最終レース開始。
今日からの7試合、リーガは“短期決戦”と捉える。
およそ8ヶ月に及ぶ“旅”の結果、バルサとセビージャ、そしてマドリーの3チームはリーガ7試合を残し、ほぼ横一線の状態で並ぶという“近年まれに見る”混戦を演じることになりました。その過程がどのようなものであれ、タイトル争いの行方がいまひとつハッキリしていないことだけは事実。そしてこの上位3チームによって、最後の生き残りをかけた1ヵ月半の短期決戦が行われていくことになるのです。いわばここからは、リーガは別の大会であるといってもいい。バルサにとって、今夜のレバンテ戦はその“決勝戦”第一弾であり、負けはおろか引き分けも許されるものではありません。テーマはここ数試合と同じ、“勝利に対する姿勢と団結”。エル・マドリガルでの惨めな敗北へのリアクションを、選手たちがどのように示してくれるか、見届けましょう。
◇カンプノウでの勝利は必須
ビジャレアル戦でのふがいない負けを受けた月曜日、フランク・ライカーはラ・マシアのグラウンドに選手たちを集合させ、敢えてカメラの前で怒りを表現しました。「お前たちが本当に最高といわれる選手たちなら、それをピッチ上で示してくれ」と取材陣にも届く声で、選手たちを叱りつけるオランダ人監督。サラゴサとビジャレアル、2つの敵地での戦いに良いところなく敗れ、カンプノウでのマジョルカ戦でも、ギリギリの勝利を飾るのがやっとというバルサ。チームはこの最終局面にきて、もっとも厳しい状況にいるといって間違いはないでしょう。この3試合、バルサが奪ったゴールはわずかに1つのみ。しかもそれは(半分はサビオラのものとはいえ)ナバーロのオウンゴールなのですから、深刻さがうかがえます。
火曜日、カイロでの親善試合にてバルサは4ゴールを決めて快勝をしました。これがチームの得点感覚を甦らせてくれていることを、まずは期待。そして今宵の舞台がカンプノウであることが、次なる希望的要素です。ヘタレになっているとはいえ、カンプノウはバルサにとっては不落の要塞。今季ポイントを落としているのはアトレチコ、バレンシア、マドリーに対する3つのエンパテのみであり、それ以外は12勝と抜群の安定感を示しています。そしてレバンテは降格争い中につき油断は禁物とはいえ(2月にはベルナベウで勝っている)、過去にカンプノウでは全勝している相手。ポイントを取りこぼすわけにはいきません。
◇オペレーション9ポイント
“史上最低のチーム”と批判され、そうそうにタイトル争いから脱落したと思われていた首都の白いチームがここにきて気勢を上げ、首都系メディアがなにかと騒々しくなっているのは、そもそもバルサが彼らと同じくらいにもたつき、エラーを連発してきたからに他なりません。勝手に自滅していった相手を甦らせ、数ヶ月前ならば恥ずかしくて口に出来なかったようなセリフを彼 |