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トップページバルサニュース過去記事>3月01日

 

2007年3月01日

さあ行くぞアトレチコ。

 

マドリの結果いかんでは、首位奪取もありえる土曜の夜。

スペイン現地時間20時、今後のリーガ争いに大きな影響を与える2試合が同時キックオフとなります。かたやビセンテ・カルデロンでのアトレチコ対バルサ戦。そしてかたやウエルバでのレクレアティボ対レアル・マドリ戦。バルサが赤白マドリを攻略し、白マドリが縁起の悪いアンダルシアにて沈没すれば、ついについに、一時は不可能と思えた両チームの順位が入れ替わる、その瞬間が訪れるのです。しかしまず目指すのはなにより、バルサ自身がきっちりと勝利し、この良い流れを持続させること。そうすれば遅かれ早かれ、その時は訪れることでしょう。バルサはもう失敗はしないチームだということを、世に示すことが今日の第一目標です。

 

◇逆風のマドリ、追い風のバルサ

年末から年始にかけ破竹の9連勝だかを記録し、無敵状態のまま年間100ポイント越えによる圧倒的優勝なんてことをやってしまうんじゃないかとの、ロクでもないことを想像をさせもしたレアル・マドリは今夜、首位を明け渡すのではないかとの恐怖感を胸にウエルバのピッチに立ちます。このところの白組さんは公式戦3連敗と泥沼にハマっており、しかも今季はいずれも負けている、相性最悪のアンダルシアでのゲーム。彼らはセビージャに2-0で、アルメリアにも2-0で、さらにはベティスにも2-1で敗れ、かの地方での勝利はいまだ訪れていないのです。そしてこのタイミングでのアンダルシア遠征というのは、なにか逆らえない流れに巻き込まれているような感じさえ漂わせます。

一方でバルサは、ここんところ雰囲気はノリノリ。バレンシア戦はギリギリの同点劇でしたが、追い上げムードはそれでむしろ高まっているふうでもあり、このマドリに圧力をかける最高のチャンスを逃す気も毛頭ありません。ここからの終盤戦は、しかもそれが接近戦であるであるほど、プレッシャーにどれだけ耐えられるかが生死の分かれ目となります。これからはエラーをしたほうが、とてつもなく多大な代償を支払うことになる。昨年のバルサはそれでたいそう泣かされましたので、同じ経験はもう結構。アトレチコ戦はバルサにとって試練ではありますが、その反面モラルブーストをかける最高のチャンスでもあります。それを活かさぬ手はないのです。

 

◇運命の同時刻キックオフ

そういえば今季、第2節以降はずっとレアル・マドリが首位の座をキープしてきたのでした。もちろんバルサはまだ、順位表の最上段に座ったことはありません。最後に首位を譲ったのが、あのカンプノウでのベティス戦(1-1)ですから、「ああ、そうでしたね・・・」という感じ。あれからは良くて2位生活がずっと続いてきたバルサに、ようやく首位奪還のチャンスが訪れたのです。待ちに待った、正直もっと遅くに訪れるのではないかと思っていた好機。ウエルバにてメレンゲが散り、カルデロンでバルサが勝利すれば、1位の座はバルサの元に帰ってきます。

しかしバルサ選手たちはそのことに気を取られることなく、ただいつものように、自分たちの仕事を果たし、その結果として勝利なり首位なりを手にするだけです。外野のファンはバルサがマドリを逆転することを最大のモチベーションとして試合を観戦しますが、現場の選手・テクニコたちは余計なことを考えず、目の前の相手に打ち勝つことだけに専念すればいい。タイトルを獲れるかどうかはすべて結果の積み重ねですから、自分たちの成果が他所を上回れば、それで優勝です。でもそれは、考えるにはまだ早い。あくまでもタイトルは“おまけ”の気分で、まずは3ポイントを確保していくことに集中するのです。まあチーム・ライカーは、それは十分承知しているでしょうけど。

バルサの勢いは、マドリへの圧力。白組の選手たち何人かが口にしているように、彼らはあまりにも短期間で貯金をほぼ使い果たしてしまったことに、少なからずショックを受けています。今日の結果如何では、状況はさらに厳しいものとなりかねない。チーム状態は良いとはお世辞にも言えず、プレッシャーと不安はかなりのものでありましょう。去年はバルセロニスタが味わった、あのイヤ〜な感じです。しかもシーズンのこの段階で、2試合が同時キックオフというのがなんとも。放映権争いが絡むテレビ局の意向を受けてのことですが、その一方でドラマを味わい深いものにはしそうです。明日の朝を、両チームはどのような表情で迎えているのでしょうか。

 

◇手負いのアトレチコは、早く叩くのが肝心

さて今日バルサにとって肝心なのはレアル・マドリさんの動向よりむしろ、対戦相手であるアトレチコさんの状態です。毎シーズン前評判は高く、それでいて結果はいつも同じようなところへと落ち着く赤白マドリは今どうやら、イマイチな状況にあります。UEFA杯から敗退し、リーガでも3連敗。もし今夜地元でバルサに敗れるようなことがあれば、アギーレ監督のクビも飛びかねない、そんなクライシスに彼らは直面しています。しかもここ最近のカーサ5試合中、勝てたのはわずかに1試合のみ。かろうじてチャンピオンズ圏内の4位は保ってはいますが、2ポイント差のセビージャに抜かれるのも時間の問題となりかねず、相当に焦っているのは事実でしょう。その追い詰められた状態がバルサにとってどう影響するか。そこが重要です。

攻撃陣は豪華なれど、守備はもろい一面のあるアトレチコ。しかも28失点中18点がカーサでの試合によるものであり、前に出たときのバランスの悪さを物語っています。マニチェの放出が、どうやらとても痛手だった模様。バルサにとってレジェス、マキシ、ルイス・ガルシア、シマオ、フォルラン、アグエロらが顔を並べる攻撃陣は脅威ですが、集中力を切らさず彼らの攻撃を防ぎきれば、その先に広がるのは不安定な守備ライン。上手くゴールを攻略できれば、あとは彼らの焦りがミスを呼び、挫けていく可能性は十分あります。追い詰められている相手だからこそ、早いうちに叩いてしまう。そこがまずは狙う道となります。しかしながら、ここでトゥレを召集から外したライカーの決断はよく分からない。。。

いずれにせよ、バルサが今宵なすべきことは、ただ勝利だけを目指してピッチに飛び出していくことのみ。たしかに首位に立てれば嬉しいですが、それはマドリの結果次第でもあり、バルサにとって一番重要なのは“今度こそは絶対に自分たちが失敗をしないこと”です。白組さんがウエルバで散れば、それはラッキー。しかしバルサはなにがなんでも、アトレチコ戦に勝利しなければなりません。そうすることで首都方面に、追い上げるライバルの勢いにどうすることもできないという“無力感”を、彼らに差し上げられるのです。一気に捕まえるのもいいですが、じわじわ追い詰めていくのも悪くはない。それを可能とするためには、まずはこの試合にて失敗をしないこと、それしかありません。恐れずに、バルサ流を貫きましょう。そうすればきっと、花は咲きます。

 

 

 

 

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