Supercopa de España
ida

さっぱりな出来で惨敗。
六冠は絶望的に。

Athletic Club FC Barcelona
4 0
14 de Agosto - Vie 22:00 h
San Mames
: 53,000
Goles
San Jose (14)  
Aduriz (53)  
Aduriz (62)  
Aduriz (68pk)  
Titular
Iraizoz 【3】 Ter Stegen
De Marcos 【3】 Alves
Laporte 【4】 Bartra
Etxeita 【4】 Vermaelen
Balenziaga 【2】 Adriano
San Jose 【4】 Mascherano
Beñat 【4】 Sergi Roberto
Susaeta 【3】 Rafinha
Eraso 【4】 Messi
Sabin 【4】 Luis Suarez
Aduriz 【4】 Pedro
Cambios
Sabin→ Lekue (66) Rafinha→【4】 Iniesta (52)
Eraso→ Gurpegui (77) Sergi Roberto→【4】 Rakitic (60)
Susaeta→ Eneko (85) Pedro→【4】 Sandro (71)
Entrenadores
Ernest Velverde 【4】 Luis Enrique
Tarjetas
Eraso (44) Pedro (41)
Beñat (45) Alves (67)
Etxeita (70) Mascherano (80)
Susaeta (73) Iniesta (90)
Gurpegui (88)  
San Jose (90+2)  
Arbitro
Gonzalez Gonzalez (castilla-leon) 【】
名前の次の数字は評価点:平均点【5】
Estadisticas
1a 2a Total Total 2a 1a
2 4 6 Tarjetas Amarillas 4 3 1
0 0 0 Tarjetas Rojas 0 0 0
4 5 9 Tiros a puerta 8 7 1
1 3 4 Ocasiones de Gol 3 2 1
4 1 5 Corners 7 4 3
1 1 2 Fueras de juegos 3 1 2
    21 Faltas 12    
    38% Posesion del Balon 62%    
Formacion

アルダ、ドグラス、アルバが負傷欠場。ネイマールが病欠。マテューとマシップが監督判断で招集外。ブラボ、ピケ、ラキティッチ、ブスケツ、イニエスタ、サンドロ、ムニールがベンチスタート。アルダとアレイシは出場できない。

欧州スーパーカップのセビージャ戦から中2日につき、大胆にローテーション。背骨部分でやり過ぎた感はある。セントラルにバルトラ、ベルマーレンコンビ、左ラテラルにはアドリアーノ。ピボーテにはマスチェラーノ。インテリオールはロベルトとラフィーニャの若手コンビ。左エストレーモはペドロ。中盤での勝負に勝てず、前線へとまったくつなげなかった。

交代はまずインテリオールのラフィーニャ、セルジ・ロベルトを順にベンチに下げ、イニエスタとラキティッチを投入。しかしながら大きな変化は生まれず、ペドロからサンドロに代える案も功を奏さなかった。

Titular Final
先発 終了時
Goles
San Jose (14)  
Aduriz (53)  
Aduriz (62)  
Aduriz (68pk)  
Reporte

ルーチョバルサが目指していた年間六冠の達成に、赤ランプが点灯した。ただ点灯しただけでなく、激しいテンポで点滅しまくっている感じだ。スーペルコパのイダはまず昨季のコパ準優勝チーム、アスレティック・クラブの本拠地サン・マメスにて行われ、アドゥリスのハットトリックを含む4-0での大敗。延長戦120分を戦ったトビリシでのセビージャ戦から中2日とハードな日程だったものの、エラーから4失点+リアクションなしでは言い訳のしようがない。バルサがスーペルコパを獲るには、再び中2日のカンプノウで5得点し、かつ無失点とせねばならず、今日のイメージでは出来そうな気がしない。

ちょんぼで失点

トビリシにて延長戦の末にどうにか欧州スーペルコパを獲り、バルセロナに帰ってまたすぐのビルバオ遠征となったバルセロナにとって、このサン・マメスでのスーペルコパ第一戦の目標は“出来るだけ良いオプションをカンプノウに持ち帰ること”だった。ベストなパフォーマンスは無理でも、まずまずの出来ならOK。背骨となる部分をごっそりと入れ替えた先発メンバーからも、それは窺える。

キックオフ直後のプレーは良かった。良いテンポのパス展開でアスレティックのプレッシャーをかいくぐり、相手にほとんどボールを触らせない。バルサの意気込みが感じられた。しかしながら、パスは回れどチャンスは作れず。めまぐるしくボールは回るなかで、前線にボールが渡ることはほとんどなく。ラインを高く保つアスレティックに対し、その裏を突く奥行きがバルサにはなかった。

そうこうしている14分、バルサはエラーからビルバオに先制を許す。GKイライソスからのライン裏へのゴールキックを、テル・ステーゲンがエリア外へ出てヘディングで処理。そのボールをセンターサークルのサン・ホセに拾われ、超ロングシュートを決められてしまったのだ。軌道・強さなど完璧なシュートだったが、ドイツ人守護神の処理方法にはもっと別の選択肢はあっただろう(エリア内で待つ、打ちにくい方へ逃げておくなど)。

意外な形で先制に成功し、気分よくプレッシングを続けるアスレティックに対し、バルサは反撃の有効な手段をもっていなかった。おっ、と思ったのはスアレスが裏へ抜け出し、エリア内へと切れ込んだ場面(27分)と、前半終了間際のメッシのフリーキック(ゴルカがセーブ)くらい。メッシはバスクチームのチェックに苦しみ、見せ場を作ることができなかった(TV解説の都並さんの、ペドロが“いつものペドロ”を止めていた故のチームの不出来説は説得力あり)。

またも守備崩壊

ハーフタイム直後は、ルーチョチームが盛り返しそうな雰囲気はあった。50分にはラポルテのエラーを活かしたペドロのシュートがクロスバーを叩き、51分にはルイス・スアレスのパスを受けたレオ・メッシのシュートをイライソスがキャッチ。もしペドロ弾が豪快に突き刺さっていれば、少しは違う展開となったに違いない。

しかしバルセロナはエラーから流れを手放してしまう。2失点目は逆襲を目指してアンドレス・イニエスタを送り出した(52分)その直後のことだった。セルジ・ロベルトがボールをカットされ、サビン・メリノが左サイドでアタック開始。マークに付いていたダニ・アルベスを巧みなタッチで攻略すると、そのセンタリングをアドゥリスが頭で押し込み2-0としている。

ここでリアクションを起こし、アウェイゴールを返していれば第二戦がずっと戦いやすくなるのだが、ルーチョチームにそのエネルギーはないようだった。ルイス・エンリケは60分にラキティッチも投入するのだが、その2分後に3点目を献上するとほほな展開。こちらも軽すぎる守備が理由で、アドリアーノが呆気なく料理されてセンタリングを許し、中央のアルベスがボールをクリアできず、最後はアドゥリスに思い切りよく蹴りこまれて3-0となるボロボロな失点だった(62分)。

バルセロナを3点リードし、お祭り騒ぎとなっているサン・マメスの幸福感はさらに絶頂へと上っていく。コーナーキックの際にアルベスサン・ホセを思い切り掴み倒し、ゴンサレス主審は迷うことなくペナルティキックを宣告。アドゥリスがこれをきっちりと沈め、点差は4つへと広がった(68分、4-0)。

とはいえ、まだ時間は20分以上残されており、1-2点返せれば状況はまた変わる。しかしルーチョチームにここから逆襲する元気はなく、試合はそのまま4-0で終了。六冠云々はともかく、リーガ開幕戦でもこの場所を訪れる、そちらの方が心配な大敗だ。あと1週間少しで守備の建て直しはなるのか。