ようこそ、アンリ!
「この場所にいれることを、誇りに思います」とクラック。
ジョアン・ラポルタが就任当初から獲得に意欲を見せ、クレへのウェブ調査では常に入団希望選手のトップに位置し、多くの人の夢だったティエリー・アンリのFCバルセロナ入団。実現しそうでしなかったこの夢が、とうとう現実のものとなりました。2007年6月24日、フランス人クラックはバルサの選手となるためにプラット空港へ到着。すぐさまカンプノウへ移動し、オフィス入り口の巨大エスクードの前でメディア向け記念撮影を行っています。今日にはオフィスにて正式に契約書へのサインが成され、バルサのシャツを見にまとったアンリの姿が公開される予定。これほどの熱狂ぶりはロナウジーニョ以来であり、期待度の高さがうかがえます。バルセロニスタのしょんぼりムードが一変したのですから、さすがはアンリといったところです。
◇昨日の夜、バルセロナ入り
ロンドン発の、アンリを乗せたプライベートジェット機がプラット空港へ降り立ったのは、日暮れの遅いバルセロナでも夕闇が迫る、午後9時前でした。空港には、クラックの到着を待ち構える、鈴なりの報道陣。並みの選手であれば普通に到着ロビーから登場し、カメラの前を通過していくところですが、さすがにアンリともなると、そうもいきません。空港は混乱対策のためにスペシャルな非常口を用意し、各カメラはかろうじてカンプノウへ向かう車(AUDIのSUV)へ乗り込むアンリの姿を捉えるに止まっています。フランス人クラックはバルサのソリアーノ副会長、チーム代表カルロス・ナバルらとともに、足早にカンプノウへと向かいました。
そしてわずか15分ほどで車はスタジアムへと到着し、オフィス前でいまや遅しと待ち構える報道陣(+パラウでバスケのマドリー戦を見た後のファン)たちのカメラの前に、いよいよアンリの登場です。彼の服装は、白いシャツに紺ストライプのネクタイ、グレーのサマーセーターにジーンズといったもの。とても爽やかで、好感の持てる井出達でございます。そしてカメラマンたちからは「こっちに目線を!」とか「ポーズ決めて!」とかいうリクエストをされるわけですが、そこで控えめに親指を上げてみせるところなど、彼の性格を現しているようで面白い。本当にバルセロナへやってきたのだという実感と、これはなかなか大変そうだぞという思いが、彼の脳裏をよぎったのではないでしょうか。
一般人が一生に浴びるであろうフラッシュを数秒で経験した後、アンリは次のように感想を述べています。「この場所で、世界最高の選手たちとプレーすることの意味を感じてます。ここにいれることを誇りに思うし、とても感動してます。早くカンプノウでプレーしたいし、いっぱいチームを助けたいです」。短い撮影会を終えたアンリはその後 会長たちと食事をし、一時的な宿泊先となるアーツ・ホテルへ引き上げています。そして今日、正式なプレゼンテーションを済ませれば、中断していたバケーションの再開となります。
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