1-0:折れてたまるか。
ヘタフェのラフファイトと、数的不利にも屈さず。
レアル・マドリーが3-1でデポルティーボを下したとの報を受け、3連覇への希望をつなぐためには勝利しか方法がなかったヘタフェ戦。バルサは“代理マドリー”と化した首都系第3チームとの戦いに、きっちりと結果を残すことに成功です。開始早々にリードを奪うも、ゴールの主であるロナウジーニョが厳しすぎる判定によって40分に一発退場。ヘタフェの執拗なファールプレーと、数的不利によって非常に苦しい戦いを強いられることになったバルサでしたが、それでも心は挫けませんでした。ベティス戦の亡霊にも屈することなく、1点差を逃げ切っての貴重な勝ち点3獲得。シーズン最終盤、ハートの強さがカギとなる戦いでメレンゲに負けるわけにはいきません。次節がいよいよ勝負の時です。
◇ヘタフェの不必要にハードなプレー
どうにかしてバルサを倒してほしいというレアル・マドリーの命を受けた、白組ソシオである会長によって率いられるヘタフェ。シュスターはメレンゲの次期監督候補でありますし、選手たちは「もらえるのなら、勝利手当金はありがたく頂戴する」と公言してはばからないヘタフェ。これはもはや、彼らの身にまとっているユニフォームは黄緑色ではあったとしても、実質的には白組の代理出張チームであると考えるのが妥当なところでしょう。国王杯ではバルサを“奇跡の大逆転”によって葬り去り、白組ファンに大いなる喜びを提供した彼ら。今度はリーガでのバルセロニスタの希望を潰えさせてやろうと、モチベーション十分にカンプノウへと乗り込んできました。狙いはバルサに自分たちのプレーをさせず、苛立ちと自滅を誘うこと。そのためには多少の過度なファールとて厭うことはありません。
ゲームはバルサにとって、これ以上ない展開によって始まります。2分、キレのあるドリブルにてエリア内に切れ込んだエトーからのパスを受けたロナウジーニョが、難なくこれを沈めて1-0。以前のバルサであれば、早すぎる得点によってアクセルを緩めてしまうこともありましたが、目を覚ました今のバルサは違う。このゴールによって、3ポイント獲得の可能性はグンと高いものとなったといえます。さすがはクラックたちです。けれどもこの夜のヘタフェは、これで諦めることはありませんでした。彼らにはバルサに圧勝したという自信があり、カンプノウでもその再現は可能だと考えていた。そしてプラン通りに、猛烈プレス&ファール作戦を遂行してくるのです。
バルサのプレーを封じるべく、ラフなタックルも厭わずに仕掛けてくるヘタフェ。それを制御すべき審判もこの多くを見逃し、それはさらに彼らの当たりを激しいものとしていました。特に厳しいチャージを受けていたのが、いつになくいい動きを見せていたロナウジーニョです。マーカーであるベレンゲルは33分には肘打ちを行っていましたし、さらに2回、後方からのタックルだってかましている。本来であれば、カードを受けて退場になっているべきは彼のほうでした。しかし39分、さすが |