シュスター語る。
“元クラック”のバルサ戦、古巣にかける思い。
チャンピオンズ敗退以降の一ヶ月余、週末のみゲームを行うというスケジュールをこなしてきたFCバルセロナに明日、ミッドウィーク戦が戻ってきます。国王杯1/2ファイナル、ヘタフェとの第1試合。舞台はカンプノウ。相手チームを率いるのはバルサ出身クラックとしても名高いドイツ人、ベルント・シュスターです。レアル・マドリーの次期監督候補としての噂も絶えないのですが、バルサとの関係も浅からず、対戦前などは好意的な特集記事も組まれることが多い彼。今日から明日にかけ、メディアにはシュスターの名前が多く見られることでしょう。ドイツ人っぽく、良識あるコメントを語ってくれる人です。
◇名選手から名監督の道へ
マドリーに存在するヘタフェという小さなクラブが、現在の組織となって活動を開始したのは1983年。リーガ1部リーグに昇格してきたのは、ほんの3シーズン前のことです。もちろん何らかのタイトルを獲得した経験などなく、コパの1/2ファイナルに残るのも今回は初めて。しかし今ではすっかりと中位クラブのひとつとして認識されるようになり、バルサとの対戦でも“あるいはひょっとするかも”という匂いを漂わせるに至ったその背景には、間違いなくベルント・シュスターという監督の存在があります。彼の監督としての力量を認める声は多く、バルサの監督候補として名前が挙がったことも複数回。いまはレアル・マドリーが関心を寄せているという噂が、大いなる信憑性をもって語られています。
1980年代にバルサで輝かしい実績を残したシュスターにとって、古巣であるバルサと国王杯の準決勝という舞台で激突するという体験は、特別な感情があるでしょう。バルサ選手としては、実に3回も制したことのある大会ですが(80/81、82/83、87/88)、コーチとしてはまだ未到達。そのビッグチャレンジに立ちはだかる壁としてバルサがあるのですから、燃えないわけがありません。「私たちには失うものはないし、バルサが本命であることに疑問の余地はないけど、小さな奇跡を起こし、決勝へたどり着くために全力を尽くすよ」と語るシュスターへのインタビューが、本日付のスポルト紙に掲載されていますので、幾つかを抜粋してご紹介します。
◇カンプノウに秘策あり!?
今回の対戦は、初戦がまずカンプノウで行われます。フエラで第1戦を戦うチームの作戦は、守備を固めてカウンターにより1点を奪い、カーサへ帰るというもの。リバポーやサラゴサを始め、ほとんどのチームが採用してくる作戦です。では、シュスターはどのような考えでいるのか。対カンプノウ対策として、ドイツ人監督は次のように考えを述べています。
「カンプノウで得点を入れることが、私たちにとってきわめて重要になってくるやろう。あのスタジアムで |