2-1:勝てたのに。
決めるとこで決まらず、痛恨の首位陥落。
勝てば2位のセビージャに、5ポイントという十分なリードを付けられたこの試合。バルサは最悪のオプションである逆転負けを喫し、首位も明け渡すという痛すぎる結末となりました。ゲームのポイントとなったのは、2つ。まずは0-2とするべきところで、そう出来なかったこと。そして審判の不可解ジャッジによって2人が退場となってしまったこと。あるいはリードを奪った時点で、アンフィールドのことが頭をよぎりすぎていたのかもしれません。いずれにせよ、勝負所でトドメをさせなかったことが後々に大きく響き、このような結果を呼びました。しかしこれは交通事故だと捉え、リバポー戦に完全集中を。リーガはまだ終わっていません。
◇ライカーの新オプション
水曜日のサラゴサにて、ライカーは周囲をあっと驚かせる決断をしました。ライカー版バルサの定番である4-3-3ではなく、ドリームチーム風3-4-3を用いてきたのです。虚を突かれたサラゴサはこれに動揺し、バルサは一気に前半で勝負を決めてしまいました。大きなギャンブルに、ライカーは成功したのです。そして昨日のサンチェス・ピスファン。スタメン表では普通に4-3-3かと思われていたのが、ふたを開けてみればマルケスを下げ、両ラテラルを前に押し出した新型3-4-3、あるいは5-2-3。ここにきて、システムのぶっつけ本番テストをライカーは繰り返しています。
今回と前回はともに3-4-3に分類される選手は位置ではありますが、前回が中盤に純粋なセントロカンピスタを4人並べたのに対し、今回はラテラルとしてのバン・ブロンホルストとザンブロッタを、チャビ・イニエスタの横に配置した点で異なります。サラゴサ戦のほうが攻撃的で、積極的な攻めを意識したフォーメーション。今回は守備時には両ラテラルが最終ラインをカバーする、5バックのような形になります。どちらかというと、セビージャに効果的な攻めをさせないためのオプションです。
◇詰めの甘さが、高い代償となる
そしてこのライカーの新たなる勇敢な"発明"は、序盤は上手く機能していました。特にザンブロッタの右サイドはいいアクセントになっていて、先制点もこのラテラルの抜け出しから生まれています。中盤のプレスも良く、知的にセビージャの攻撃を封印。早い時間帯にゴールを奪えたというのも理想的な展開であり、この時点ではライカーの賭け第2弾は文句のつけようがありませんでした。しかし惜しまずにいられないのは、その有利な状況のうちに、試合を決定付けられなかったことです。責められることではないのですが、ロナウジーニョのペナルティ失敗が痛かった。あそこで0-2としていれば、ゲームはほぼ間違いなくバルサのものとなっていたでしょう。
このところのバルサでイケないところは、勝負 |