Supercopa de Europa

延長後半、ペドロ弾で勝利!
クレイジーゲーム。

FC Barcelona Sevilla FC
5 4
11 de Agosto - Mar 22:45 h
Boris Paichadze
: 54,500
Goles
  Banega (3)
Messi (6)  
Messi (15)  
Rafinha (43)  
Luis Suarez (52)  
  Reyes (57)
  Gameiro (72pk)
  Konoplyanka (82)
Pedro (114)  
Titular
Ter Stegen 【5】 Beto
Alves 【7】 Tremoulinas
Pique 【6】 Rami
Mascherano 【6】 Krychowiak
Mathieu 【4】 Coke
Busquets 【6】 Iborra
Rakitic 【7】 Krohn-Dehli
Iniesta 【7】 Banega
Messi 【9】 Reyes
Luis Suarez 【8】 Vitolo
Rafinha 【7】 Gameiro
Cambios
Iniesta→ Sergi Roberto 【5】(62) Reyes→ Konoplyanka (67)
Rafinha→ Bartra 【4】(78) Iborra→ Mariano (81)
Mascherano→ Pedro 【8】(93) Gameiro→ Immobile (81)
Entrenadores
Luis Enrique 【5】 Unai Emery
Tarjetas
Mathieu (71) Krychowiak (14)
Pedro (94) Coke (87)
Busquets (118) Banega (90)
Alves (120) Immobile (91)
  Krohn-Dehli (120)
Arbitro
William Collum (escoces) 【】
名前の次の数字は評価点:平均点【5】
Estadisticas
1a 2a ex Total Total ex 2a 1a
0 2 2 4 Tarjetas Amarillas 5 2 2 1
0 0 0 0 Tarjetas Rojas 0 0 0 0
8 10 6 24 Tiros a puerta 17 4 8 5
5 2 2 9 Ocasiones de Gol 7 2 3 2
4 1 3 8 Corners 4 0 2 2
1 1 1 3 Fueras de juegos 4 1 1 2
4 10 6 20 Faltas 21 7 8 7
63%     62% Posesion del Balon 38%     37%
Formacion

アルダ、ドグラス、アルバが負傷欠場。ネイマールが病欠。ブラボ、ペドロ、バルトラ、セルジ・ロベルト、アドリアーノ、サンドロ、ムニールがベンチスタート。アルダとアレイシは出場できない。

基本的に昨季のベスト布陣。意外だったのは病気欠場のネイマールの代役がペドロではなくラフィーニャだった点。ジョルディ・アルバの代わりとなったのはマテューで、こちらは予想されたとおり。

最初の交代は足首にダメージを受けたイニエスタに代わってセルジ・ロベルト。二人目はお疲れのラフィーニャを下げてバルトラが登場。マスチェラーノがメディオセントロとなった。ブスケツとロベルトも一段ずつ前へ。最後のカードは延長戦に入ってからで、マスチェラーノを下げてペドロ投入。ブスケツとロベルトがいつもの位置に戻った。

Titular Final
先発 終了時
Goles
  Banega (3)
Messi (6)  
Messi (15)  
Rafinha (43)  
Luis Suarez (52)  
  Reyes (57)
  Gameiro (72pk)
  Konoplyanka (82)
Pedro (114)  
Reporte

FCバルセロナがセビージャとの乱打戦を制し、欧州スーペルコパを手中に収めた。バルサはバネガのFKによって早々にリードを許したが、すぐさまメッシのFK2発で逆転。その後もラフィーニャ、スアレスと順調に得点を重ね(4-1)、勝負は決したかに思えた。しかしセビージャの反撃で3点を失い、試合は延長戦へ。最後はペドロがゴールを決め、バルサに5度目となる欧州スーペルコパをもたらしている。グラシアス、ペドロ!

フリーキックの応酬

立ち上がりはセビージャのペース。積極的に前へ出てきたことでマスチェラーノのファールを誘い、そこで得たフリーキックをバネガが突き刺していきなりの先制に成功した(0-1、3分)。文句ないスピードとコースにテル・ステーゲンは一歩も動けず。

セビージャのビンタで目覚めたバルサは反撃を開始する。その先頭に立ち、スコアをひっくり返したのはエースのメッシだ。飛び道具でやられたのなら、飛び道具でやり返す、と6分、スアレスへのファールによって得たFKをゴール右隅へと蹴り込んであっさり同点(1-1)。鋭かったバネガのFKとは異なり、正確に置きにいくシュートだった。

これで落ち着いたバルセロナは主導権を握り、次々とGKベトを強襲する。逆転のシュートはまたもやメッシのFK弾。今度はもっと離れた距離から、勢いよくネットへと突き刺すミサイルシュートだった(15分、2-1)。

リードはさらに広がる

逆転したバルサは攻撃の手を緩めることなく、さらに追加点を狙った。セビージャにも一度ビッグチャンスがあったものの(アルベスがライン手前でクリア)、ゲームを支配していたのはバルサ。目立っていたのはスアレスだ。28分の9番のゴール(マテューがえぐり、逆ポストのスアレスが押し込む)はオフサイドの判定で無効となったが、ルイシートは随所で存在感を発揮。42分のラキティッチの縦パスによるライン裏突破&GKとの1対1はベトによって阻まれたものの、こぼれ球を拾った次のプレーでは股抜きによってDFを攻略、ラフィーニャが押し込んで3-1とした。

スアレスはさらに後半7分、今度は確実にネットを揺らす。相手パスをカットしたブスケツからのボールをエリア内で受けると、二度目の1対1は冷静に仕留めて4-1(52分)。このゴールによって勝負は決したかに思えた。

セビージャの反撃、同点

しかしウナイ・エメリ率いるセビージャは白旗を揚げることはなかった。彼らに希望を与えたのはレジェスのゴールだった。57分、セビージャは速攻からバルサの右サイドを崩し、ビトロのセンタリングをレジェスが押し込んで4-2。この試合でバルセロナはサイド攻撃から何度もピンチとなっており、ここを如何に改善するかが課題となる。このプレーではマテュー、マスチェ、テル・ステーゲンの誰もがボールを処理できず、レジェスに悠々と仕事をさせてしまった。

62分にイニエスタが負傷交代したことも響いた。ドンが不在となったバルサは中盤でボールを安定させられず、おそらくはフィジカルの疲労も手伝って支配力が低下。71分にはビトロへのマテューのプレーがファールとなり、手にしたPKをガメイロがきっちりと決めている(4-3)。

ラフィーニャに代えてバルトラを入れる交代も上手くいったとはいえず、中盤でのポゼッションは甦らなかった。昨季ならイニエスタのトラブルにはチャビ投入で対処できたが、今年はどうすればよいか。とても困難な問題だ。81分にはインモービレがエリア横での攻防でバルトラを簡単に料理し、エリア内へと侵入。最後はコノプリャンカが落ち着いてゴールを決め、スコアは振り出しに戻った。まさかの同点劇だった。

ペドロ再び

延長戦に入り、ルイス・エンリケペドロ・ロドリゲスをピッチに送り出す決断をする。ペドリートの登場がここまで遅れたのは、移籍の件と大いに関係ありそうだ。いずれにせよ、90分以上を戦い、疲れてきた両チームの足にペドロは効く。バルサの7番が大仕事をしたのはPK合戦もチラついてきた115分のことだった。メッシによるフリーキックのこぼれ球を、迷うことなく走り込んだペドロがねじ込んで5-4!ペドロの決勝点によってバルサが欧州スーパーカップを手にするのはこれが二度目であり、2009年の試合(対シャクタール)もまた115分のゴールだったから驚く。

その後試合終了までの数分間には二度、セビージャの決定機があった。これが決まっていたなら、勝敗の行方はどうなっていたか。バルサには何故か勝てないエメリの運勢が、そのあたりのツキを左右したような感もある。

試合終了後の表彰・トロフィー授与式にて、チームメイトたちが喜びにジャンプする中、一人端っこで感慨深げにスタジアムを見つめていたペドロ。セクステーテへと夢をつなぐゴールを置き土産に、行ってしまうんですかい、ペドロの旦那。。