国内ドブレッテへ!
チップを切り替え、リーガ&コパへ全力投球。
リバポーファンの歓喜の歌声とともに、アンフィールドにて費えたヨーロッパ連破の野望。これでバルサは今季目標としていたタイトルのうちの3つを失い、残されたトロフィーは2つ。リーガ・エスパニョーラと国王杯(コパ)、この2つの獲得を全力で目指していくことになります。ヨーロッパの強豪たちとの息詰まる熱戦を来季まで見れないのは残念でなりませんが、終わってしまったことは仕方ない。そもそも、そう簡単に獲れるビッグタイトルなどないのです。これからは脳内チップをサクッと切り替え、国内2冠へ向けて全力疾走あるのみ。まずは手始めに、こちらも残念賞を片手にカンプノウへ乗り込んでくる、メレンゲさんにダブルパンチを進呈です。
◇国内2冠も、"偉業"のひとつ
昨年バルサが達成した、チャンピオンズとリーガの歴史的ドブレッテに比べれば、たしかにリーガとコパの国内2冠というのは"格"という面で劣ります。しかし実際のところ、それを実現するのは容易ではない。バルサ108年の歴史において、この2冠を達成したのはわずかに4度。1951/52、1952/53、1958/59の大昔の3回と、1997/98のバン・ガール第一次政権時代、この合計4回しかないのです。リーガ優勝18回、コパ優勝24回のバルサだけに、この数字はやや意外な印象を受けますが、それだけこの2つの大会の両立は難しいということ。もし今季それを達成できたなら、十分に誇れる結果となります。ドリームチームも果たせなかった、"偉業"。クラブの歴史に名を刻む。モチベーションとするには、十分でしょう。
クラブ・ムンディアルとチャンピオンズ。この2つの国際タイトルは、今季のバルサにとって大きなウエイトを占める存在でした。けれどもいくつかの要素が複雑に巧妙に絡み合い、持てる実力を発揮したとはいえない形で、バルサはそれらを失ってしまった。それが堪らなく悔しい思いにするのですが、これでシーズンが終わったわけではありません。これからまだ3ヶ月、十分にクレを熱狂させるに足るだけの挑戦が、チームを待っているのです。失意に沈むのはまだ早すぎる。この先のバルサには多くの戦いが待っていて、国内2冠という輝かしい未来も待っているのです。バルサは希望を持ってそれらに挑戦していくだけですし、その第一歩が土曜日のメレンゲ戦。ヨーロッパの傷を癒し、新たな旅路を開始するには格好のステージです。
◇噴出し解決されない、多くの課題
チーム強化責任者チキ・ベギリスタインはヨーロッパ敗戦を受け、次のように語っています。「勝利すべきゲームは多く残されているし、まずは少しでも早く、リーガで首位に返り咲きたいね。もしリーガとコパで勝てば、素晴らしいシーズンやったということになるやろう」。週末のクラシコは、アンフィールドでの惨めな記憶を埋め合わせ |