エトー抜きのファイナル
残り10個の決勝戦の、第一弾。
数ある難スタジアムの中でも、バルサが苦手にしているものにサラゴサの本拠地ラ・ロマレダがあります。リーガではどうにか結果は残せているものの、コパを含め、なにかと苦労させられた印象の強いスタジアム。それゆえに、今後のカンペオン争いを占う上で非常に重要な意味をもつこの一戦なのですが、この"決勝戦≠ニいっていいゲームに、ライカーはエトー大明神を召集しませんでした。理由は"医療的なもの≠セと監督は説明していますが、どうしても思い出されるのが、昨年のエトーに対する人種差別的な野次の雨。いずれにせよ今日のバルサは、リーサルウエポンのひとつを倉庫にしまったまま、激戦を突破しなければなりません。
◇今日勝つことで、タイトル争いに一撃を
ホームでめっぽう強いチームに、アウェイでめっぽう結果を残せないチームが戦うとき、普通に考えるなら、有利(それもかなり)なのはホームのチームです。ラ・ロマレダでこのところ3連勝を果たしているサラゴサと、アウェイゲームはここ8試合、1勝しか出来ていないFCバルセロナと。ごく普通に考えるなら、バルサにとって今日のゲームは相当に厳しいものとなるでしょう。しかもサラゴサは現在チャンピオンズ圏内から3ポイント差の5位という位置につけており、4位バレンシアに食らいついていくためには、本拠地での試合は落とせない。十分すぎるほどに気合が入っていると見て間違いありません。コパでバルサにとった"不覚≠焉Aよりいっそう戦意を盛り立てているはず。しかしこちらとて、易々と3ポイントを諦めるわけにはいきません。3連覇にまた一歩近づくためには、このフエラでの勝利がもつ意味は大きいわけで、ぜひとも手にしておく必要があります。
バルサを追うライバルたちは今後、直接対決を控えています。星の潰し合いになるのは避けられず、それゆえにバルサの失敗を舌なめずりして期待していることでしょう。だからこそ、この苦戦が予想されるラ・ロマレダでの決戦に勝利することによって、バルサは優勝争いに一撃を加えることが可能となります。カルデロンでのアトレチコ戦と並んで、サラゴサ戦ではバルサがポイントを落とすというのが、ライバルたちの願い。それを打ち砕いてやれば、これからの展開はこちらにとって非常に有利になる。今日のゲームでタイトルが決まるわけではありませんが、及ぼす影響力はとてつもなく大きい。○か×かでは、まったくその後の道のりは異なってくるでしょう。
今夜のゲームは、展開次第でもありますが、引き分けはほぼ負けに等しい≠ニ考えて差し支えないと思います。バルサに与えられている選択肢は、唯一勝利のみ。それ以外には許されない"決勝戦≠ナす。実際には負けても次はあるのですが、チームにはそれくらいの気合で臨んでもらいたい。なによりも彼らに期待するのは、そういった選択肢のない状況において、ガッチリと結果を残してくれるカンペオンとしての強さです。今季、バルサがリーガで |