意地を示せ。
最大限のプレッシャー下で迎える、“ファイナル”。
レアル・マドリーは前半に付けられた2点のリードを見事に覆し、エスパニョールを4-3で撃破しました。セビージャもまた、レクレを順当に2-1で下しています。バルサを追うライバルたちは完全に“奇跡”を信じきっています。自分たちが勝っていれば、バルサは必ずや自滅していくだろうと。今夜、カンプノウでのベティス戦に、バルサは何が何でも勝利しなければなりません。さらに3日前の歴史的赤っ恥が、バルサのハードルを上昇させました。一週間前の状況であれば、とりあえずは3ポイントを抑えておけば、どうにか許されもしたことでしょう。しかしヘタフェ戦で壊滅的なイメージを残してしまったバルサにとって、このベティス戦はただ勝つだけではクレを納得させることはできません。いかに自分たちがあの惨敗を悔やんでいて、それを挽回したいと欲しているのか。その姿勢を実際のプレーにて、ピッチ上で示してもらう必要があります。
◇勝つだけでなく、“姿勢”が必要
「コパでは非常に悪いイメージを残してしまったし、私たちにはソシオとクラブに対する借りがある」。これが昨日、ベティス戦を迎えるにあたってのフランク・ライカーの言葉です。最高の結末になるであろうとジョアン・ラポルタが「6冠獲得」を宣言し、メディアもファンもそれに乗っかった06/07シーズンは今、最悪の結末になろうかという瀬戸際にあります。月日を重ねるごとに獲得可能なタイトルの数は減少し、繰り返される失敗から、なにも学んでいないとしか思えないチーム・ライカー。今季のゲームも残すところ5つとなり、タイトルの可能性はリーガ・エスパニョーラだけとなりました。なによりも悲しいのは、チームがただタイトルを失っただけではなく、積み重ねてきた信頼感というものを、ことごとく破壊してのこの状況であるということ。彼らに求められるのは、復調を信じ、応援してきたファンやソシオを幾度となく“裏切ってきた”ことへの借りを返そうという態度です。
残された5試合は負けの許されない“決勝戦”であるだけではなく、タイトルへの執念、ふがいなかった過去の自分たちに対する“怒り”を示すべき場所です。今シーズン、幾度となくいわれてきたクラブへの忠誠心、団結、責任といったものを証明してくれというバルセロニスタの願いは、ついにこの5月半ばまできても果たされることはありませんでした。チーム内部のことは内部の者にしか分かりませんが、推測として間違いないであろうのは、彼らに去年ほどの気持ちの充実がないということ。緩んじゃってるということです。それが残り1ヶ月で取り戻されるのかは期待薄ですが、最終的な結果がどうなろうとも、少なくとも彼らには必死でもがいているというところだけでも示してもらわなければなりません。そしてそれ以外に、結果が伴うということもないでしょう。
◇せめて気持ちで負けないこと
|