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トップページバルサニュース過去記事>1月09日

 

2007年1月09日

さあコパだ。

 

セビージャは厄介だが、勝って流れを引き寄せたい。

2008年1月は、コパ月間です。毎週中には必ず国王杯のゲームが組み込まれており、先週の1/16ファイナルを皮切りに、1月30日の1/4ファイナルまで一気に試合が行われていくという日程。本日の1/8ファイナル第1戦、バルサのお相手は難敵セビージャです。サンチェス・ピスファンはバルサが苦手としているスタジアムでもあり、かなりの苦戦を強いられることとなるでしょうが、だからこそモチベーションともなりえます。引き分けでも悪くはありませんが、どうせなら狙うは勝利。リーガでの再戦の布石とするためにも、強いバルサのインパクトを残しておくのです。

 

◇10年間優勝と無縁の、“コパの王”

バルサにとって、かつて国王杯は“十八番”ともいえる大会でした。優勝回数は歴代最多である24回。コパの王、それがバルサに与えられた異名です。しかし最後に優勝を飾った10年前(97/98)以降、バルサはこのタイトルからとんと縁がなくなってしまっています。21世紀にはいってからはセグンダBチームを相手に初戦で敗退することも多く、むしろ士気を挫く大会となる有様。「まあ、所詮はコパですからね・・・」というのが、国王杯早期敗退後のバルセロニスタの合言葉となっていました。重視するのはあくまでもリーガとチャンピオンズ。この傾向は今も変わりはないのですが、コパに対する意識に若干の変化が見られてきたのは昨シーズンあたりから。コパの王として、もうこれ以上優勝から遠ざかるわけにはいかないと、気合が入ってきたのです。

そんなバルサに、いきなり試練は訪れました。1/8ファイナルの時点で、前回優勝者であるセビージャと対戦しなければならないというクジ運の悪さ。アントニオ・プエルタの死とファンデ・ラモスの離脱のショックから抜け出しつつあるセビージャとの対戦は、いまだ霧の中にいるバルサにとって、厳しいものとなるでしょう。バルサにツキがあるとするなら、それは第2戦をカンプノウで戦えることと、セビージャはケイタ、カヌーテという主力選手をコパ・アフリカ合宿のために2試合共に欠くところでしょう。同じようにバルサはトゥレがすでにコートジボワールへと旅立ちましたが、エトーは今週末までチームに残ってくれます。

 

◇輝くか、エトー&アンリペア

本日のゲームの見所は、ダニ・アルベスとナバスによる強力なセビージャのサイド攻撃をいかに食い止めつつ、リーガ屈指のプレッシングを誇る相手から、バルサがどれだけ自分たちのリズムでプレーをし、アウェイゴールを奪えるかにあります。攻守の切り替えが速く、中盤での圧力も過激。最終ライン付近への深い縦パスは驚異的ですから、そこをいかにバルサ守備陣が食い止めていけるか、集中力を切らす余裕は一瞬たりともありません。そういった点で、中盤でダイナモとなっているケイタ、前線で非常に危険なカヌーテが不在であることは、バルサにとってありがたいことです。

2008年バルサの試金石ともいえるこのセビージャ戦に向けた会見で、フランク・ライカーは次のように展望を述べています。「私はこのセビージャ戦、チームの可能性に大きな自信をもってるよ。個人的に、強いチームとの対戦は好きやからね。私たちにはセビージャで、良い結果を持ち帰るだけの能力がある。」弱気よりはいいですが、意外なほどの自信。お手並み拝見といきましょう。そして1-1はいい結果といえるか、との問いに監督は「試合展開によってはそういえるけど、前もってそれで好いということはないよ。試合前はいつも、私たちは勝利を目指しているからね。」と答えています。

今夜のセビージャ戦、カギとなるのはティティ・アンリの働きでしょう。エトーとのコンビが、果たして爆発してくれるのかどうか。先発も濃厚と見られるフレンチ・クラックに関し、ライカーは次のように語っています。「彼にはこれからの数試合、頑張ってほしいね。マジョルカ戦ではいい感じで参加してたし、好印象を残していた。彼は日ごとに良くなってきてるよ。アンリのチームでの役割?チームが機能する時には、必ず仕事内容やリーダーシップ、能力によって中心となる選手がいる。アンリは状態さえ良ければ、そういった違いを見せられる選手やね。」そう、今こそ「アンリは失敗」とほくそ笑む人たちを、悔しがらせてやるべき時です。

 

◇ロニーとデコは召集外

ところで今夜の決戦に、ライカーはロナウジーニョとデコという“二大大御所”を招集していません。クラブ発表では怪我とのことですが、それを素直に信じられないクレが多数いるのも事実。クラシコでの低調なパフォーマンスの後、批判の標的となり、年末から謎の負傷によってゲームから離れているロナウジーニョと、マジョルカ戦ではベンチ入りしていたもののまったく出番はなく、昨日から負傷者リスト入りしたデコと。医療部発表が“負傷”ではなく“違和感”だというのも疑惑を生む種となっておりまして、体裁よくチームから外すための理由だろうと語られたとしても、それは仕方のないことといえるでしょう。骨折なり打撲であれば全治○週間、などと分かりやすいですが、あいまいな“違和感”では、いつそれが終わるものやらもサッパリ不明。そもそも、本当にプレーできないのかも不明です。

ぶつかり合いの多いフットボル選手ですから、大抵の選手は多かれ少なかれ、どこかに違和感を抱えながらプレーしているのでしょう。ロナウジーニョやデコだって、以前は多少の痛みであれば、普通に出場していたはず。まあ状態の悪い選手は調整のために外し、コンディションのいい選手を優先で選ぶのが監督の仕事ですから、ライカーが彼らを招集するレベルではないとするのなら、それはそれでまったく構いません。クラックたちにはきっちりと、フォームを整えて戻ってきてもらいましょう。ただ、二人がやる気をなくし、不満分子となってくすぶり、チームに悪影響を及ぼさないことを切に願います。

おっと、またもや話が暗い方向へと向かってしまいました。とりあえずは召集から外れたロナウジーニョとデコは本当に単純に体調が悪いのだということにして、試合に集中する空気を作らねばなりません。プレー外のことで、なんだかんだと騒がしくなるのは宜しくないこと。昨シーズンのバルサは、ヘタフェに国王杯からKOされたことでダメージを受け、悪夢への坂を転がり落ちていきました。あの屈辱も、あと少し選手たちの集中があれば避けられたこと。ああいった過ちを繰り返さないために、一丸となってゲームには臨まねばならない。セビージャという相手は、それには打ってつけです。ここで勝てれば、確実にムードは良くなる。遠慮せず、勝ちにいこうじゃないですか。

 

 

 

 

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