プチ情報集。
気になるバルサニュースを、幾つかピックアップ。
シーズンが終盤に近づくと、いよいよ移籍関連ネタがメディアの主役を担うようになってきます。情報も次第に真実味を増してくるわけですが、今はまだその序章。いずれも噂の域を脱してはいません。そんな中、他とは少々異なり、“リアルな匂い”を醸し出すニュースがあります。それはリヨン所属のフランス代表ラテラル、エリック・アビダルが07/08シーズンバルサの補強第一号になるだろうというものです。すでに周囲には来季のリヨン残留はないと語り、ビッグクラブでのプレー希望を明らかにしているアビダル。なかでもバルサが本命であり、クラブ同士の話し合いが上手く解決されれば、フランス代表ラテラルはアスルグラーナのシャツを着るというのが大方の見方ですが、このニュースからはどことなく本当に実現しそうな雰囲気が漂っています。
◇補強第一号はアビダル?
スポルト紙の伝えるところによりますと、アビダルは2週間前に発行されたル・パリジャン紙のインタビューにおいて、クラブ上層部に“移籍希望、出来ればリーガ・エスパニョーラ”の意思を伝えたことを明らかにしているのだそうです。フランスリーグ驚異の6連覇を飾ったリヨンを離れ、移籍するのならばビッグクラブでありますし、白いところやパスタの国よりはバルサ、というのがクレとしての当然の発想。ちょうど左ラテラルはバルサにとって優先順位の高い補強ポイントでしたし、セントラルまで出来るアビダルがスペインでプレーしたいのなら、ここは気合を入れるしかありません。バルサは彼を、数年前から“ストーカー”していました。いわば、憧れの恋人候補。これは千載一遇のチャンスです。
リヨンとアビダルには、まだ2年の契約が残っています。しかし選手が移籍を希望するのであれば、その契約はあまり意味を成さないのがフットボルの世界。それにリヨンというクラブはフランスで最強の座をほしいままにしていながらも、毎年中心選手を放出することで財政を潤してきている。エヂミルソン、エシエン、ディアラときて、この夏はアビダルに続くというわけです。リヨン会長ジャン・ミチェル・オーラスもそのへんのことはよく理解しており、クラブでのひとつのサイクルを終えようとしている選手を無理に引き止めるつもりはありません。引く手数多のアビダルに、いかにクラブ財政に役立ってもらえるかというのが、オーラスの考えるところでしょう。
ブレーメンのクローセをはじめ、バルサが入りが噂される選手は他にもいますが、その報道からはアビダルのそれほど、現実的な“匂い”がしません。ただの直感なので当たる保証はどこにもありませんが、希望的観測も込め、エリックは本当に夏にはアスルグラーナのシャツを着ていそうな気がするのです。そしてそれはバルサにとって、間違いなく意味のある補強となるでしょう。ラテラルだけでなくセントラルもこなせ、フィジカルは強健。守備力だけではなく、攻撃にも才能を発揮します。リヨンという、攻撃的なチームでプレーしてきたという経歴もいい。バルサにはいなかったタイプの、フィジカルでゴリゴリ押していけるデフェンサです。能力、資質ともに文句のつけようなしの彼がバルサの選手になるという予感が、ただの予感で終わりませんよう。
◇レオ少年の夢が叶った日
エリック・アビダルともう一人、カタラン・バルサメディアの今日の主役となっているのが、クラブムンディアル時に“号泣少年”として現地バルセロニスタのハートを鷲掴みにした、レオ君です。彼が一躍有名人になった経緯は「ソシオ親善大使のブログ」などにて掲載されていますので省略するとして、すごいのはレバンテ戦を観戦するためにバルセロナを訪問した彼を巡る、バルサ周辺の人たちの歓迎ぶり。ムンド・デポルティボ紙、スポルト紙、TV3(テレビジョン・カタルーニャ)、その他バルサメディアはこぞってレオ君の到着を大歓迎し、大きくニュースとして取り上げているのです。そもそもエル・ペリオディコ・デ・カタルーニャやTV3のご招待によるバルセロナ訪問らしいので、そこからしてVIPなのですが。
朝一でTV3の番組に出演したレオ君とお母さんが、昨日カンプノウに到着したとき、残念ながら午前の練習は終了していたそうです。しかしそこはバルサも抜かりはありません。彼をカンプノウ内に招き入れ、まずはチャビやジオ、シルビーニョにエヂミルソンらとご対面。ひとしきり彼らと写真を撮ったりおしゃべりをしたあと、いよいよレオ君の夢が現実となる瞬間が訪れます。通されたTV3のカンプノウスタジオには彼の超アイドルである、ロナウジーニョが待っていたのです。レオ君は「ロニーにぎゅっとしてもらって、サインをもらって、フットボルを上手くプレーする秘訣を教えてもらいたい」と語っていたようなのですが、それが丸ごと実現。ロニー登場の瞬間は、非常に感動的なシーンとなったようです。さらにロナウジーニョはレオ君にレバンテ戦で着用したシャツをプレゼントすること、プレー方を伝授するために練習に招待することなどを約束。レオ君が毎日練習場にいてくれれば、ロニーも欠かさず顔を出してくれるかもしれません。
◇コパの決勝は、ベルナベウ
コパのセミファイナルに残っている4チーム(バルサ、ヘタフェ、セビージャ、デポルティーボ)の代表たちが昨日マドリーはラス・ロサスにあるスポーツシティを訪れ、コパ決勝の日程は6月23日、会場はサンティアゴ・ベルナベウとすることに満場一致で合意しました。白組会長であるラモン・カルデロンがスペインフットボル連盟にスタジアムを提供することを申し出、それに4クラブが賛成するという形での決定です。
バルサにとって、コパのベルナベウというのは“縁起のいい場所”ではあります。ボビー・ロブソンが監督を務め、ロナルドやデラ・ペーニャを擁し23回目となる大会優勝を飾った96/97シーズン、決勝の地はサンティアゴ・ベルナベウでした。1/2ファイナル第1戦で3点のリードを手にしているバルサが、ヘタフェを下して決勝へ進むのはほぼ確実。マドリディスタにとっては、バルサが自分たちのスタジアムで歓喜の声を上げるなどは一番見たくない光景でしょうから、その“悲劇”も覚悟でスタジアムを提供したカルデロンさんに、まずは乾杯です。頑張って優勝しますので、ご期待あれ。
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