ!!!

 

 

 

 

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