Liga Española
jornada 29

値千金のマテュー弾!

Celta de Vigo FC Barcelona
0 1
5 de Abril - Dom 21:00 h
Balaidos
: 23,749
Goles
  Mathieu (73)
Titular
Sergio Alvarez 【8】 Bravo
Hugo Mallo 【4】 Alves
Cabral 【7】 Pique
Fontas 【7】 Mathieu
Jonny 【5】 Adriano
Krohn-Dehli 【6】 Busquets
Augusto 【4】 Rafinha
Orellana 【4】 Iniesta
Hernandez 【5】 Messi
Nolito 【4】 Luis Suarez
Larrivey 【4】 Neymar
Cambios
Krohn-Dehli→ Radoja (66) Rafinha→【7】 Xavi (56)
Larrivey→ Charles (70) Iniesta→【5】 Pedro (75)
Hernandez→ Santi Mina (82) Luis Suarez→【sc】 Rakitic (85)
Entrenadores
  【4】 Luis Enrique
Tarjetas
Krohn-Dehli (24) Luis Suarez (45)
Orellana (88TR) Busquets (89)
Nolito (90)  
Arbitro
Bikandi Garrido (vasco) 【】
名前の次の数字は評価点:平均点【5】
Estadisticas
1a 2a Total Total 2a 1a
1 1 2 Tarjetas Amarillas 2 1 1
0 1 1 Tarjetas Rojas 0 0 0
2 5 7 Tiros a puerta 11 8 3
1 1 2 Ocasiones de Gol 4 3 1
2 2 4 Corners 3 3 0
3 1 4 Fueras de juegos 3 3 0
10 16 26 Faltas 12 7 5
35%   37% Posesion del Balon 63%   65%
Formacion

アルバ、ベルマーレンが負傷欠場。マスチェラーノが出場停止。監督判断でマシップ、ドグラスが招集外。テル・ステーゲン、モントーヤ、ラキティッチ、チャビ、ペドロ、バルトラ、セルジ・ロベルトがベンチスタート。

左セントラルには前節マドリー戦で殊勲弾のマテュー。アルバ負傷中につき、アドリアーノが左ラテラル。右インテリオールにはビーゴに凱旋的なラフィーニャが起用された。前線はメッシが間に合い、南米トリデンテ。メッシは途中から中央でプレーし、スアレスが右へ流れた。

最初の交代はラフィーニャに代えてチャビ師匠で、ポゼッションの内容上昇。黄金中盤が揃った。二人目はイニエスタからペドロで、メッシが下がり目の位置へ。最後はルイス・スアレスを下げ、ラキティッチが登場。

Titular Final
先発 終了時
Goles
  Mathieu (73)
Reporte

今季随一といえる観ていて面白くない試合ではあったが、それでも勝点3をもぎ取れたことで良しとする。FIFAウィーク明けであるし、今は結果が一番大事と納得させて。曇り模様だったゲームを決めたのは、今回もまたセットプレーだった。前節マドリー戦に続きジェレミー・マテューのヘッド弾が炸裂しての、0-1での僅差での勝利。この値千金のゴールによってバルサは2位マドリーとの4ポイント差を保ち、残り試合は一つ減った。冷や汗ものながら、とりあえず一歩前進なり。

前半の主導権はセルタ→バルサ→セルタ

FIFA試合によるパロン(リーガ休止)後の試合は、あまり良い印象のないバルセロナ。今回のバライドス遠征もそういった黒に近いグレーといった印象で、ちょっとした運勢の違いによっては残念な結果になってそうな内容だった。ボールはイニエスタ、ラフィーニャ、ブスケツによる中盤をあまり経由せず、一気に前線へとつなごうとしてはボールを失ってピンチになることが度々。果敢に前に出てくるセルタを封じ込められず、自陣深く押し込まれる時間帯が特に前半は長く続いた。ホームチームで目立っていたのは左サイドのノリートだ。

最初のチャンスを作ったのはセルタだった。10分、ノリートからボールを受けたラリベイの逆ポストへのシュートを、クラウディオ・ブラボが鋭い反応によってセーブ。対するバルサも12分にレオ・メッシとネイマールの連続シュートがあったり、16分にはルイス・スアレスが相手エリアで突破を試みたりと、20数分あたりまでは割りと主導権を握っていた。メッシは右でのマークを嫌い、この試合はほぼ中央のやや低い位置でプレー。右足の腫れはだいぶ良くなっていたようだが、いつもなら決めていそうなシュートを2つ3つ外すなど、まだ本調子とはいかなかったようだ。

そして30分頃からは再びセルタが流れを掴んでいく。29分にはアルベスとブラボの意思疎通が上手くいかず、エリア内でボールがどっちつかずになる事態が発生。ノリートに仕留められる寸前でブラボが思い切ってスライディングでクリアし、あわやPKの危機にヒヤリとなった。39分にはラリベイにネットを揺らされるも、これは明らかなオフサイドで無効。ハーフタイム前はどちらがバルサか、というくらいにセルタに巧みにボールを回され、いつやられても不思議ではないその状況にクレの心は不安にさいなまれた。最終ラインの要ピケが目立っていることが、全体としての悪さを表していた。

チャビの存在感、マテューの値千金ヘッド

笑顔でバライドスを後にするためには、なんとか状況を打開しなければならないバルサは、後半に入るや否や、呆気なくと言っていいほどにあっさりとネットを揺らすことに成功する。それは47分のことだ。裏へと抜け出したネイマールが精度の高いシュートによってプレーを仕上げるのだが、ビカンディ・ガリード主審はこれをオフサイドとして無効に。タイミングは確かに微妙なところだったとはいえ、リプレイで見るかぎりはオンサイドなだけに悔しい。

試合の流れが変わったのは、ラフィーニャに代えてチャビ・エルナンデスがピッチに立ってからだ(56分。ラファにはバライドスから大きな拍手)。マエストロのキープ力はこの日もさすがの一言で、彼がいることでチームが変わったようにボールを保持できる。慌しくあちこちへと行き来していたボールは落ち着き、バルサらしい試合の進め方が出来るようになる。今日についてはチャビが先発のほうが危なげがなく良かったかもしれない。

試合が動いたのは、ダニ・アルベスがありえないようなシュート失敗をし(62分。フリーでこぼれ球を蹴りそこなう)、ピケがコンマ数秒の遅れでPKになっていたであろうチャルレスへのボールをカットした(71分)、その2分後のことだ。チャビによるフリーキックを、一番の大外のマテューがジャンプ一番、頭で合わせて0-1!!ボールの飛んだコースも非常に良く、マドリー戦に続いてのこの値千金弾により、移籍金の2,000万ユーロもいくぶん安く思えてきた。グラシアス、ジェレミー。

逃げ切って勝利

残り15分少々は、どうか何事もなく終わりますように、と願う時間だった。ルイス・エンリケは二人目の交代として、疲労していたイニエスタをベンチへと下げてペドロをピッチへ(75分)。それに伴い、レオ・メッシがインテリオールとしてしばしプレーしている。メッシは90分に1対1から、彼の調子のバロメーターとも言えるバセリーナでゴールを狙うが、これは右足の状態を示すようにわずかにクロスバーの上。88分にはフリーキックを遅らせたブスケツに腹を立てたオレジャナが、芝生(土付き)をセルヒオの顔に投げつけ一発退場という珍しい出来事もあった。

ということでバルサは非常に苦しみながらも、セットプレーで奪った1点を守り抜いて勝点3を獲得。メッシかネイマールにあと1点あればもう少しゆとりを持てたのだが、最後まで安心のならない試合だった。内容的には、特に前半は中盤を飛ばしすぎているのがクレとしては不満。ボールを持たないことがピンチにもつながっているので、どうにか修正してほしい。