Liga Española
jornada 28

クラシコへと士気上がる大勝。
メッシ3得点でアルカンタラ超え。

FC Barcelona Osasuna
7 0
16 de Marzo - Dom 17:00 h
Camp Nou
: 71,764
Goles
Messi (18)  
Alexis (22)  
Iniesta (34)  
Messi (63)  
Tello (78)  
Messi (87)  
Pedro (90)  
Titular
Valdes 【7】 Andres Fernandez
Alves 【7】 Oier Sanjurjo
Bartra 【7】 Loties
Mascherano 【7】 Arribas
Jordi Alba 【7】 Damia
Busquets 【6】 Abella
Xavi 【7】 Silva
Iniesta 【9】 Raul Loe
Messi 【9】 Armenteros
Alexis 【8】 Roberto Torres
Pedro 【8】 Oriol Riera
Cambios
Xavi→ Song (61) 【6】 Oriol Riera→ Acuña (61)
Alexis→ Tello (77) 【7】 Roberto Torres→ Puñal (70)
Mascherano→ Adriano (82) 【6】 Armenteros→ Lobato (84)
Entrenadores
Gerardo Martino 【8】 Javi Gracia
Tarjetas
Mascherano (58) Arribas (48)
  Cejudo (82)
Arbitro
Jose Antonio Teixeira Vitienes (cantabro) 【6】
名前の次の数字は評価点:平均点【5】
Estadisticas
1a 2a Total Total 2a 1a
0 1 1 Tarjetas Amarillas 2 2 0
0 0 0 Tarjetas Rojas 0 0 0
9 10 19 Tiros a puerta 5 3 2
6 8 14 Ocasiones de Gol 2 1 1
2 1 3 Corners 4 2 2
1 0 1 Fueras de juegos 4 2 2
3 6 9 Faltas 11 5 6
68%   63% Posesion del Balon 37%   32%
Formacion

ピケ、プジョル、クエンカ、ドスサントスが負傷欠場。オイエル、セルジ・ロベルト、アフェライが監督判断で招集外。モントーヤ、セスク、ネイマール、ピント、ソング、テージョ、アドリアーノがベンチスタート。メディア予想のとおり、アレクシスとペドロが両翼となった先発イレブン。チャビとイニエスタがインテリオールを構成し、クラシコもほぼこの面子でいくと思われる。

1人目の交代はチャビに代えてアレックス・ソング。そのままインテリオールを務めている。続いてはアレクシスがお役御免となってテージョに出番。ペドロが右へと場所を変えた。最後はマスチェラーノをベンチに下げてアドリアーノがセントラルに。クラシコを意識した采配か?

Titular Final
先発 終了時
Goles
Messi (18)  
Alexis (22)  
Iniesta (34)  
Messi (63)  
Tello (78)  
Messi (87)  
Pedro (90)  
Reporte

天王山となる次節のベルナベウクラシコを前に、チーム周辺の士気を上げる圧倒的勝利。レアル・ソシエダ戦、バジャドリー戦で損なわれたイメージを挽回し、良い手応えと自信を得るのに、このオサスナ戦は絶好の機会となった。個人レベルではハットトリックを決めたレオ・メッシのFCバルセロナでの総得点数が371となり、パウリーノ・アルカンタラの記録(369)を抜いてクラブ歴代最多記録を更新。マドリー戦に向け、大エースのフォームが上がっているのはとても心強い。イニエスタ、ペドロ、アレクシスらも絶好調だ。

ペドロ、アレクシス、メッシ

ヘラルド・マルティーノ監督はこのオサスナ戦に、ザ・バルサといえる布陣を採用し臨んだ。セスクとネイマールをベンチに置き、アレクシスとペドロを両翼に張らせた伝統的4-3-3だ。中盤はチャビ、イニエスタ、ブスケツによる安定感あるトライアングル。最終ラインのみ、前日のトレーニング中に右足首に違和感を覚えたピケを大事をとって休ませ、バルトラとマスチェラーノの臨時的ペアとなっている。

ゲーム序盤に良い感じでプレーを進め、最初の決定機を作り出すことに成功したのはオサスナだった。それは8分のこと。きっかけは最終ラインからのロングボールだ。抜け出したセフードが戻したボールをアルメンテロスが叩き、ビクトル・バルデスがこれをセーブ、こぼれ球をオリオル・リエラが押し込むのだが、リエラはシュートの瞬間に最終ラインより前にいたことでオフサイド。事なきを得たものの、バルサとしては危なっかしい場面だった。

立ち上がりのプレーは正直パッとしなかったバルサではあったが、オサスナのパンチをくらった後は徐々にリズムを上昇させ、相手陣内へとを攻め込んでいく。中央には人がたくさんいたので、崩しは主にサイドを経由した。ペドロとアレクシスが好調ゆえ、今はそれがより可能性を感じさせる。18分の先制点の場面では、まずは左のペドロから中央のチャビを経て、右のアレクシスがエリア深く侵入。そしてそのチレーノのセンタリングを、必殺仕事人の動きでメッシが流し込むという形だった。

イニエスタの左足ゴラッソ炸裂

サンチェスはさらに19分に決定機を演出した後(浮かせたシュートは惜しくもクロスバー上を通過)、22分には勝負をほぼ終わらせる追加点もゲットする。イニエスタとの連係からジョルディ・アルバが左を切り裂き、絶妙のセンタリングをアレクシスが右足アウトサイドで軽やかに押し込んだのだ(2-0)。

安心のリードを手にしたアスルグラナ選手たちの動きは、これでいよいよ軽快となっていく。3点目を決めたのは、この日のMVPの1人だったアンドレス・イニエスタだ。エリア前方左方面でフリーでボールを手にしたドンは、ならば、と左足を一閃。そのイニエスタらしからぬ豪快なるミドルシュートは、イニエスタらしからぬ軌道を描きながら、ゴール右端へと突き刺さっている(34分)。先週末の個人的な不幸ゆえ、笑顔は見せないドンだった。

その後はネットこそ揺らせなかったものの、バルサによる好機が続く。36分、ダニ・アルベスの強力シュートをGKアンドレス・フェルナンデスがコーナーに逃れる。38分、チャビの右足ボレーシュートがGKを強襲。39分、ペドロのニアへ詰めてのシュートがポストのわずかに右など。シュートへの意識が高い、この日のバルサだった。

さらにゴール連発、メッシがアルカンタラ超え

ハーフタイム後も試合の状況に変化はなかった。ゲーム再開早々にジョルディ・アルバが左サイドを崩して見せると、48分にはペドロの鮮やかなターン突破からのシュートがサイドネットへ。これはもし決まっていれば、失神者も出ていたであろうプレーだった。

チーム4点目は63分、得点者はレオ・メッシだ。イニエスタと2人でエリア左サイドにボールを持ち込むと、相手デフェンサが密集する角度のない位置からゴールを陥れてしまうのだからすごい。バルサの10番はこれでパウリーノ・アルカンタラ(369)を抜き、公式戦+親善試合の総得点でもクラブ歴代トップゴレアドールとなった

オレも祭りに入れてくれ、とマニータを完成させたのは77分にアレクシスと代わってピッチに立ったクリスティアン・テージョだ。左方面から中央へと向かい、ゴール右にロスカを叩き込むという得意パターンでの得点(5-0)。弾丸男にとってはこれがリーガでの今季初得点というから意外だ。

たとえ5点差を付けようとも、チャンスとあれば更にゴールを狙うのがバルサ。オサスナさんにはお気の毒なことだが、対戦した時期が悪かったと思ってもらうしかない。6-0の主はまたもレオ・メッシだった。アシストしたダニ・アルベスは自分でもシュートを打てる場面だったが、親友レオのハットトリック達成を優先(87分)。そしてその3分後、ちょうど逆パターンでのチャンスとなったメッシは今度はそのダニにお返しのアシストパスを送るのだが、ペドロがそれを押し込み7-0としている^^

ということで、ベルナベウクラシコ直前の試合を理想的な快勝でものにしたバルセロナ。この調子で来週は、リーガを再び混戦にしてしまおう。

試合終了後のマルティーノ監督のコメントはこちら】