Liga Española
jornada 3

パロン明け、予想を上回るパフォーマンス。
ネイとメッシのゴールで開幕3連勝。

Atletico Madrid FC Barcelona
1 2
12 de Septiembre - SAb 20:30 h
Vicente Calderon
: 54,000
Goles
Torres (51)  
  Neymar (55)
  Messi (77)
Titular
Oblak 【6】 Ter Stegen
Juanfran 【7】 Sergi Robeto
Gimenez 【6】 Mascherano
Godin 【6】 Vermaelen
Filipe Luis 【7】 A;ba
Oliver 【7】 Busquets
Gabi 【6】 Rakitic
Tiago 【7】 Iniesta
Koke 【7】 Rafinha
Griezmann 【8】 Luis Suarez
Fernando Torres 【8】 Neymar
Cambios
Oliver→ Carrasco (60) Vermaelen→【6】 Mathieu (27)
Torres→ Jackson (62) Rakitic→【9】 Messi (60)
Gabi→ Vietto (81)  
Entrenadores
Diego Simeone 【7】 Luis Enrique
Tarjetas
Oliver (18) Iniesta (44)
Filipe Luis (43)  
Gimenez (89)  
Arbitro
Mateu Lahoz (valenciano) 【】
名前の次の数字は評価点:平均点【5】
Estadisticas
1a 2a Total Total 2a 1a
2 1 3 Tarjetas Amarillas 1 0 1
0 0 0 Tarjetas Rojas 0 0 0
3 6 9 Tiros a puerta 12 7 5
1 1 2 Ocasiones de Gol 6 3 3
1 0 1 Corners 10 5 5
1 2 3 Fueras de juegos 0 0 0
8 9 17 Faltas 5 2 3
28%   32% Posesion del Balon 68%   72%
Formacion

ブラボ、ドグラス、アルベスが負傷欠場。ピケが出場停止。マシップ、メッシ、バルトラ、ムニール、サンドロ、アドリアーノ、マテューがベンチスタート。アルダとアレイシは出場できない。

クラウディオ・ブラボが負傷中につき、テル・ステーゲンがリーガデビュー。右ラテラルにはセルジ・ロベルトが間に合った。その他のメンバーは予想どおりだったが、前日第二子が生まれ、代表戦から戻ったばかりのメッシはベンチスタート。ラフィーニャが代役を務めた。前半の攻撃はサイド中心。前半ベルマーレンが負傷し、マテューと交代。

後半は中央突破も織り交ぜる。レオ・メッシはラキティッチと交代で登場。ラフィーニャが中盤に下がった。メッシもやや低めの位置でプレーする場面が多かった。この試合の交代は2人で、3つめの枠は使用せず。

Titular Final
先発 終了時
Goles
Torres (51)  
  Neymar (55)
  Messi (77)
Reporte

ネイマール、メッシの両クラックのゴールによって、アトレティコ・マドリーに逆転勝利。アスレティック、マラガ、それにこのシメオネチームと難敵を下しての開幕3連勝はとても大きい。怪我人が続出し、代表ウィークのパロン明けとあってコンディションが心配されたが、エンリケチームは上々のパフォーマンスでアトレティコを上回った。日曜のエイバル、セルタの結果次第では首位浮上となる。

メッシがベンチスタート

ルイス・エンリケが送り出した先発イレブンで最大の驚きは、大エース・メッシをベンチに置いたことだった。代表から戻ってきたのが試合前日だったこと、その金曜日も第二子マテオくんの誕生によってトレーニングに参加していないことがベンチの理由。ゆえにレオも納得していると思うが、メッシの先発外れといえば、昨季のアノエタでのラ・レアル戦(1-0負け)がすぐに思い出されるので、スリリングであることも確かだ。メッシは後半60分から30分間プレー。その半時間で試合を決めてしまうのだから流石としか言いようがない。

試合は全体的にバルサの優勢で進んだ。ルーチョチームは集中して試合に臨み、激しさも文句なし。プレーの大半はアトレティコ陣内で展開され、ゴール前でのパンチ力がもう少しあれば、前半で2点ほどは決まっていたところだった。

前半のバルセロナは中央突破を選択肢とはせず、中盤で素早くサイドを変え、折り返しを狙う作戦でアトレティコを圧迫した。15分にはイニエスタの卓越したドリブルで左を崩し、仕上げは右から詰めたラキティッチ弾(GKオブラクがブロック)。24分には左コーナーをラフィーニャが頭で逸らすと、ルイス・スアレスのシュートがクロスバーを叩いた。

対する赤白マドリーの前半のチャンスは17分のフェルナンド・トーレスの1回だ。マスチェラーノがボールを失ってトーレスが単騎突破。幸いシュートは枠を外れたが(ベルマーレンが寄せた)、ヒヤッとする場面だった。

前半25分にはCKの競り合い中にトーマス・ベルマーレンが筋肉を傷めて交代するアクシデントがあった。このシーズン序盤は出場停止中のジェラール・ピケの穴をよく埋め、活躍を期待されていただけに悲しい怪我だ。早い回復を願う。メディア情報によると、復帰には3-4週間を要する見込み。

ハンドを取らないマテウ・ラオス

この試合で影の主役となったのはマテウ・ラオス主審だった。故意ではないハンドはファールに非ずと決めていたらしい審判は、3分のヒメネス、34分の同じくヒメネス、66分のゴディンとペナルティエリア内での3つのハンドをスルー。バルサに対しては48分にマスチェラーノのハンドを見逃している。一貫しているとは言える。

意図的ではないハンドはPKとしないのはまあ良いとしても、ネイマールのシュートを防いだゴディンの場合は決定的なタッチであるし、それも無視するのはいかがなものか。そして試合によって判定基準が変わらないよう、LFPできっちり統一しておいてほしい。

天敵トーレス先制、ネイマールすぐさま同点

後半に入ると、試合は動いた。先制したのはバルサの天敵フェルナンド・トーレスだった。バルサの最終ラインが整っていない状況を利用して、後方からの縦パス1本でテル・ステーゲンとの1対1とすると、ジョルディ・アルバのチェックに乱れることなくシュートを左ポスト横へと転がした“エル・ニーニョ”。愛するトーレスの先制点に、ビセンテ・カルデロンは大いに沸いた。

だがバルサの反撃は素早かった。スタジアムにまだトーレス弾の余韻が漂っていた54分、エリア前で手にしたフリーキックをネイマールがズバッと突き刺して1-1!コース、スピードともに最高級のシュートだったことに加え、すぐさまスコアを振り出しに戻せたのが非常に大きかった(メッシに頼ることもなく)。

メッシ、第二子マテオに捧げるゴール

ルイス・エンリケは60分、満を持してレオ・メッシをピッチに送り出す。このギガクラックの登場が、試合に決定的な影響を及ぼしたのは言うまでもないだろう。エネルギー配分を気にしなくても良いメッシは最初からエンジン全開。ドリブルにはキレと迫力があり、堅固なるアトレティコの守備陣を打ち砕く力強さがあった。77分の逆転弾も、そんな中央攻撃から生まれる。ジョルディ・アルバからの縦パスにルイス・スアレスがポストとなり、ボールを受けたメッシがDFたちに囲まれながらもネットへと沈めて1-2!メッシはおしゃぶりパフォーマンスにて、このゴールを前日に誕生したマテオくんに捧げている

その後のバルサの試合管理は危なげなく、相手にこれといった攻めを許すことなく試合を終えた。もっと厳しくなるかと予想されたビセンテ・カルデロン対決を、期待を上回るパフォーマンスにてものにし、開幕3連勝を達成。苦しい台所事情の中での、この9ポイントは大きい。