Liga Española
jornada 31

2点のリードを活かせず...
勝点差が2に縮まり首都沸く。

Sevilla FC FC Barcelona
2 2
11 de Abril - Sab 20:00 h
Sanchez Pizjuan
: 45,000
Goles
  Messi (14)
  Neymar (30)
Banega (38)  
Gameiro (84)  
Titular
Rico 【5】 Bravo
Coke 【5】 Alves
Nico Pareja 【6】 Pique
Carriço 【6】 Mathieu
Tremoulinas 【5】 Jordi Alba
Krychowiak 【5】 Busquets
Iborra 【5】 Rakitic
Aleix Vidal 【5】 Iniesta
Banega 【6】 Messi
Vitolo 【4】 Luis Suarez
Bacca 【7】 Neymar
Cambios
Iborrai→ Mbia (70) Neymar→【5】 Xavi (73)
Vitolo→ Reyes (70) Iniesta→【4】 Pedro (86)
Bacca→ Gameiro (75)  
Entrenadores
Unai Emery 【3】 Luis Enrique
Tarjetas
Krychowiak (29) Busquets (61)
Iborra (46) Pique (62)
Banega (57)  
Reyes (77)  
Mbia (82)  
Arbitro
Juan Martinez Munuera (valenciano) 【】
名前の次の数字は評価点:平均点【5】
Estadisticas
1a 2a Total Total 2a 1a
1 4 5 Tarjetas Amarillas 2 2 0
0 0 0 Tarjetas Rojas 0 0 0
5 5 10 Tiros a puerta 15 7 8
3 2 5 Ocasiones de Gol 5 2 3
0 2 2 Corners 4 3 1
1 2 3 Fueras de juegos 3 2 1
11 13 24 Faltas 9 4 5
33%   36% Posesion del Balon 64%   67%
Formacion

ベルマーレンが負傷欠場。監督判断でマシップ、ドグラス、モントーヤ、セルジ・ロベルトが招集外。テル・ステーゲン、チャビ、ペドロ、ラフィーニャ、マスチェラーノ、バルトラ、アドリアーノがベンチスタート。

怪我明けのジョルディ・アルバが先発に復帰。セントラルはピケ-マチューコンビとなり、その他は予想どおりの面々。アルバの攻撃参加は少なめだった。メッシはわりと右。

コントロールを失っていた後半、交代はまずはネイマールをベンチに下げてチャビをピッチへ。セントロカンピスタを増やし、ポゼッション向上を狙ったかわりに、左からの崩す選択肢はほぼなくなる。その後あえなく同点とされ、イニエスタに代えてペドロを投入。

Titular Final
先発 終了時
Goles
  Messi (14)
  Neymar (30)
Banega (38)  
Gameiro (84)  
Reporte

勝てた試合で勝点をこぼしたな、、という試合。FCバルセロナはメッシとネイマールがネットを揺らし、前半30分の時点で0-2の好リードを手にしたものの、バネガのゴラッソ以降はセビージャの猛反撃に遭ってあっぷあっぷ。最後はガメイロにゴールを割られ、2-2でのエンパテとなった。序盤の出来が良く、そのまま勝ち切ることも十分可能だったろうと思うだけに非常に残念。これにてレアル・マドリーとの勝点差は2に縮まり、首都方面は勢い付いているが、、、ピスファンで勝点を落とすのは想定内と切り替え、トゥールマレの次の関門に挑むのみ。

メッシ&ネイ弾でぽんぽんと0-2

今シーズンまだ自チームの黒星を見たことがないサンチェス・ピスファンを訪れての、難敵セビージャとの一戦。メディアからは“リーガの半分が懸かっている”と注目されたこの試合への、選手たちの入り方は上々だった。キックオフからのプレーで一度セビージャに攻め込みを許した以外は、ほぼバルサがプレーを支配。これをクレは待っていました、というテンポでパスをつなぎ、休みなく攻撃を続け、GKセルヒオ・リコの守るゴールを脅かしていった。

スコアボードの数字も順調に動いた。まずは14分、エリア内右にてネイマールからの良質パスをフリーで受けたレオ・メッシが、慌てる相手DFたちを尻目にロスカを沈めて0-1!水曜日のアルメリア戦に続いての、ゴール左端への狙い澄ましたカーブシュートだった。難易度が高いこのシュートも、メッシだとごく平凡に見えてしまうから恐ろしい。

バルサはその後もボールを支配し、ペップチームの再現のようパスを回していく。追加点は30分のことだ。決めたのはこの夜はドリブルにキレを見せていたネイマールJrで、エリア際左方面からのフリーキックをゴール左角へと突き刺しての美しいゴール。こちらもレオの先制弾と同じく、いともあっさりと蹴り込んでいるのだが、コースもスピードもこれ以上ないほどに完璧だった。両エースのゴールで30分で0-2。いわゆるザ・勝ちパターンだ。

流れを変えたバネガミサイル

難攻不落のサンチェス・ピスファンで思いのほか容易く2点をリード。やはりウナイ・エメリのチームにバルサは相性が良いね、と思わせる展開に、当の選手たちも多少集中を失ってしまったのかもしれない。32分にはスアレスが1対1のシュートを外し、MSNそろい踏みならず。ルーチョチームの圧倒的支配はその後弱まり、セビージャがバルサ陣内へと入り込む機会は増えていった。そして38分、エリア正面で数本のパスを繋がれた後でのバネガによるロングシュートが炸裂。ボールは一直線に左ポスト横を目指し、クラウディオ・ブラボの手に弾かれてなお勢いを失うことなく、ポストを叩いてゴールネットを揺らしている。このゴールを機に、試合の流れは大きく変わった

スタジアムの声援を受け勢い付くセビージャに対し、バルサは浮き足立っていた。41分のパレハのシュートはライン上でピケが防ぎ、どうにかピンチを切り抜けたものの、ルーチョチームはハーフタイム後も拙い流れを立て直すことができない。惜しかったのは49分、イニエスタの1対1をGKリコが弾き、そのこぼれ球をほぼ無人のゴールへと押し込もうとしたスアレスがシュートを吹かしてしまった場面だ。ああこれが決まっていれば、、。

圧迫、エラー、同点

この後のバルセロナは、なにをどうすればいいのやら、といった様子でドタバタと試合を続けていく。54分にはバッカがエリア内で決定的シュートを大きく外し、56分にはCKからマテューのチレーナでホームチームを驚かせるもGKリコがセーブ。ボールは両陣営を忙しなく行き来し、セビージャが同点へと近づいている、という匂いが強くなっていた。そこでゲームを落ち着けるべく、ルイス・エンリケはチャビを送り込む決断を下す。それ自体は判るとして、意外だったのは交代選手がネイマールだった点だ。

しかし監督の願いも空しく、バルサは苦悶の展開から解放されはしなかった。選手間のバランスの問題か、中盤のマエストロが入った後も、バルセロナのボールロストは止まらない。そしてボールを失ってはセビージャのカウンターを食らい、程度の差こそあれチャンスを作られていた。ゴールを陥れられるのは時間の問題、そんな空気が現実となるのは84分のことだ。

ジェラール・ピケのとほほなパスレジェス(途中出場)にカットされ、ボールを受けたアレイシ・ビダルがブラボを引きつけ逆ポストへと展開。最後はガメイロ(途中出場)がこれを蹴り込み、2-2の同点としている。そこからの数分間、バルサは懸命に決勝ゴールを目指していったが、フットボルの神様は今回ルーチョたちには微笑まず。マドリーとの勝点差は「2」へと縮小し、優勝争いは再び緊迫感を増すこととなった。

勝てた試合だけにガックリくるのは避けられないが、チップを切り替えて次の難関へと挑むしかない。水曜日の相手は、さらにエラーの許されないPSGだ。